21歳~44歳女性300人に聞く、リアルな“お金”事情とは⁉
anan読者世代の女性300人にマネー事情をヒアリング。お金に関する意識と実態に迫ります。
Q. 将来、お金に関する不安はありますか?
不安がある…81%
不安な理由は?
約8割が不安というシビアな結果に。老後資産が貯められない現状や当てにならない年金制度に加え、「世界情勢の影響で収入が不安定に」(34歳・自営業)など不安要因も年々増加傾向に。
不安がない理由は?
一方で、5人に1人は心配はしていないと回答。「早くから対策しているから」(29歳・会社員)と貯蓄や投資を理由に挙げる堅実派が多いが、どうにかなる、と楽観視する人もちらほら。
Q. 不安に備えてしていることは?
1位…iDeCo、NISAなどの投資、2位…貯金、3位…節約、4位…副業、5位…転職
厳しい時代背景を受けて攻めの対策を始める人が続出中。
貯金を抑え、iDeCoやNISAなど投資が首位を獲得。超低金利時代が続く今は、収入アップが見込める副業や転職も含めて環境を変えて収入を得る動きも。それらと並行して節約やポイ活に励むという声も。
Q. 副業はしていますか?
していない…90%
副業への願望はあるけれど検討中の人が多い模様。
近頃は副業を許可する会社も増えたものの、実際に行っているのは1割。飲食などのいわゆる定番のアルバイトのほか、アンケートに回答するポイントサイトやWebライティングなど、隙間時間でできる在宅業務も人気。
Q. 年収はいくらですか?
100万円以下…9.6%、101万~200万円…3.2%、201万~300万円…20.5%、301万~400万円…31.3%、401万~500万円…18.6%、501万~600万円…7.0%、601万~700万円…1.9%、701万~800万円…1.3%、801万~900万円…1.3%、901万円以上…3.2%、回答なし…2.1%
年収500万円以下が約8割という結論に。
全体の8割を500万円以下が占め、301~400万円がボリュームゾーンに。ただし、年収500万円超えでもお金の不安があると回答するケースが多く、現在の収入だけでは老後の心配は拭えないよう。
Q. 家計簿をつけていますか?
つけていない…67%
お金の流れを把握して収支の見直しに活用を。
つけている約3分の1の人は、「無駄な支出が可視化できる」(44歳・出版)、「お金の計画性がついた」(28歳・サービス業)と収支の見直しに活用。約半数がノート派で、アプリはZaimやマネーフォワード MEの支持率高し。
Q. 毎月の平均支出はいくらですか?
家賃…73,000円、光熱費…16,878円、通信費…10,267円、交際費…15,565円、趣味・レジャー…18,362円、食費…31,365円、日用品…10,188円、美容費…8,729円、服飾費…10,323円、保険…18,988円、投資・貯蓄…65,369円※未婚平均は45,368円、既婚平均は85,369円
Q. 節約しているものは?
1位…食費、2位…服飾費、3位…光熱費
コロナ禍による生活の変化も影響アリ。
食費の節約として自炊が挙がるほか、「おやつなどの嗜好品を買わない」(25歳・医療)の声も。外出機会が少なくなったため服飾費を減らした人も多く、在宅ワークで増えがちな光熱費も節約の対象に。
※『anan』2022年4月27日号より。イラスト・サヲリ・ブラウン 文・真島絵麻里
(by anan編集部)