3人の名を冠する、新たな三部作の第一章! 「NEWS LIVE TOUR 2026 /// KMK 」が示すNEWSの“現在”をレポート。

23周年も、弾ける笑顔で「チャンカパーナ」!

9月15日に結成23周年を迎えたグループ・NEWS。今年8月より、2028年に迎えるグループ25周年に向けて始動したプロジェクト“NEWS新三部作”の第一章となる全国ツアー「NEWS LIVE TOUR 2026 /// KMK」を開催。横浜アリーナで行われた10月6日(火)夜公演の模様をレポートします。


結成25周年に向けた“新三部作”が始動!

25周年に向けた新たな物語の始まりを3人で切り開いていくという強い想いが込められたアルバム『KMK』を背負ったツアーを開催中のNEWS。「NEWS 25th ANNIVERSARY TRILOGY –WE ARE NEWS–」と題したプロジェクトの第一章「KMK」が描くのは、彼らの“現在”だ。

オープニングでは、客席の通路を通るというサプライズで登場。大歓声を浴びながら、赤い照明にギラギラと照らされ威風堂々ステージに向かって歩くという粋な演出で驚かせた。そこから向かうメインステージは、360度どの方向からも観客の声を感じられるようにという想いが込められた3人を象徴する三角形のステージだ。そこに小山慶一郎さん、増田貴久さん、加藤シゲアキさんが揃ったところで、新三部作の幕開けを象徴する楽曲「WE ARE NEWS -Episode 1-」からスタート。未来に繋ぐ音楽を盛大に祝おうと、NEWSの新たな物語の第一歩にふさわしい希望に溢れたナンバーを金銀のキラキラ吹き上げが舞い散る中で熱く届けた。

「A Real Man」ではジュニア&バックダンサーたちと360度ステージを行進しながらダンス。イントロが流れると、“待ってました”と言わんばかりの歓声が上がった「チャンカパーナ」ではスタンドマイクを前に歌い、増田さんが「約束するよ、チャンカパーナ」と叫べば小山さんが「横浜、楽しんでいきましょう!」と呼応する。そして、疾走感溢れるNEWSの新たなキラーチューン「KMK」では、リフターから会場を愛おしそうに見渡しながら歌う3人。「METROCK2026」で初披露したこの曲では、ハンズアップで一体感が一気に高まり、NEWSとTeam NEWSの絆を見せつけられた。

ブロックごとに異なるツアーの衣装デザインは増田さんが手掛けたもの。オープニングから1stブロックで纏ったのは、ひらめく装飾が目を引く白い衣装。「KMK」の文字が型取りされているなど、細かい部分まで遊び心がいっぱい。三部作ならではの想いが込められた衣装がメンバーそれぞれの魅力を引き出している。

3人のこだわりは、衣装以外にも随所に盛り込まれている。演出では、NEWSのライブではおなじみのインタールードで物語を繋いでいる点にも注目したい。今回は映像に本ツアーの案内人として、声優・俳優の津田健次郎さんが出演。「3年前のキミへ」という謎めいたタイトルから物語が始まり、「KMK」の世界により深く没入できるように誘っていく。

三者三様の個性が光ったソロコーナー

2ndブロックでは世界観が異なるソロコーナーも披露。アコーディオンが奏でるムーディなイントロから始まり、加藤さんが「幸せなら手を叩こう」と呼びかけた「Hands」は、ダンサーと加藤さんの一糸乱れぬ手振りダンスが特徴的。作詞作曲も加藤さんが手掛けたこの曲は、NEWSのこれまでの歩みと今がリアルに描かれた一曲。“憧れだけが生きる理由”とうたう、加藤さんの夢を追い続ける日々は終わらない。

小山さんのソロ曲「DROP」は、ファンなら見覚えのあるVlog風の映像から始まる。42歳アイドルである小山さんが自信たっぷりに「盛れてます、俺」とビジュアルに自信を覗かせるユーモアたっぷりな曲で、“アイドル宣言!”。ノースリーブのタンクトップ衣装で鍛え上げられた二の腕をアピールしつつ、ラストはキュートに「ごちそうさま」と手を合わせる姿は、さすがの一言!?

増田さんのソロ「Lost in the rain...」は、アコースティックサウンドでお届け。ギターの音色が美しく奏でられる中で、椅子に腰かけて色気たっぷりにしっとりとした美声を聴かせる。ラストのささやくような英語のフレーズに会場はうっとり! ここまでの疾走感から、一気に増田さんが奏でる音楽の世界に切り替わった。

お姫にメンズ、もはやなんでもいい!? ファンと交流する自由すぎるMC

小山さんの「メンズ~、お姫~」と会場に呼びかける声で始まったMC。「お姫で大丈夫?」と小山さんが言い出したことから、加藤さんが「ここは夢の世界で現実逃避というか。お姫と言われたら何も考えず返事をすればいい。多分、メンズの時も返事をしてる。何でもいい」と、ファンの皆さんなら「メンズ」や「お姫」だけでなく、どんな呼びかけでもコール&レスポンスしてくれると自信を覗かせる。何でもいいなら、と増田さんは「ワンちゃん」、加藤さんは「子猫ちゃん、ミツバチちゃん」と可愛い動物や昆虫のイメージでファンに呼びかけると、毎回「イエーイ!」とノリ良く返す会場。すると、ファンのレスポンスの声が少しずつ減るように動物園しばりで呼びかける謎のゲームも開催。

ここで増田さんが「小山は天然ボケキャラに思われたい人。さっき、スムージーを作れるミキサーでプロテインの粉、バナナ、氷とミルクを入れて10数分混ぜてたわけ。これ以上ないほどかき回したのにマドラーでまた混ぜてた(笑)」と楽屋裏の小山さんの天然エピソードを紹介しつつ、その後また「うさぎちゃん」「ラッコちゃん」「化け猫」「サイ」「ミーアキャット」「オカピ」など3人が次々と動物の名前をあげていき、ファンの「イエーイ」の反応が減っていくか、MCタイムを大幅に割いて大検証。加藤さんが「やめようか」と言うまで、延々と検証し続けるメンバーと、仲良しTeam NEWSにほっこり!? な時間となった。

「一緒でしょうか!?」 何年経っても変わらない仲良しトークに爆笑

この後の話題は、公開中の映画『踊る大捜査線 N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』への増田さんの出演について。舞台挨拶で「俳優みたいな恰好してきましたと言ったら、滑った(笑)」とアウェイな空気になったと笑う増田さん。

加藤さん、小山さんも含め3人とも舞台挨拶経験アリという話の流れから、小山さんが料理本『NEWS 小山慶一郎×みきママの超簡単おうちごはんレシピ 小山姉弟の食卓』を発売した話へ。増田さんも過去にスタイルブックを発売した経験があるため、小説家としても活躍する加藤さんは言わずもがな、メンバー全員書籍を発売できたと胸を張り、喜ぶ小山さん。すると加藤さんは祝福しつつも、「だーがー!? 私がやってきたこの15年以上の100万字以上の物語、小説、戯曲と一緒でしょうか!? 果たして一緒でしょうか!?」と瞳孔を見開き、声を荒らげて猛抗議! 二人に「目が怖い(笑)」と少し引かれながらも、活き活きしまくる加藤さんに会場は大爆笑。ロングタイムのMCでさすがに自由に話しすぎたと思ったのか、3人は「最後の挨拶はちゃんとやろう」と言い合い、加藤さんが「23年やると、真面目に(MC)やるのが恥ずかしい」と本音を漏らす場面も。わちゃわちゃなやりとりが23年経っても健在なのが、NEWSの魅力でもある。

NEWSという世界の幅広さを見せる和×ファンタジーの“問い”

再開されたライブでは空気が一変。小山さんが「むかーしむかし、あるところに…」と語り部を務め、増田さんが桃太郎、加藤さんが鬼となって日本昔ばなしの「桃太郎」をNEWSなりに新解釈した「オニサンコチラ」では、レーザー光線が飛び交い、炎の特効がガンガン上がる中で、三者それぞれの立場からの物語が描かれる。インパクトたっぷりなのが、繰り返される“悪いのだぁれ”というフレーズ。誰が正義で誰が悪なのか。正義とは何かを考えさせられる歌詞にも注目だ。フードに角がついた加藤さんの鬼の衣装など、楽曲の世界観構築に大きく貢献したこの衣装も増田さんがデザインを手掛けている。続く「うらめしや」でも、奇妙な雰囲気の中、攻めのラップを繰り広げ、ダークサイドな切り口でNEWSの魅力をあぶり出していく。

後半戦は、NEWSのこれまでの歩みを感じさせるヒットメドレー!

トロッコに乗り込み、ファンの目の前で懐かしの曲を歌い繋いだのは、ラストスパートのヒット曲メドレーのコーナー。小山さんの「横浜飛べるかー?」の声から始まった「weeeek」では横浜アリーナが揺れるジャンプで一体に。「希望~Yell~」では、「フレー! フレー!」と会場も全員で手振り。「皆さんこの歌、うたえますか?」と小山さんが尋ねた「SUMMER TIME」ではみんなで一緒に大合唱。「ポコポンペコーリャ」では可愛らしい振り付けを踊りきり、ファンが見たいNEWSが堪能できる充実の時間。NEWSのこれまでの歴史を感じさせる楽曲のオンパレードに笑顔が溢れた。メドレーのラストは、アルバムに収録されたシンガーソングライターのmiwaさん作詞作曲の「サマーサイダー」。パッション全開、はじけまくりの3人が観客と一緒にタオルをブンブン振り回して、大暴れ。会場のボルテージは最高潮に!

興奮冷めやらぬなか始まった終盤の挨拶は小山さんから。「楽しかった? 楽しかったよね!」とコール&レスポンスしてから、「俺もこの時間が一生続けばいいのにと思ってる。これ三部作だからいけるんじゃない? 二部、三部と来るよね? 一部を観ちゃったってことは、変なところで終わりたくないでしょ。浮気すんなよ! 帰ってくればいい(笑)。25年を一緒に迎えよう」と長年連れ添ってきたファンに呼びかける。そして、「みんなに言いたいことがある。さっき僕は昔話を2回した。あそこから2曲、何も耳の中が聞こえなかったんだ。だけど、“昔々”で行けただろ? これが芸歴です! あたしゃ26年目だ! だからさ、みんながどうやったら幸せになれるのか、理解しているつもりです。みんなの人生の、この時間をちょっと預かっている気持ちです。なので、これからもNEWSに寄りかかって、皆さんの大切な時間を僕たちにゆだねて、どうか幸せになってください。というか、幸せにします!」とプロポーズのような言葉を。最後に「今日はダメでも、明日から頑張ろう」と叫ぶと、ファンから「お前がな!」と愛あるレスポンスが。幸せな空間を抱き締めるような表情が印象的だった。

続いては増田さん。タオルを振り回した楽曲「サマーサイダー」でホコリが宙に舞っていたことから生まれたホコリの即興ソングを歌い上げると会場は手拍子で盛り上げる。「四部作を以前やらせてもらった時に、『STORY』のコンサートのセンターステージでみんなに囲まれて、NEWS の歌を真ん中でうたいたいなということと、客席に歩いて登場して、すごい歓声の中で『わーっ』って始まったらいいよねっていう夢を想い描いていて。コロナ禍で声が出せなかったから叶えられなかったんですけど、今回三部作やるよっていう時に、『STORY』でできなかったこと、叶ってないことをみんなのおかげで叶えられました。ありがとうございます!」と360度ステージとオープニングの客席からの登場シーンについて溢れる想いを告げる。

再び、「ホコリすごい♪ ホコリが鼻に入ったよ♪ 誰かほじくってくれ♪ たくさん溜めてまたタオルにして 洗ってまた振り回して♪」と、バンドの生演奏でホコリの歌をうたってから、「そんなことが言いたいんじゃない! ちょっと長くなってしまいましたが…。小山が芸歴26年と言っていましたけど、私は28年になりました。先輩ですね」とドヤ顔。「ということで、僕はまたここに帰ってきたい。みんなもここに帰ってきてほしい。僕らはね、『STORY』のツアーの時に、全国アリーナツアーと三大ドームツアー、 NEWS 史上最大ツアーをしようと思っていたけど、それはできませんでした。なので、いつになるか分からないけど。この三部作の最後かな? また大きいところへみんなを連れていきたい。みんなが連れていってくれなくても俺は行く! でも俺が行ってもみんなが来てくれなかったら楽しくないんだよー! また同じ景色を一緒に見ましょう、今日はありがとうございました!」と三部作の最後には、大きな会場に連れていくことをファンに約束!

挨拶を終えると再び、ホコリの歌をうたう増田さんに加藤さんも「イェイ、ホコリ♪」とのっかり、掛け合いでホコリソングを。それから加藤さんが「NEWS のライブもまもなく終わりとなってしまいます。 と言っても、結構曲を歌いました。シゲたち頑張りましたよ(笑)。いかがでしたか? NEWS。 楽しかったですか? カッコよかったですか? 可愛かったですか? もっと好きになっちゃいましたか? 愛しちゃいましたか?」と会場に怒涛の質問攻め。

そして、“KMK”で頭文字大喜利が開始。「NEWS のいいところ! K、カッコいい。M、魅力的。K、キャー!!」と高い声で叫ぶ加藤さんに「最悪!」と小山さん。増田さんも「初めのKとMも弱いし」とダメ出し。めげない加藤さんは次に「今日miwa来てる。KMK!」「感謝miwa感謝。KMK」と会場に来ていたmiwaさんにお礼を言ってから、あまり面識がないのに呼び捨てしたことも謝罪、次回は冬の曲をmiwaさんに曲を書いてほしいとちゃっかりお願いするプチ暴走。小山さんは、「シゲがちゃんとやってくれないと!」と上手いトークの締めを期待して、なぜかちょっと嬉しそうにやれやれの表情。

改めて加藤さんは仕切り直し、三部作への想いを。「二部作、三部作と最後まで駆け抜けて25周年、四半世紀を目指して、私たち頑張りたいと思っています。僕たち三人だけでできることはそんなに多くないかもしれない。でも、今日来てくれているみんなだけは守りたい! 僕たちと取った手を絶対に離さずに守り続けたい。でも、頑張るためにはやっぱり応援してほしいな。…応援って何だろう? 気持ちも大事だけど。先ほど皆さんが回したタオル、どうして回してない方がいらっしゃるんですか? どうして、今回のツアーじゃないタオルを回しているんですか? (小山「いいだろ別に!」)ダメです!(会場のオレンジツアーTシャツを見渡して)なんでもっとオレンジじゃないんですか? ダメです! オレンジの世界を僕たちに見せてください」と感情を爆発させながら、今度はファンへの愛あるダメ出しを連発して笑わせる。

「NEWSのライブに来ればタオルを振って二の腕が引き締まりします。『weeeek』で跳んで全身痩せできます。汗をかいたら、Tシャツに着替えればいいじゃない。オレンジの Tシャツ、何枚あってもいいじゃない。そんな荷物は全部(グッズの)カバンに入れたらいいじゃない。同じカバンだったらどれか分かんなくなるんでね。キーホルダーアレンジして使えばいいじゃない。みんなのことを思って、これらのグッズを作り、皆さんの元に届けておりますので、ぜひこれからもNEWSを応援してください」とファンのために考えたというツアーグッズへの手厚いアピールまで発展して、加藤さんの言葉が終了。

挨拶の内容に反しなんだかしっとりした雰囲気に、「しんみりするの、止められる?(笑)」と苦笑いの増田さん。「しんみりしてんの、ミュージックのせいだぞ」とムーディなバンド演奏のせいだと主張する加藤さんが「どうすりゃいいんだよ。俺だって、一生懸命やってんだよ! 芸歴28年だよ! 99年入所だな…」と嘆くと、場を切り替えるように、小山さんが再び「メンズ~! お姫~!」と会場をあおり、「今日は楽しかったですか? 皆さん、ここは決してMCではありません。最後の挨拶です。ここが長くなってしまうのがNEWS。よろしくね、これからもついてこいよ」と頼もしく締めくくった。

わちゃわちゃなやりとりで盛り上がった後、ラスト曲は、アルバム『KMK』、そして三部作・第一章の最後を締めくくる「エール」へ。繰り返しサビで「友よ」と呼びかける3人。昔の自分が今の自分に語りかけているようなイメージから生まれた楽曲というこの曲は、今を生きる自分へ送る“エール”。いつかの約束や願った夢を再確認するような、まだ終われない物語を紡ぐ歌だ。NEWSにとってはもちろん、聴く人にとっても大きな力になる応援歌。彼らの力強い歌声に共鳴するかのように、会場が大合唱をすると未来への希望の光が見えるような気がした。NEWSらしい壮大でドラマティックなナンバーで幕を閉じた三部作の第一章。25周年へと歩み出したNEWSとTeam NEWS。3人の絆が強固な今、新たな物語は、希望に満ち溢れたものになりそうだ。

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写真・小池理恵 取材、文・福田恵子

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