割れて痛むことも…。“ごわごわ”かかと
「靴選びやケアの間違いが原因」
「買ったばかりのストッキングが、かかとで引っかかって破れる」悩みは、お出かけのワクワク気分を台無しに。「皮膚は乾燥すると、潤いを守るために表面の角層を厚く硬くします。柔らかくしようと削りすぎるのは、余計乾燥して硬くなるのでNG。ミュールやサンダルばかり履くのも、乾燥の原因になります」(高瀬先生)
解決テク
STEP1 尿素入りクリームをかかとになじませる。
歩く頻度にもよるけど、かかと削りは週1回を目安に。お手入れのあとは、角質を柔らかくする効果のある尿素や、サリチル酸を配合しているクリームでしっかり保湿して。
STEP2 かかと用ソックスで保湿効果アップ。
乾燥を防ぐために、夏でも家の中では靴下推奨。保湿効果のある商品ならなおよし。寝るときは、睡眠を妨げないように設計された、つま先のないかかと用ソックスをチョイス。
USE IT!
W尿素が肌を柔らかく整え、潤いを補給。乾燥から肌を守る。レモンハーブの香りが爽やか。サロンフット 集中ケアスティック 20g¥1,180(イシュア TEL:0120・140・405)
つま先をカットすることで熱を逃がし、心地よい眠りをサポート。夏に嬉しい薄手の生地を使用。睡眠科学 おやすみソックス(YEY107)¥1,900(ワコール TEL:0120・307・056)
歩きにくいのは爪のせいかも。“ぼろぼろ”爪
「靴のサイズや食生活に問題あり」
サンダルが活躍する季節、「足指の爪が凸凹で、ペディキュアが上手く塗れない」というのも切実な悩み。「足のサイズに合わない靴を履いていると、爪がぶつかってぼろぼろに。他に考えられるのは、栄養の問題。タンパク質やビタミンA、B群、Dが不足すると丈夫な爪が育たなくなり、割れてしまったり二枚爪になったりします」
解決テク
不足しがちなビタミンを補給。
日々の食事は栄養バランスを重視。タンパク質なら、1日分は体重1kgあたり1gが目安。肉や魚、大豆製品で補おう。食事で摂るのが難しいビタミン類は、サプリメントを活用。
角ばったフォルムで巻き爪を防止。
足指の爪を切るときは、爪の先端と足指の先端の長さをそろえてスクエア型に整える。端を丸くしてしまうと、伸びるにつれて先端や角が足指に食い込み、巻き爪になりやすい。
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USE IT!
日本人の食生活に必要な12種類のビタミン1日分を、1粒で。ビタミンEの働きを助けるコエンザイムQ10も配合。マルチビタミン30粒¥600(ファンケル TEL:0120・750・210)
足爪専用に、小回りが利くよう設計されたアイテム。人造ダイヤモンドが爪を優しく整える。KOBAKO ネイルファイル(ショート)¥1,600(貝印TEL:0120・016・410)
高瀬聡子先生 皮膚科医。ウォブクリニック中目黒院長。インナーケアにも詳しい。著書『いちばんわかるスキンケアの教科書 健康な肌のための新常識』(講談社)は、美肌のバイブルとして必携!
※『anan』2020年6月24日号より。イラスト・oyumi 取材、文・風間裕美子
(by anan編集部)