禁断の『魔女の花』との出合いをきっかけに、一人の少女が大冒険へと巻き込まれていく長編アニメーション映画『メアリと魔女の花』。杉咲花さんは、天真爛漫でいつも失敗ばかりの主人公・メアリの声を演じる。
「メアリはすごく気が優しいので、困っている人がいるとすぐ助けてあげようとするんです。でも不器用だから全部失敗してしまう。そんな姿がただ愛おしくて、かわいくて。台本を読み終えたとき、あぁ私は本当にメアリが好きだなぁという気持ちで胸がいっぱいになりました」
そんな思いと同時に、どんな試練が立ちはだかっても決して諦めない勇敢な姿に、杉咲さん自身も勇気をもらったと言う。
「メアリはいつも一生懸命で、いい意味でも悪い意味でも感情のままに行動するんです。失敗を恐れないのは、自分を信じているからこそ。私は先回りしてあれこれ考えてしまうタイプなので、メアリが羨ましい!」
決して完璧ではないけれど、自分を信じて前進することを忘れない。そんなひたむきさが杉咲さんの理想とするヒロイン像。
「大好きな映画『スワロウテイル』(1996)のヒロイン、グリコも、自分が完璧じゃないと知っていて、それでもどうにか相手と向き合っていこうとする。そんな姿が人間らしくて素敵だなって。メアリとグリコは全然違うキャラクターですけど、こんな人間らしさや同性が憧れるという部分は似ていますよね」
実はメアリと杉咲さんには、とある意外な共通点が。
「メアリが魔法大学のマダムにコンプレックスの赤毛を褒められるシーンがあるのですが、私も昔からクセっ毛とそばかすがコンプレックスだったんです。でもメイクさんに褒められてから、あまり気にならなくなって。この映画では、自分の欠点も人目には魅力に映るということを教えてくれている。映画のように魔法は使えなくても、誰かの些細な言葉で魔法にかけられたように幸せな気分になれることが、日常にはたくさん転がっているということもこの映画で感じていただけたら嬉しいです」
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