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語り合った人
Y子 ライター。音楽好きだがQUEENはほぼ通っておらず、映画で撃沈。箱推し。最近は「イッツ・レイト」が好き。映画は14回観賞。
K美 ITメディア勤務。母の影響で映画前から音楽は好きで、「マイ・ベスト・フレンド」がお気に入り。ディーキーのファン。映画は7回鑑賞。
4人のわちゃわちゃ場面がチーム男子好きには響く?!
Y子:主演のラミさん、アカデミー賞主演男優賞受賞、おめでとう~!!
K美:編集賞、音響編集賞、録音賞もおめでとう~!! 祝・4冠です。
Y子:すごいね。ますます映画館が混んじゃうね。11月の頭に公開が始まって、早4か月半くらい。未だ映画館で観られるなんて、とんでもないことになってるよね…。
K美:でも観ても観てもまだ観たいですよね。まず、冒頭に鳴り響くフォックスのファンファーレが、ブライアンとロジャーの新録したクイーン・バージョンのところで、とりあえず1回泣きません?
Y子:泣く泣く。当然泣く。で、次のライブ・エイドの場面で、冒頭に“本物のライブ・エイド”の映像がちょっとだけ流れるじゃない?
K美:ダイアナ妃が着席する映像のことですね。
Y子:あそこに本物のロジャーとブライアンがいるのを確認し、いざ本編って感じ。2人ともカッコいい。
K美:わかります! 描かれているのが‘70~‘80年代なんですが、ファッションも音楽も、その空気感をすごく素敵に表現していて、そのあたりも私、好きです。
Y子:うん。メンバーはもちろん、他の人のファッションもみんなかわいい。私、フレディが初めてクイーンとしてステージに立つとき、その少し前のシーンでママが着てた緑のチュニックみたいなのを着て出てくるところが結構好き。
K美:着てましたね!!
Y子:ママに「それ貸して」って言ったのかと思うとたまりません。2回目以降は、ストーリーの把握はできているから、そういう細かいところを観ていくのも楽しさだよね。
K美:ホントそうですね。あと、4人のバンドならではのわちゃわちゃ感がたまらなくないですか?
Y子:結成当初のレコーディングのワイワイした感じ、農場のリハーサルスタジオでのいざこざ…。バンドの青春って感じで、いいよね。いわゆる“チーム男子”好きの人だったら、絶対キュンとくると思う。
K美:あとはやっぱりライブシーンですよね。話題になっているライブ・エイドはもちろん、若い頃のツアーのシーンも最高。
Y子:私、この映画を映画館で観ると、爆音でPVを観てるみたいな感じが、ものすごく気持ちいいの。だからつい、音がいいといわれる映画館を探して行脚してしまい、14回。
K美:先輩と行った、とある映画館の極音上映、素晴らしかったですよね。
Y子:うん。何度でも行きたい。歌いながらの応援上映も楽しいしね。
K美:「レディオ・ガ・ガ」の手拍子をしたの、忘れられません。
Y子:史実とはエピソードの順番が入れ替わっていたりはするけれど、こうやってフレディの人生を見てみると、過去に彼が書いた歌の歌詞と人生が絶妙にリンクしていて、自分の未来を漠然と予感していたのかしら、と思ってしまったわ。
K美:そう…。しかもどの曲も日本語の訳が最高&シーンに合ってて、そこも号泣してしまう理由です。
Y子:あと、いろんなセリフにさりげなく曲のタイトルとか、歌詞の内容を匂わせたり、なかには過去のインタビューで言ってたことを引用しているのかな? と思わせるところもあって。脚本家さん、すごすぎる。
K美:私の好きなディーキーの曲「永遠の翼」も、2か所でネタになってました。
Y子:私がグッときたのは、映画の後半での仲直りのミーティングの場面。フレディが「年の割には悪くない4人だ」的なことを言うところがあるんだけど、ウェンブリーのライブのMCで同じようなことを言ってたの。そういうの他にもいろいろあるから、これからもっと探したいな。
K美:あとやっぱり、演じた俳優のボーイズたち! 特にディーキー役のマゼロさんはアメリカ人だから、あのイギリス英語は苦労したんだろうな…。それを思うと泣けます。
Y子:ブライアンとロジャーはしょっちゅう撮影現場に行って、いろいろと指導してたみたいね。インスタにそのへんの情報がたくさん上がってるから、探してみると楽しいかも。
K美:そうですね。でもやっぱり、一番カタルシスがあるのはライブ・エイドのシーンですよね。
Y子:あれ、観客の映像はCG、声援は一人一人録音して、それを使って歓声に仕上げたとかなんとか。
K美:すごい…。そりゃアカデミーの音響編集賞獲りますわ。映画館でもまだ観たいけど、早くブルーレイを買って自分の家でも観たいです。
Y子:わーい! ボラプ観賞会しよう。楽しみすぎる!
『ボヘミアン・ラプソディ』 世界的人気のバンド・QUEENのボーカルで、45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いたドラマ。伝説のイベント「ライブ・エイド」でのパフォーマンスシーンは圧巻。現在もまだ映画館で絶賛上映中です!
※『anan』2019年4月3日号より。
(by anan編集部)
※大野いとさんも走り始めています! 美しいランナーになるために心がけたいこと。
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