いしだあゆみ「毎朝5時からホテルのプールでひと泳ぎ」 日々のルーティンを明かす

エンタメ
2022.10.23
人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。10月のお客様は、趣味は美容と人間観察という、俳優のいしだあゆみさん。第4回目はそんな趣味を楽しむ日々のルーティンのお話と、ananの読者世代へのメッセージをお届けします。
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昔も今も、ずーっと美容に夢中です。

毎朝4時に起きて近所を散歩し、5時から近所のホテルのプールでひと泳ぎ。家に帰ってきて朝ごはんを食べたら、喫茶店やコンビニに出かけてのんびり人間観察をしたり、家でまったりパックをしたり、美顔器を使ったり…。そんなこんなであっという間に一日が終わっていきますね。

実は私、ものすごい美容オタクなんです。若いときから大好きで、メイクをするより落とすほうに時間をかけるタイプ。20歳の頃は、まだ日本では原宿でしか売っていなかったゲランのクリームを、一生懸命塗り込んでいました。ちなみに今は、ドラッグストアで売ってるリーズナブルな化粧品を、たっぷりたっぷり使うのが楽しいです。なんで美容が好きかって、だって小綺麗にしているほうがやっぱり楽しいし、気持ちよくいられますからね。だからうちには、自分の顔がきれいに映る鏡しか置いてないの。でも、いいのよ錯覚だって。自分がそう思えればいいんだから(笑)。

少しでも悩んだら、思い切って方向転換を。

先ほど少し言いましたが、私の趣味は人間観察。撮影現場にいてもどこにいても、ぼーっとしながら人を見ているのが大好きです。そんなふうに長い間世の中を見てきた私が、もっとも昔と変わったと思うのは、働く若い女性が増えたこと。しかも男性よりも本当によく働く! 素晴らしいことだと思います。若い人たち、恋も仕事もエネルギーを存分に使って一生懸命やってほしい。歳を重ねることも素敵ではあるけれど、やっぱりそういうエネルギーって枯渇するんです。だから力があるうちに、存分に頑張ってほしい。

壁にぶつかったり、悩むこともあると思います。ただ私自身は、悩んでしまうときは、その道は選ばないようにしていた気がします。逆に言えば、自分が本当にやりたい、やったほうがいいことは、悩みなく選択できるんですよね。この先あなたが岐路に差し掛かったとき、私の“悩んだら選ばない”というやり方が少しでも役に立ったら嬉しいです。

いしだあゆみ 歌手、俳優。1948年、長崎県生まれ。’64年に歌手デビュー。’69年『ブルー・ライト・ヨコハマ』が大ヒット。その後、俳優としても活躍。代表作にドラマ『北の国から』、映画『駅 STATION』など。

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※『anan』2022年10月26日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・大貫まりこ ヘア&メイク・福沢京子

(by anan編集部)

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