「パリコレ学」で注目の平田かのん「絶対に最後の一人になると心に決めていた」

2020.7.31
幼い頃からネットを通じて海外コンテンツに親しみ、リアルタイムで世界のトレンドに触れてきた1990年代後半~2010年までに生まれた世代、Z世代。軽やかに、そして貪欲に 未来を切り拓くZ世代の注目株に迫ります! ご紹介するのは、モデルの平田かのんさんです。

「自信を持って、楽しんでお仕事をすれば輝けると信じてる」

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日本中が見守る中、『林先生の初耳学』内のコーナー「アンミカ先生が教えるパリコレ学」で、パリコレクションのランウェイを勝ち取った平田かのんさん。

「180cmの身長を生かす職業に就こうと昔から考えていました。高校受験中、自由にファッションを楽しむことの貴重さが身にしみて、その勢いでモデルになろうと決意。今の事務所に入って初めてのお仕事が『初耳学』でしたが、もともと世界の舞台で戦うことに憧れがあったし、やるからにはトップに立ちたい、パリコレに出たいと思っていたので迷わず応募しました。当初から、絶対に最後の一人になると心に決めていたけれど、実際叶った時は嬉しかった。同時に、やっぱり自分はこうあるべきなんだと確信できました。初めてのランウェイは、お客様の反応を感じて興奮! モデルというお仕事が好きだとあらためて感じました」

いろいろなプレッシャーもあったけれど、タフな精神力で乗り越えてきたそう。

「中学時代のバレエや厳しい吹奏楽部で鍛えられたおかげで、精神的に強いほうだと思います。それに、表現者というのは、みなさんにいいものを見せるお仕事。自分に自信を持って、楽しんでやるということを大事にしています。たとえ技術が劣っていても、堂々としていれば輝けるんじゃないかなって。今後は、パリ以外のコレクションも歩きたい。でも、自分のペースを大事にして、焦らず、地道に階段を上っていきたいです」

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【発掘秘話】徳島から大阪に出てきた後、心斎橋で買い物中に今の事務所のマネージャーにスカウトされ、憧れだったモデルの世界に入った。

パリコレのランウェイで堂々とウォーキング。

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『レオナール』『アフターホームワーク』『ポール&ジョー』『リウリジ』、4つのブランドのランウェイを美しく歩き切った。©LEONARD

『初耳学』のコーナーで髪をバッサリとカット。

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写真家レスリー・キー氏の発案でカット。「切る最中からワクワクが止まらなくて! 鏡を見るのが楽しくなり、自信もつきました」

ひらた・かのん 2002年10月10日生まれ 徳島県出身 『VOGUE TAIWAN』『FIGARO japon』など国内外のファッション雑誌に登場。飲料メーカーのCMキャラクターにも抜擢。食にまつわる資格の取得を目指す。

※『anan』2020年8月5日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)