ドウェイン・ジョンソン演じる総合格闘家の愛と挫折、そして再生までを描いた映画『スマッシング・マシーン』

Ⓒ2025 Real Hero Rights LLC

映画ライター杉谷伸子と謎の美女B子によるお気楽映画評論ユニット・お杉とB子が今注目の映画について語る連載「お杉とB子のMOVIE TALK」。今回のお題は、5月15日から全国公開の映画『スマッシング・マシーン』です。


2度目の共演、ロック様&エミリー。これは最強タッグだ

お杉

演技派として認められたい。ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンのそんな思いを感じるね。1990年代後半、日本の総合格闘技イベントPRIDEでも活躍したマーク・ケアーを体当たりで演じてる。

B子

リング上で繰り広げられるのはガチの闘い。ショー的要素を排したから、選手はローマ時代の剣闘士と同じく命懸け。しかも勝利は簡単には手に入らない。観る側にはわからない苦労もたくさんね。

お杉

試合シーンがリアルなの。『ロッキー』にしろ、『レスラー』にしろ、カメラが選手に肉薄するけど、これはリングの外から撮ってる。つまり、格闘技ファンはTV中継で観てる感覚が味わえるのよ。

B子

ライアン・ベイダーや石井慧といった本物の格闘家が出演してるしね。ケアーに関しては私生活にも焦点が当てられ、恋人ドーンとのややこしい関係も描かれる。これがまた、面倒くさい女なんだ。

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お杉

スポーツ選手を支えるタイプじゃないよね。むしろ、キャリアの邪魔をするばかり。なぜ、彼女との関係を絶てないのか? ケアーの弱さがもどかしくてたまらない。ドーンの彼への感情って、もはや愛じゃない。依存というか、執着というか。男と女って難しいよね。

B子

ケアーは、格闘技選手の宿命でもあるケガとの闘いや薬物依存問題も抱え込む。ただ、落ち込む彼を支える仲間やコーチの存在が、すっごく胸アツだったよ。

お杉

そうなの! 同じ世界に生きる者同士だからこその絆があった。ベイダーが演じるマーク・コールマンは、人としても最高じゃね?

B子

格闘技大会の裏側も描かれていて、選手を小バカにする運営側の態度にはムッとしたわ。頂点を目指して闘う男たちをリスペクトしなくてはいけないよね!

information

『スマッシング・マシーン』

監督・脚本/ベニー・サフディ 出演/ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、ライアン・ベイダーほか 5月15日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

Profile

お杉とB子

無差別殺人犯が手にした凶器が、防犯カメラに映らない!? 斬新発想『名無し』(5月22日公開)の佐藤二朗の演技に戦慄。(お杉)

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(5月22日公開)が楽しみ。ヴァンスの運命がわかるかも。(B子)

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イラスト・いいあい

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No.2495掲載

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