キネマ倶楽部の階段を下りたい!
valknee(以下、v):私も来年にはアルバム出したいと思ってる。いろいろ動き始めないと。
ゆっきゅん(以下、ゆ):本当は年1ペースでアルバムを出したいですよね。MVとかもちゃんと作りたいけど、予算との兼ね合いがあって大変。予算があれば一からお花畑とか作ったりしたい。
v:私もお花畑で寝たい!(笑)
ゆ:で、予算だけもらって、全部自分で好きなことをやりたい。やらされるんじゃなくて。
v:だよね。私たちって、曲作りもそれ以外も、いろいろ全部一人でできると思われてる説はある。
ゆ:本当それです。valkneeさんには共感できることが多すぎて!
v:活動の悩みも一緒だね。
ゆ:自分のやりたいことが音楽だけじゃなくて、アートワークとかMVとか見せ方まで含めて結構明確にあるから、自分が納得した形で表現できる体制がいいですよね。いったんやりたい放題に言える状態ってすごいことだと思う。
v:私、制作したアートワークを1年寝かしてたことある(笑)。世の中の人はもっとファストにいろんなものを消費してるのかもしれないけど、私の生活のタイム感はそこまで速くなくて。
ゆ:私、1作目のアルバム制作が遅れたときに、valkneeさんの1年寝かせた話を聞いて安心したのを覚えてます(笑)。
v:人間関係もゆっくり関係値を高めてる感じがするな。
ゆ:作品にすべてを出しているから、ちゃんと作品を聴いてくれている人だったら大切にできる気はする。
v:ちゃんと歌詞にフィールしてきてくれている人とかね。
ゆ:自分のことをアウトプットしてるからこそ、それに理解がある人とは齟齬がないんですよね。
v:そう思うと自己開示って大事だよね。自分はこういう人ですって伝えておくと、わかってる人が集まってきてくれる。
ゆ:無駄なコミュニケーションが発生しないからいいですよね。
v:チーム作りもそうでありたい。これから活動の幅が広がると、関わってもらう人も増えるからね。ライブの舞台監督とか。
ゆ:そうですね。いろんな人に関わってもらって、大きいキャパの箱でライブしたい。
v:東京キネマ倶楽部でツーマンライブするのを目標にしない?
ゆ:やりたい! お互いが大きく成長して、演出とかもちゃんと考えられるようになって。
v:できることも仲間も増えた暁に『anan』で語ってた夢を実現。カッコよすぎるでしょ!
バルニー 2019年に音楽活動を開始。今年4月に1stフルアルバム『Ordinary』をリリース。そのほかにも、和田彩花らアイドルへの楽曲提供、映画『#ミトヤマネ』の主題歌・音楽ディレクションも担当するなど幅広く活動中。
ゆっきゅん 1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。インスタ、Xは@guilty_kyun
※『anan』2024年8月7日号より。写真・幸喜ひかり 文・綿貫大介
(by anan編集部)
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