乃木坂46・久保史緒里「生田絵梨花さんの存在は一生心のなかにある」

エンタメ
2021.06.15
演劇界でも存在感を増す、乃木坂46。その先頭をひた走る一期生の生田絵梨花さんと期待の三期生・久保史緒里さん。トップアイドルが舞台に恋する理由とは?

生田絵梨花「私自身が舞台上でもらう幸せを、観ている人たちにも届けたい。」

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乃木坂46の中心的存在として、またミュージカル俳優としてもキャリアを重ねる生田絵梨花さん。出演中の『レ・ミゼラブル』では、天使のような娘・コゼット役から一転、悲運の少女・エポニーヌ役という新境地を拓いている。

「エポニーヌは地を這うように生きて、年齢以上の経験をしてきた子。強く太い声の出し方や地面を踏みしめるような立ち方…体全体で演じています。とてつもなく大きな挑戦だけど、あとは自分の中からにじみ出るものを信じようと思ったら、不思議とプレッシャーはなくなりました」

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幼い頃からミュージカルの世界を夢見てきた生田さん。でも実際舞台に立ち始めたときは「自分のできなさに愕然とした!」と言う。

「何ができないって、歌もお芝居も稽古場でのコミュニケーションも全部。共演者には何十年もかけて鍛錬されている人が多くいる。そういう方と肩を並べて、何度も観たいと思ってもらえる女優になりたい、その一心で努力して少しは成長したけど、前は無意識で表現できてたことができなくなったり。私、昔はある演出家さんに『太陽みたい』って言われてたんですよ。でも数年ぶりに会ったら『太陽感出てない!』って言われて『あ、私変わったんだ』と気づきました(笑)。もう無意識では出ない太陽感をどう出そうか考える…。まあ、それも演技の幅を広げるってことなのかな?」

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一つ一つ経験を重ねて、夢は「長く舞台に立てる人になること」。

「純粋に舞台が大好き。歌も音楽もお芝居も…こんなにすべてが詰まってる空間って他にないと思う。私自身が舞台ですごいエネルギーをもらっているから、観ている方にもこの幸せを届けたい」

もちろん乃木坂46の活動にも変わらず全力。どんなに多忙でも両立し続ける理由は?

「だって自分で決めたことだから。一期生は後輩を支えるのも役目だけど、何より一期生自身も光ってないと。だからこのまま最後まで貫き通すぞって思ってます!」

久保史緒里「乃木坂46も舞台も大好き。両立する幸せを噛み締めて。」

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「ファンの皆さんに受け入れていただけるか…ビジュアル解禁前夜は緊張で眠れなかったです!」

恐縮して話すのは、人気小説の舞台化『夜は短し歩けよ乙女』でヒロインを務める久保史緒里さん。それでも1年半ぶりの舞台は「素直にうれしいです」と笑顔。

「舞台の魅力は、違う人になれること。人生は一度きり、なのに舞台の上ではいろんな人生を生きることができる。それってとびきり素敵なことですよね。そして私たちに貴重な時間を預けてくださる人たちを前に、精一杯のひとときをお届けする。その演じ手と観客の温かい関係もとても好きです」

Talent

三期生の初公演『3人のプリンシパル』以来、お芝居を志してきた久保さん。舞台に立つたび感じるのは先輩が拓いた道の偉大さ。

「今回も共演者の方に『一期生の方と共演したよ』と声をかけていただいて心強かったです。先輩が繋いでくださった絆を感じます」

目標は、生田絵梨花さん。

「グループ活動での明るさとは違う、舞台上でのシリアスな表情に心が動かされます。そしてどんなに忙しくても自ら進んでグループ活動に参加される。ほんとに、ほんっとにすごい方。私がいつかアイドルの枠を超えて活躍する日が来ても、生田さんの存在は一生心のなかにあると思います」

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その背中を追って、いまはグループと舞台を両立する毎日。

「乃木坂46の活動も舞台も自分の成長のために必要だし、一人で活動していてもグループの存在を常に意識することで自分以上のパワーが出るような…。両立する幸せっていうんでしょうか。いつか後輩がいっぱい舞台に出るときに『くぼちゃんと出たことあるよ』ってその共演者の方に言ってもらえるような存在になれたら」

グループが大好きで、メンバーが大好き。だからこそ「あの人のこんな舞台が観たい!」という願望も明かしてくれた。

「鈴木絢音さんの朗読劇が観たいです。絢音さんの声が大好き。実現したら全日程通いたいな~」

いくた・えりか 1997年1月22日生まれ、東京都出身。グループの中心的存在として活躍しつつミュージカルでも活動し、菊田一夫演劇賞など数々の賞を受賞。出演中の舞台『レ・ミゼラブル』は7月26日まで帝国劇場で公演。その後、福岡、大阪、長野でも上演予定。

トップス¥9,900(SNIDEL/SNIDEL ルミネ新宿2店 TEL:03・3345・5357) スカート¥198,000(KEITA MARUYAMA TEL:03・3406・6221) サンダル¥15,400(ダイアナ/ダイアナ銀座本店 TEL:03・3573・4005) イヤリング¥1,760(ゴールディ TEL:0120・390・705) リング¥3,410(ルイエン)http://ruien.jp

くぼ・しおり 2001年7月14日生まれ、宮城県出身。確かな歌唱力と演技力で演劇界からも注目される三期生。愛称くぼちゃん。舞台『夜は短し歩けよ乙女』は6月22日まで新国立劇場 中劇場で上演中。大阪公演もあり。

ワンピース¥14,520(SNIDEL/SNIDEL ルミネ新宿2店) パンプス¥6,490(チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)https://charleskeith.jp/ 右耳パールイヤリング 各¥55,000 右手中指パールリング¥385,000(共にunder the rose TEL:0942・39・9731)

※『anan』2021年6月16日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・コギソマナ(io) ヘア&メイク・野口由佳(ROI) 取材、文・大澤千穂

(by anan編集部)

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