MEGUMI「年齢とともに、やればやっただけ効果を実感できるように」 カラダづくりの軌跡

ビューティ
2023.06.21
自ら実践し続けてきた、本当に効果のあった美容法だけを公開した著書が大ヒット。“キレイはつくれる”というメッセージは、いま多くの女性たちに刺さっている。「正解が見えてきたのは30代後半から」と話すMEGUMIさんの、カラダづくりの軌跡や、マインドとの向き合い方を聞いてみた。
megumi

「美容が好きで、スキンケアもカラダづくりも、いいと勧められたものや、これは! と思ったものはすぐに試したいタイプ。カラダづくりにおいてはこれまで、りんごダイエット、ファスティング、器具を使ったハードな筋トレ、加圧トレーニング、水泳、キックボクシングなど片っ端から試してきました。でも、20代~30代前半の頃は長く続いたものはありません。そもそもその年代ってカラダの不調を感じないんですよね。いろいろやっても効果が見えにくかったし、無理して過度な方法を選んだりしたことも、続かなかった理由かもしれません」

ホルモンバランスがゆらぎ始め、体調不良を感じる日が増えてきた30代後半になり、ようやく自分に合うトレーニングがわかり始めてきたという。

「体調が悪い状態から始めると、カラダの変化がわかりやすいんです。年齢とともに、やればやっただけ効果を実感できるようにもなりました。トライ&エラーを繰り返して自分の向き不向きが感覚でわかるようになり、現在はEMSのボディスーツを着て電気を流しながら行うトレーニングとマスターストレッチ、ピラティスの3つを続けています。特に4年前に始めたピラティスは、最初からすぐにハマりました。呼吸と動きを連動しながら行うので、仕事のことや余計なことを考える暇がないし、夢中でやっているうちに1時間経つとカラダがスッキリしていて。筋肉や内蔵が本来の正しい位置に戻ることで、肩の凝りも解消され、ラクに呼吸ができるようになるから気持ちがいいんですよね」

「運動をしないと体調が悪くなり、心もくすんでしまう」そう。

「40代になり、ドラマや映画への出演から映像作品のプロデュース、飲食店の経営、アートワークといろいろな仕事をする中で、決断を下す立場になったり、現場では一番お姉さんでいなければいけないことが増えました。自分のためにも、周りのためにも、いいパフォーマンスをするには常に自分を整えておくことが大事だと知り、マインドをいい状態でキープするのが運動の目的でもあります。とはいえ、ストイックにやっているかというと、そうではなくて。忙しい時は間が空いてしまうし、せっかく整ったカラダがまた歪んできてるな…なんて思うけど、歪んだらまた行けばいいや、って気楽に続けています。だって、週に何回は絶対に行く! と決めると苦しくなっちゃうから。自分のペースで無理なく通うこともまた、続けるためのポイントだと思います」

そんなマイペースな流儀は、食生活にも取り入れているという。

「会食や撮影が続くと、どうしてもハイカロリーで贅沢な食事になりがちですが、それはそれで楽しみながら美味しく食べます。その代わり自炊をする時は、粗食が基本。ご飯に納豆、焼き魚、具だくさんお味噌汁と、酵素が豊富で消化を促すフルーツや生野菜をプラス。そうやって一週間の中で帳尻合わせをすればいいし、半年に一回ぐらいは10日間の“若玄米食”プログラムでデトックスをしています。“解毒”というのも私のカラダづくりのキーワードで、サウナで汗を流したり、家ではよもぎ蒸しも。定期的に、ボディスクラブもしています。いろいろな情報が手に入る時代で、ついインプットすることばかり考えがちですが、いらないものを出すことも大事。解毒直後は、カラダが軽くなるのがわかるし、肌のトーンも全然変わります。いい栄養素や化粧水も、より吸収できるようになるんですよね。目指しているのは、元気なおばあちゃん! いま続けている習慣は、きっと60~70代になって返ってくると思っているので、私の美容の旅はまだまだ続きます」

めぐみ 1981年9月25日生まれ、岡山県出身。著書に『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)。放送中のドラマ『あなたがしてくれなくても』(CX系)、『unknown』(テレビ朝日系)に出演。出演映画『愛にイナズマ』は10月27日公開予定。

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※『anan』2023年6月28日号より。写真・秋山博紀 スタイリスト・大浜瑛里那 ヘア&メイク・エノモトマサノリ 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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