大相撲が好きです。Netflixのドラマ『サンクチュアリ‐聖域‐』が話題となり、若い人たちの間でも大相撲が再び注目を集めているように感じます。僕はそれ以前からの大相撲ファン。祖父母と一緒に暮らしていたこともあり、子どもの頃からNHKで大相撲中継を観た後、ごはんを食べるというのが日課となっていました。なので長年、毎場所欠かさず大相撲を観戦していました。僕が観るようになってからだけでも、若貴ブームがあり、千代大海や武双山の活躍、朝青龍の独走からの白鵬の一強時代を経て、稀勢の里が横綱になる…。そんな相撲界の流れを平成の時代から追い続けています。
より相撲好きになったきっかけは漫画『バチバチ』を読んだこと。佐藤タカヒロさんが描かれた相撲漫画でとても面白い。名大関といわれた父親が暴力事件を起こし、角界を追放され家族もバラバラに…。それが理由で相撲を憎んでいた主人公・鮫島鯉太郎が角界に入り、横綱を目指していく。スポーツアクションものかと思いきや、部屋のシステムや昇進のシステムなどテレビで見ているだけではわからない相撲界の常識やしきたりについてかなり詳しく描いてあるので、それを知るのも楽しいです。取材には日本相撲協会も協力をしているそうでかなり本格的。
さらにもう一つ、僕を虜にしているのが昨年スタートしたYouTubeの「二子山部屋 sumo food」チャンネル。元大関・雅山が現在親方を務める二子山部屋。雅山関は関取の頃からメディアに積極的に出て相撲人気を世に広めようと努力を続けてきた方。YouTubeというメディアもとても上手に活用し、すでに登録者数は30万人を超えています。相撲部屋のモーニングルーティンを公開したり、力士たちの休日の過ごし方を紹介したり、その中でもみんなが大好きなのは、やっぱり力士飯。当たり前ですがみんなめちゃくちゃ食べまくる! それを眺めているだけでも痛快です。朝ちゃんこから夜ちゃんこまで、ちゃんこ番が料理をするのですが、誰が担当するかによってレシピが毎回違うのも面白い。三段目の出沼が作る唐揚げがめっちゃうまそうで釘付けになります。豪快に8kgもの唐揚げを作って、それを食べまくる力士たちの動画は再生回数もすごいのですが、体力が低下し、食欲も減退してくる夏の時期に見ると、絶対に元気をもらえると思うのでかなりおすすめです!
おかざき・たいいく 7/24(水)「宇治フェス ~DREAM & FUTURE~」(宇治市文化センター)に出演。秋には、ホールワンマンTOUR「盆テク博覧会」を全国5か所で開催。
※『anan』2024年7月17日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND) 文・梅原加奈
(by anan編集部)