見終わった時に愛について考えたくなる番組です
――まず、参加しようと思ったきっかけを教えてください。
山邊玲音:3年くらい、仕事に没頭している時期があって。でも30歳になり、ふと恋愛の仕方がわからなくなっていたことに気づいたタイミングで番組のことを知って、一大決心しました。
中道理央也:僕は結婚願望が強く、結婚をして幸せな家庭を築くことが人生の夢。だけど、人を本気で好きになることがなく…。そんな恋愛観が変わるんじゃないかと。
阿部大輔:なるほど。僕の場合は、自分のアパレルブランドでなんとか食べられるようになって自信がついて、ようやく、誰かを幸せにできるのではと思えたから。
長谷川惠一:タイミングってあるよね。僕は恋愛に臆病になっている時期を経て一人が楽しいという心境になっていたけど、周りに結婚する人が多くなって焦り始めて。もう一度人と向き合ういいきっかけになるんじゃないかなと思いました。
――男性参加者は17名。ライバルが多い環境下ですが、どんなことを意識して恋愛に臨みましたか。
中道:こんな男女比になること、なかなかないですからね(笑)。前シーズンを見て学んだことですけど、自分をさらけ出すことは、常に考えてました。
山邊:わかる。見栄を張ったり偽りの自分だと響かないと思うから、本当の自分でぶつかることが大事なのかなと。
阿部:僕は最年長ということもあって、経験とか知恵とか、ほかの男性にはないところで勝負できるのではと思ってました。度量のあるところをアピールし、この人についていきたいと思ってもらえたらなと。正直、最初は、こんな大勢の前で恋愛するなんてできないかも、と思っていたけど、恥ずかしいとか思う隙もないくらいみんな必死で(笑)。周りがどうとか、本当にどうでもよくなった。
中道:むしろ見せつけてやる! くらいのメンタルでしたね。
――バチェロレッテの第一印象を教えてください。
長谷川:最初の自己紹介の時、お互いにめちゃくちゃ緊張しているのがわかったんですけど、それなのに彼女はリードしようと頑張ってくださって尊敬しかないです。
中道:本当、緊張したわ。ドレスの色すら覚えてないくらいだもん(笑)。でも、笑顔が本当に素敵だと思った。やっぱり笑顔って内面が表れるものじゃないですか? あと、参加者の目をしっかりと見てくださるんです。
山邊:それに、めちゃくちゃしっかりしてる。さすが経営者だなって思ったし、自分のパーソナリティを話してくれるのがありがたかった。でも堅い一面だけじゃなく、ユーモアがあって身近に感じるところもあって、ノリが合うかもと思えたのも嬉しかった。
阿部:そう、めちゃくちゃ気さく。飾らないしカッコつけないし、人懐っこい。だから、「引かれるかな」と心配することなく、真正面から向き合えた気がする。
長谷川:素が出せるんだよね。僕らが旅に没頭できたのは、彼女の魅力のなせるワザだと思う。
――では、みなさんのアピールポイントを教えてください。
阿部:とにかく尽くして、わがままをすべて叶えられるように動くところです。やってもらうより自分がやるほうが好きだし、そうじゃないと燃えないんです。そんな部分が見えるかどうかは…番組をぜひ見てください。
山邊:あら~! 宣伝上手!
長谷川:慣れてきたね~!
中道:僕の場合は、明るさ。一緒にいると元気になれる、楽しくなれる空気作りは得意かな。でも、この旅を通じて、明るさだけでなく、真剣に向き合うことや、普段見せない部分もさらけ出すことが大事だと気づけました。
山邊:旅に残る男性を選ばなきゃいけないので、一番しんどいのは(尾﨑)美紀さんだと思います。楽しいことと辛いことのジェットコースターというか。だからこそ、僕といる時はネガティブなことを忘れられるような居心地の良さを作ろうと思っていました。あとは細かい変化に気づく。ファッションとかネイル、髪型の変化を気づかれるのが嫌いな人って、あんまりいないと思うので。
中道:(山邊さんに)あれ、髪型変えました?
山邊:変わってないわ(笑)。
長谷川:僕も、居心地がいい空間作りは意識してたかな。そのほうがまた会いたいと思ってもらえそうで。あと、デートなど二人でいる時に起こったことや話したことをノートにまとめて頭に入れたり。「覚えてくれてるんだ」って嬉しいじゃないですか。
――では最後に、番組の一番の見どころを教えてください。
阿部:十人十色のバラエティに富んだ男性メンバーのアプローチの方法は、すごく勉強になりました。でも、(長谷川)惠一はずるいよ。普段は寡黙なのに、だからこそ話した時の威力が強いから。
長谷川:ありがとう(笑)。毎回、カクテルパーティでの本気の戦いぶりは見どころなのかなと。1話からバトルが繰り広げられていて、回が進むにつれ激しくなっていくので。本当に辛いんです。
山邊:みなさんが思うより殺伐としてます(笑)。
阿部:闘争心の強いメンバーが多いからなのか、デートへ行くためにアピールがすごかったから。
中道:でも、この旅でライバルなんだけど親友と呼べる人たちに出会えました。まあ、この3人は違うんですけど。
3人:おい!
中道:うそうそ(笑)。旅が終わってからも仲良くしたいと思えるような、恋愛とはまた別の友情部分も見どころなのかなって。特殊な環境なので、喜怒哀楽がいつもより出るのか、お互いの人間らしいところを感じたからかも。
山邊:ジェイ(別の参加男性)とか、可愛いし、思慮深くて発言するとハッとすることも。男女問わず、みんなに愛される人だと思う。
中道:一緒に筋トレをしていたらドリンクを持ってきてくれたりしたことも(笑)。
山邊:この番組は“真実の愛を見つける”というテーマだけど、それは人生のテーマであり、ハードルが高いと思う。ただバチェロレッテと接するだけじゃなく、他の参加者とのバトルやコミュニケーションも含めて、本当に正解がないというか。見終えた時に「愛ってなんだろう」と問いかけがあるし、恋愛には正解がないと思えるはず。anan読者のみなさんの感想も、聞いてみたいです!
長谷川:本当だね。
全員:ぜひ見てくださ~い!
『バチェロレッテ・ジャパン シーズン2』
配信開始日:2022年7月7日(木)夜10時よりPrime Videoにて独占配信開始(全10話)
7月7日(木)夜10時 第1話~第3話
7月14日(木)夜10時 第4話~第6話
7月21日(木)夜10時 第7話~第8話
7月28日(木)夜10時 第9話~第10話
©2022 Warner Bros. International Television Production Limited
写真右から、
あべ・だいすけ デザイナー。40歳。岡山県出身。参加者の中で最年長。落ち着きのある柔らかなムードが持ち味。
はせがわ・けいいち プロバスケットボール選手。36歳。新潟県出身。一本気で真面目な性格ながら気弱な一面あり。
なかみち・りおん パーソナルトレーナー。24歳。大阪府出身。バキバキの肉体でバチェロレッテにアプローチ。
やまべ・れおん ダンサー、歌手。30歳。神奈川県出身。華やかなルックスと高いコミュニケーション能力が武器。
※『anan』2022年7月13日号より。写真・中島慶子 取材、文・重信 綾
(by anan編集部)