最初に映画『佐々木、イン、マイマイン』の台本を読んだ時、面白すぎて、その世界観に飛び込めるのか不安になったという萩原みのりさん。

同世代の役者たちが集まって生まれるお芝居合戦が楽しい。

movie

「主人公の悠二(藤原季節)と私が演じたユキは同棲をしているものの、恋愛は終わってしまっているという繊細な関係性。恋愛を経て生まれる感情や、長年一緒にいた二人の空気感を果たして説得力を持って演じられるだろうか…と考えました。でも今まで悩みをさらけ出してきて、一切カッコつけないでいられる季節くんとならいけるんじゃないかと思ったし、悠二が季節くんならユキは私がやるしかないと確信しました」

藤原さんとは上京したての18歳の頃、ワークショップで知り合い意気投合。以来、兄のように慕っている存在だという。本作は、俳優の細川岳さんが内山拓也監督に「この映画が撮れないのなら俳優をやめようと思う」と持ち込んだ実話をもとにしたもの。細川さんの高校時代のクラスメイト、佐々木(細川岳)の話だ。

「ユキ役は岳くん直々のオファーで、彼もまた、もともと付き合いのあった役者です。初めて見かけたのは、数年前のあるオーディション会場。その後、私の主演映画を観に来てくれた時に『すみません、名前を教えてください!』って逆ナンみたいなことして(笑)。だって、初めて観た時のお芝居があまりにも魅力的で、この役者さんを知らないといつか後悔するって思っていたから。この物語は、男の友情を描いた青春映画です。とはいえ佐々木の人柄や人生などを含め濃く深く描かれ、簡単には語れない。女子校だった私は、男子たちのじゃれ合うシーンも可愛くて仕方なかったり(笑)。女性でもきっと興味深く観てもらえるはずです」

若手実力派の役者が多く出演し、萩原さんもそのひとり。

「作品を重ねるごとに自信もつき、最近はお芝居を楽しめるようになったし、同世代の役者たちが集まって生まれるお芝居合戦がすごく楽しい。ようやく人に『今ちょっと忙しい』って言えるようになったけど、これがいつ終わるかわからないから、あまり大きな声では言えません(笑)」

20

『佐々木、イン、マイマイン』 俳優を目指しているが鳴かず飛ばずの日々を送っている27歳の悠二。ある日、高校の同級生と再会し、高校時代に存在感の強かった佐々木と、仲間たちの日々を思い起こす…。11月27日より全国公開。©「佐々木、イン、マイマイン」

はぎわら・みのり 1997年3月6日生まれ、愛知県出身。主演ドラマ『Memories~看護師たちの物語~』(BS日テレ)が放送中。代表作は主演映画『転がるビー玉』。来年公開予定の映画『街の上で』にヒロインで出演。

※『anan』2020年12月2日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・早川すみれ(KiKi inc.) ヘア&メイク・石川奈緒記 インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

Share

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

Today's Koyomi

今日の暦
2026.3.
27
FRI
  • 六曜

    仏滅

  • 選日

    ⺟倉⽇

誰かのために動くことが、結果として⾃分の喜びへと繋がる⽇です。何をするにしても、まずは⾜元をおろそかにしないこと。⽬⽴つ成果を急ぐ必要はありません。損得勘定や「こう⾒られたい」という欲を⼿放し、ただ真っすぐに、良⼼のままに動く。その飾らない真⼼が、あなたの⼤切な⽇常を揺るぎないものにしてくれます。

エンタメ

Recommend

こちらの記事もおすすめ

Today's Update
瀬戸康史「KERA作品の日々作り上げていく感じが楽しいです」
瀬戸康史「KERA作品の日々作り上げていく感じが楽しいです」
Entertainment
ベネディクト・カンバーバッチを魅了した、悲しみと癒しの物語。映画『フェザーズ その家に巣食うもの』
ベネディクト・カンバーバッチを魅了した、悲しみと癒しの物語。映画『フェザーズ その家に巣食うもの』
Entertainment
【山田裕貴×鈴木伸之×細田佳央太】幕末を熱く生きた新撰組を鮮やかに描くスペクタクルドラマ
【山田裕貴×鈴木伸之×細田佳央太】幕末を熱く生きた新撰組を鮮やかに描くスペクタクルドラマ
Entertainment
謎の生き物が相棒そっくり!? かわいさにジワる不可解コメディ『超常!未知との遭遇!?』
謎の生き物が相棒そっくり!? かわいさにジワる不可解コメディ『超常!未知との遭遇!?』
Entertainment

Movie

ムービー

Regulars

連載