気持ちのままに動くのは赤ちゃんと同じです!
このあいだ、「いやでも、いや、だから、それは、……ごめんなさい」と言っている女性を見かけて、“今、この人、ぐっとこらえたな”“大人だな”と思いました。生きていると、日々、我慢するシーンはたくさんあるけれど、“ぐっとこらえる”レベルの出来事ってあんまりないですよね。きっと、そうして耐えた経験って、一生忘れないと思うんです。
もちろん、自分の気持ちを我慢しすぎるのはよくないし、言いたいことを言うのは正しいとは思います。でも、“言わないほうがよかったな…”と後悔することって、大人になるとよくあるじゃないですか。実際、私は怒ったら怒りっぱなし、悲しかったら泣きっぱなしというタイプですが、それって赤ちゃんと同じだと思うし、反省することも多い。だからこそ、ぐっとこらえる姿勢は大人として必要なことだと思うし、自分の感情をコントロールできている人を見ると、一歩先を行っている感じがして憧れます。それに、のど元まで出かけた言葉をこらえることで、周りにも“我慢したな”ということが伝わり、“大人だな”と思ってもらえるメリットもありますよね。
まずは、『下町ロケット』をはじめとする池井戸潤さんが原作のドラマ作品を見て、ぐっとこらえる方法を研究するとよさそうです。特に、『半沢直樹』で香川照之さんの握り拳がズームアップされているシーンは参考になるのではないでしょうか。そして、実践をするなら初めは家族を相手に練習をするのがいいかもしれません。普段、何でも言い合っている相手だからこそ、ぐっとこらえると“今日は、言い返してこないわね”と、すぐに変化に気づいてもらえるはず。無理はせず、“ぐっとこらえるゲーム”をやっているくらいの気持ちで、挑戦してみましょう!
よこさわ・なつこ 芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。
※『anan』2019年3月27日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾
(by anan編集部)
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