「『RENT』のことも知らなくて、オーディションが決まって慌ててDVDを観たんです。でも、舞台の映像でも感動するんだって思うくらい響くものがありました。それまで音楽はオーケストラばかり聴いていたんですが、旋律の素晴らしさに共鳴して音楽で初めて涙してしまって」
掴んだ役は、ストーリーテラーの役割を担うマーク。夢を追うボヘミアンのひとりだが、仲間たちの姿をカメラで追う彼は、つねに傍観者の立場に。穏やかななかに、自嘲や焦燥、葛藤を滲ませた前回の村井さんのマークは高い評価を受けた。
「マークって、ハモりはいつも下ハモだし、役も周りを支えるポジションだから燃焼しきれない部分があるんですよね。ただ僕自身は、計算して役を作るというより、共演者によってリズムや雰囲気が変わるタイプなので、評価をいただけたとしたら、仲間に恵まれたんだと思います」
マークの親友・ロジャーは、前回から引き続きWキャスト。
「堂珍(嘉邦)さんのロジャーは、どんどん引いていくので、マークの方から掴みにいく感じなんですけれど、ユナクさん(超新星)は、とにかくぶつかってくるので、こちらもぶつかり返していく感じ。演出家のアンディは、『塗り固めたキャラクターをやらないでください。あなた自身がRENTなんですから』と言うんです。だから彼らに影響されながら、いまの僕ならではのマークを探したいと思います。お客さんにも、自分らしく楽しんでほしいです。興がのったなら、『フ~!』とか『イェ~!』ってどんどん言ってくれていい。自由に観てください」
【人気記事】
※本当に細くなる!? 噂の「脚パカ」で簡単エクササイズ!
※ 【彼女気取りかよ…】男が友達に晒した「ドン引き女子LINE」3つ
※この手があった!便秘、下腹、体重の変化が!anan総研(PR)