毎日飲んで気軽にカラダをリセット。
「私自身、お酒も甘いものも揚げ物も大好き。そうした消化に悪影響を及ぼすものを体外に出し、ベストな状態にリセットしてくれるのが、白湯です。今から始めれば、消化力が落ちがちな梅雨や夏に効果が表れてくるはず。そして、夏を上手く乗り切ることができれば、秋や冬の冷えもラクになるといった具合に、通年でいいサイクルが生まれますよ」
市野さんは、白湯にスパイスを加えたレシピも提案。
「胃の不快感、便秘気味など、悩みに対応する各スパイスを、1日に飲む白湯の1回分に加えてみて。症状が改善されたら、プレーンな白湯だけに戻しましょう」
おいしい白湯の作り方
1.浄水器を通した水道水を、やかんに入れ沸騰させる。沸騰したら、少しだけ火を弱める(中火~中強火)。※目安は、ボコボコと大きな気泡が出ること。
2.15分沸騰させ続けたら、火を止めて完成。保温ポットなどに移し、好きな温度で飲む。※カラダに浸透しやすいといわれている温度は、体温+20℃の55~58℃だが、温め効果も欲しい人は、熱めのお湯を注いで飲んでもOK。
Memo
・火を使ったほうが軽い口当たりになり飲みやすいので、ガスコンロの使用がおすすめ。
・電気で沸かしてもOK。電気ケトルなどを使う場合、沸騰15分が難しいので、お湯が冷めたら、再沸騰させる。これを3~4回繰り返す。
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How to drink
・摂取量は体格や運動量にもよるが、1日800~1200mlを目安にして。
・起床時、朝食の前に200~250mlを目安に、少し時間をかけて飲む。
・起床時以外は1回180ml(湯飲みで、約八分目)を目安に。180ml以上は胃に負担がかかることも。のどの渇きを感じる前に飲むか、時間を決めて飲むか、好きなほうでOKだが、間隔は1時間以上あけるようにして。
監修 市野さおりさん 「Confianza せき鍼灸院」主宰。看護師経験や、漢方、アロマ、ハーブなど幅広い知識を活かし、個々の悩みにアプローチする。著書に『カラダの不調を整えるスパイス白湯』(宝島社)などが。
※『anan』2020年4月29日号より。写真・田村昌裕(FREAKS) スタイリスト・洲脇佑美 構成・菅野知子 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)