スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『おかしやうっちー』のプリンです。
2177 FOOD

『おかしやうっちー』。なにやら微笑ましい名前の店に並ぶのは、プリンにシュー、クッキーといったシンプルなお菓子。いかにも定番なアイテムなのに、口にしたら初めてのお菓子に出合った気分になった。レアチーズケーキなら生クリームを使わず水とクリームチーズで仕上げていて、すっと溶けるとチーズの風味がくっきり。クッキー缶では6種のクッキーで粉の個性を食べ比べさせる。どこにでもありそうで他にない品ばかりだ。

[gunosy]#ダイエットについて、もっと深く知る♡[/gunosy]

うっちーこと内山裕介シェフは『トシ・ヨロイヅカ』やパリやリヨンのレストランを経て、名店『一幸庵』で和菓子も経験、レストラン『ボニュ』ではシェフパティシエを任された。その深く広い経験を、和菓子や洋菓子の型にはまらない「おかし」へアウトプット。「限りなく余分を削ぎ落として、素材を際立たせています」と、彼の「おかし」は素材ありき。プリンならあくまで卵が主役、その味をマスキングしてしまう生クリームもバニラも使わない。「卵の個性が一番生きる」ギリギリの火入れで叶えた、トゥルンと独特な繊細さで舌にとろけると、そのたおやかさとうらはらに卵の旨味がこっくり濃厚。研ぎ澄まされた素のおいしさは、別添えのカラメルをかけるのがもったいないくらい。なんてキレイな味だろう。

スタンダードな「プリン(素王卵)」(¥400。写真左上)の卵は新潟から直送される、良い餌を食べて放し飼いで育った鶏が産む「素王卵」。高知の地鶏・土佐ジローの卵などほぼ日替わりでとびきりの卵を使ったもう一種のプリンがあり、食べ比べるとより素材の個性があらわに。なかでも週末限定の「プリン(神果卵)」(¥900。写真右下)は卵好きたちの憧れ、放し飼いオーガニック自然卵「神果卵」をプリンに。

おかしやうっちー 東京都渋谷区千駄ヶ谷3‐27‐9‐1F TEL:03・6721・0277 11:00~18:00(なくなり次第終了) 不定休(インスタグラム@okashiya_ucchiを参照) 9月オープン。

チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。

※『anan』2019年11月27日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・中根美和子 取材、文・chico

(by anan編集部)



池田エライザさんのヘルシービューティのヒミツ

Share

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

Today's Koyomi

今日の暦
2025.5.
9
FRI
  • 六曜

    先負

  • 選日

    母倉日

いくら説明しても分かってもらえないので、実際に体験してもらうほうが早いと考える傾向がある日です。同じ経験をすることでの絆や共感――といえば柔らかく温かな印象すらありますが、実際には強引さや強情さが出やすい日ですので、無理筋なことを言ったりしたりするのは避けましょう。何事も穏やかに、素直に接して吉です。

Movie

ムービー

Regulars

連載

https://ananweb.jp/tags/live-report
https://www.instagram.com/anan_mag/
https://ananweb.jp/regulars/visu-1gp