岡崎体育は「使い勝手がいい」? フィーチャリングとコラボの違いを解説

エンタメ
2020.05.26
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「フィーチャリング」です。
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よくミュージシャン同士が一緒に音源を出すときに使われる“フィーチャリング”とは何か、コラボ(レーション)との違いは何なのか。みなさん、疑問に思われるかもしれません。フィーチャリングは“客演”のことで、メインとなるアーティストの人が招いた相手を特色として際立たせたり、特徴づけたりするような作品作りをすることを指します。主体はメインのミュージシャンにあります。歌わないトラックメーカーの方がボーカリストを招いて自分の曲として発表するのは、まさにフィーチャリング。

一方で、“○○&●●”とか“○○×●●”と表記するようなものはコラボで、一方の人が主導権を持つフィーチャリングよりもう少し、アーティスト同士の立場や意識がイーブンで、お互いがお互いの作品としてやっていることが多い。一から一緒に作っていくイメージです。

だいたいこういうことだと思いますが、これに当てはまらない制作スタイルや考え方もあると思います。なので、フィーチャリングやコラボというワードが出てきたら、そんなに深く考えずに「あ、あの人とあの人が一緒にやってんやな」くらいの感覚で理解いただけたら、それで十分なのではないかと思います。

岡崎体育としては、フィーチャリングに呼んでいただく機会が結構多く、ありがたいなあと思っています。でも、何ででしょうね? 一人だから呼びやすいのでしょうか。バンドよりスケジュール取りやすいし、お弁当も一つでええし、使い勝手がいいんでしょうね。ネタ曲などおふざけも得意なスタイルでやっていますが意外とコミックソング的な同ジャンルっぽい方より、真摯に音楽と向き合っているような方々からお声掛けいただくことが多い感じがします。味を変えたい、ちょっとアクセント利かせたいというときに岡崎体育はちょうどいいのかもしれません。

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普段、音楽制作を一人でやっているので、呼んでいただくととても新鮮な気持ちで、僕としても毎回楽しくやらせていただいています。一緒に一つの作品を作り上げるわけですから、お互いの距離感も縮まります。それもまたいいです。学生時代、バンドを組んでいたときは協調性がなく、誰とも共同作業ができなかった僕ですが、今や、そうそうたるアーティストたちと対等にやり合えるようになっています。自分で自分に「大人になったもんやな…」と感心しています。

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※『anan』2020年5月27日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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