猫を抱えてなんとも優しげな表情でカメラの前に現れた草刈正雄さん。そんな草刈さんの胸の中で愛らしい顔でカメラに目線を送るのは、現在放送中のドラマ『おじさまと猫』で共演しているふくまるだ。

「この役は俺がやらなくちゃ!」と思いました(笑)

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「僕が演じているのは妻を亡くした元ピアニストの神田冬樹。ある日たまたま立ち寄ったペットショップで猫のふくまると出会い、一緒に生活するうちに笑顔を取り戻していく…という、おじさまとふくまるの愛情物語なんですが、お話をもらったときに原作漫画の表紙を見て、“あ、この役は俺がやらなくちゃ!”と思ったぐらい神田の見た目が僕と似ていると感じたんです(笑)。台本には、神田のちょっとネガティブな考え方や、芸術家ならではの独特な感覚がちゃんと書き出されているのも面白いなって。あまり考えずに素直に役に入れたのは、そういう一風変わった性格もまた、僕に似ていたからかもしれませんね」

ふくまるの声を演じている神木隆之介さんについても絶賛している。

「撮影に入る前の本読みで神木さんが第一声を発したとき、共演者やスタッフたちから拍手が起きたぐらいぴったりで。相手が人間ではないところに最初は不安もあったんですが、神木さんの声やいろんな表情を見せてくれるふくまるが、撮影を重ねるごとに心ある猫ちゃんになっていくので感動しました。動きもとてもリアルなので、俳優同士で演じているのと変わらずに泣いたり笑ったりできて苦労なく演じています」

「実はプライベートでもペットに癒されているんです」と頬を緩ませるが、芸能生活50周年を迎えた今でも若々しくいられる秘訣は、ペットたちの存在にもあるよう。

「昔は猫も飼っていて、仕事で家に帰るのが遅いと、玄関を開けた途端に猫ちゃんが『ニャンニャー!』と鳴いて、それが僕には『なんでこんなに遅くなったんだ、早く帰ってこいよ!』って喋っているように聞こえるんです。疲れも吹っ飛んじゃうぐらい可愛くて、ついつい愛情を注いでしまうんですよね。そんなポジティブな感情や愛情はふくまると接していても自然に抱いているし、ふくまると一緒に成長していく神田の姿も見どころの一つになると思います。’21年の始まりは、おじさまと猫のコンビを見てほっこりしていただけるとうれしいですね。ふくまるブームもくる、と信じています(笑)」

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『おじさまと猫』 原作は桜井海の累計170万部を誇る人気コミック『おじさまと猫』(SQUARE ENIX)。毎週水曜、深夜0時58分よりテレ東ほかにて放送中。またParaviでも独占先行配信中。©「おじさまと猫」製作委員会

くさかり・まさお 1952年9月5日生まれ、福岡県出身。'70年にモデルデビュー後、俳優の道へ。'74年『卑弥呼』でスクリーンデビュー。ドラマ『真田丸』『なつぞら』、映画『記憶にございません!』など話題作多数。ジャケット¥23,000 スラックス¥6,900(共にORIHICA池袋東口店) シャツはスタイリスト私物

※『anan』2021年1月27日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・九(Yolken) ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken) インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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