文/寒川あゆみ
口腔ケアはエチケットの意味でも重要
毎日の歯磨きは、年齢を重ねたときに健康な状態で歯や歯茎を残しておくためだけでなく、見た目や口臭予防などのエチケットとしても大切なこと。
マスクを外したときの口元の印象や口臭が気にならないように、日頃からケアをしておくのがおすすめです。
歯科医院を訪れてわかったトラブル
筆者はしばらく歯のトラブルとは無縁だったため、歯科医院に行く習慣がありませんでした。しかし、詰め物が取れたことがきっかけで、久しぶりに歯科医院を訪れることに。口腔内をチェックしてもらったところ、3つのことがわかりました。
1.虫歯はなかった
2.しかし、昔の治療の手直しが必要(見えない部分が将来虫歯になってしまうと大変なことに)
3.歯茎にトラブルがある(放置すると将来歯周病となり、治療ができない状態になってしまうことも)
筆者のように、痛みや違和感がないので歯科医院に行っていないという人もいるでしょう。しかし、症状が進行すると治療の規模が大きくなったり、通院期間が長引いて費用がかかることも。
なるべく自分の歯を維持するためには、定期的に歯科医院に行って口腔内の状態を知ることと、毎日の歯磨きに加えて歯垢・歯石汚れの除去といった定期的なケアが大切だということに改めて気づきました。
トラブル予防に! 無理なく続けられる口腔ケア
口腔ケアには、以下のような目的や役割があります。
・歯の表面や周辺、歯茎に汚れを溜めない
・虫歯、口内炎、歯肉炎、歯周病といったトラブルを防ぐ
・見た目をきれいに保つ
・口臭を予防する
筆者はこれまでなんとなく歯ブラシを選び、歯を磨いてきました。しかし、ヘッドの大きさやブラシの硬さが合っていなかったり、間違った磨き方をしていたりすると、磨き残しや歯・歯茎を傷つける原因になりうることを改めて知りました。
筆者は、歯科医院ですすめられた『ライオン』の「DENT.MAXIMA(デント マキシマ)」を愛用。磨くときは手の力を抜いて、歯と歯茎の間を斜め45度の角度で磨くようにしています。
なお、歯ブラシは汚れが溜まりやすいので月に1回は交換しましょう。
歯ブラシだけでは汚れが落としきれていないこともあります。筆者は歯ブラシで“予洗い”した後にデンタルフロスで歯間を磨き、歯ブラシで本洗いという3手順で行っています。
デンタルフロスには様々な種類がありますが、筆者は『ライオン』の「DENT.EX ウルトラフロス」(写真左側の2本)と、『マツモトキヨシ』で購入した「フロス&ピック」(写真右側の2本)を使用。
Y字タイプのフロスは奥歯にしっかりと引っかかるので安定感があります。一方、U字タイプのものはスリムな形状で口の中に入れやすいのが特徴です。フロスによっては糸が太くて丈夫なもの、細くてバサバサになりやすいものなどがあるので、自分好みのものを見つけてください。
歯以外で人から見えている部分といえば「舌の汚れ」。舌の汚れも口臭の原因になりうるため、きちんとケアすることが大切です。
舌の表面には細かな突起があるので、舌専用のブラシを使うのがおすすめです。筆者は『NONIO』の「舌クリーナー」を使用。奥から手前に汚れを掻き出すと、舌の汚れが取れて口の中がすっきりすると感じます。
舌クリーナーも歯ブラシと同様に、月に1回交換するとよいでしょう。
歯の見た目に関わる黄ばみ汚れ、口臭の予防として、口腔ケアは大切といえます。歯磨きの仕方やアイテム選びを見直して、毎日のケアに取り組みましょう。
また、気付かないうちにトラブルが潜んでいることがあるので、歯の痛みや違和感がなくても、定期的に歯科医院でチェックしてもらうことが重要といえます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【参考】
『ライオン』公式サイト
『マツモトキヨシ』公式サイト
『NONIO』公式サイト
©︎shu/PIXTA(ピクスタ)
寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty