岡崎体育には「かわいさ」が溢れてる? 「体型、顔面を使い…」と本人談

エンタメ
2020.04.20
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「かわいげ」です。
Okazaki

ミュージシャンに限らず、他人から「かわいい」と思ってもらえることって大事じゃないかなと思います。「かわいげ」を出すことをそれこそ天然で無意識にできている人もいるし、思い切り意識的にしている人もいると思います。これは僕の持論なんですけれど、マジでかっこいい人やかわいい人が中途半端にかわいげを醸し出そうとすると、かわいげの谷に落ちてしまい、好感度が下がりやすい傾向があると思います。

例えば、アイドルの子が自己紹介などで、「実は、中身おっさん」というキャラクターでかわいげを演出しようとしたとします。でも、そのおっさんぶりが中途半端で「鯵の干物が好きだから」くらいのしょーもない感じのネタしか持ってないとすると、あざとさや薄さが目立ってしまい、他にも多数いるだろう「中身おっさん女子」の集合体の一部にしかならず、結局、かわいげの谷に落ち、そこで注目されることはなくなってしまいます。ともすると、勘のいいSNSクラスターからは「あいつ、わざとらしく、かわいげ出しているな」と見透かされ、ファンを遠ざけてしまう結果にも繋がってしまいます。

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一方、僕はというと幸運なことに、ルックスですでにディスアドバンテージを得ている結果、高度なかわいげが備わっています。この体型、この顔面を最大限に利用しているので、もう、何やってもかわいさが溢れます。わざと、イケメンがやるようなウィンクだとかキメたことをやったとして、素直に「体育くん、かわいい!」と思ってくれるファンもいますし、一方で「あいつなんのつもりでやっとんねん」と、僕流のギャグやと理解して笑ってくれる方々もいる。参考映像として、ライブでトロッコに乗る僕の動画を見てほしいです。アイドルのようにトロッコで笑顔を振りまいています。それが、なんかむっちゃむかつくけど、笑って許せるかわいげがある。僕はどの層にも響くかわいげを手に入れているので、かなり最強のはず。僕のほかに、ここまでのレベルのかわいげを振りまいているのは、さかなくんくらいかなと思います。さかなくんも、自身の感覚や世界を持ってめちゃくちゃ振り切っておられる。その言動がとても愛されている方です。かわいげを理解している僕からすると、大事なのは0か100か、です。中途半端にかわいく見せようとするのが一番かわいげが出ない。振り切ってみる勇気、大事です!

おかざきたいいく NHK総合テレビで放送中の、よるドラ『いいね!光源氏くん』(毎週土曜23:30~)の主題歌を担当。岡崎体育節炸裂のポップチューンで、タイトルは「ニニニニニ」。4/12より配信中。

※『anan』2020年4月22日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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