カラダに良いことだらけ! ランニングを始める“8つの理由”

ライフスタイル
2019.02.22
休日の公園や川べりはもちろん、街で女性ランナーの姿を見かけることも、珍しい光景ではなくなってきました。ランニングはすでに一時的なブームの域を超え、女子の日常に根付き始めているよう。あなたもそろそろ、走り出してみませんか?

女性ランナー、増えています。

2007年:1万9442人→2017年:7万8077人
フルマラソンを完走した女性の数は、10年で約4倍に! ※「RUNNET」(アールビーズ)調べ

笑顔でゴール、の大会も!

悲壮感ゼロ、が今どき女子のランスタイル。名古屋ウィメンズマラソンのおもてなしタキシード隊は毎回話題に。ほかにも渋谷・表参道Women’s Runなど女性限定の大会が定着し、レースデビューを後押ししている。

ランが新定番に。

旅先でもランを楽しむ人が増加中。早起きして宿の周辺を走ったり、観光がてら街を走って巡ったり。“旅ラン”は、ラン歴を重ねたランナーの間では定番の趣味に。パンやスイーツなど、おいしいご褒美を目指して走る“街ラン”イベントも増えているよう。

RUNを始める8つの理由。

最近、走り始めた友達が増えてるけれど、いったいどうしてだろう? 理由は明確。ランニングにはこんなにもたくさんの恩恵があるからです。その効果を知れば、あなたもきっとすぐに走り出したくなるはず! ランニングアドバイザー・真鍋未央さんにお聞きしました。

RUN

1、マインドフルネス効果:脳の疲れがスッキリ!

一晩寝ても疲れが取れない、日中もなんだかボーッとして集中力が続かない、という人は脳が疲れているのかも。食事をしながら仕事のことを考えたり、電車での移動中にネットニュースを読んだり、“何かをしながら別のことを考える状態“は今や当たり前。ところが、同時に多くの情報を入れようとするその行動が、脳のエネルギーを消耗する原因に!

ランニング中は走ることだけに集中できるから、マインドフルネス(瞑想)と同様の効果があり、走り終えた後は、スッキリした気分に。頭の中でぐるぐる巡っていた考え事も整理されるはず。

2、新陳代謝アップ:肌がキレイになる!

ランニングを始めて比較的早くに効果を実感できるのが、化粧ノリの良さ。ランニングをすると全身の血行が良くなり、体中の細胞に栄養素がスムーズに運ばれて新陳代謝が活発に。肌の細胞の場合はターンオーバーのサイクルが早くなり、潤いのある美肌が手に入る。

また、汗をたくさんかくことで体内の老廃物が一緒に排出され、肌のコンディションは絶好調に! ニキビや毛穴の目立ちなどのトラブルが解消できるというメリットも。ただし、かいた汗は放置すると肌荒れの原因になってしまうため、走り終わった後は洗い流すことを忘れずに。

3、ランニングコミュニティ:新しい出会いがある!?

合コンや飲み会に行ってもなかなかいい人に巡り会えないとお悩みの方、ランニングを始めれば素敵な出会いが待っているかも!

もちろん、ただ街中を走っているだけではダメ。運命の出会いを求めるなら、スポーツブランドやメディア、ランニングギアショップなどが主催するランニングイベントに参加してみよう。ほかの参加者と走りながら会話する機会が多いので、初対面でも相手のことをよく知ることができ、男女問わず意気投合するケースが多々。走る仲間ができるだけでなく、「次は二人で一緒に走りませんか?」なんてお誘いも!?

4、血行促進:肩こり・腰痛が解消する!

初めてランニングをする人は「肩が凝ったから走ろう!」という発想にはなかなか至らないけれど、ランには肩こり・腰痛を和らげる効果もあるということも覚えておいて。

一般的な肩こりの原因は筋肉が緊張することで起こる“うっ血”。解消する一番の方法は肩まわりの血液循環を促すこと。ランニング中は意識しなくても腕をたくさん振るため、自然と肩こりが解消するというわけ。また、体を動かすと筋肉同士の摩擦により多くの熱が作られ、その熱が血液を通して全身に運ばれることで緊張した筋肉が緩み、肩こりだけでなく腰痛も緩和されるのです。

5、ぜん動運動促進:お通じが良くなる!

便秘の原因で多いのは、大腸のぜん動運動が低下することで起こる「弛緩性便秘」。便を送り出す動きが悪くなることで、便が大腸内に長くとどまり水分が過剰に吸収されて硬くなる、というのがこの便秘の特徴。運動不足や過度なダイエットが原因になることも多いとか。

ラン中は酸素を取り入れるために普段よりたくさん肺が動く。すると横隔膜やお腹まわりの筋肉も合わせて動き、腸のぜん動運動も活発に! 便秘気味の人は水分不足の可能性もあるけれど、ラン中は給水をする機会が増えるため、お通じが改善。ぽっこりお腹にサヨナラできる!

6、脂肪燃焼:ボディラインにメリハリができる!

ダイエットの基本は「摂取エネルギー<消費エネルギー」。つまり、食べる量よりも使うエネルギーが多いほど痩せるということ。体重やペースにもよるが、例えば体重50kgの人がやや速いスピードで30分ランニングをしたとき、その消費エネルギーは約200kcal。ちなみにこの量を運動せずに毎日溜め続けたとすると、1年間で約7万kcal分も差がつくことに! 

またランニングでは日常生活ではあまり使われないお尻やもも裏といった筋肉が鍛えられるため、ただ痩せるだけでなく美脚&美尻が作れるというメリットも。

7、筋力アップ:全身のむくみが取れる!

体のお悩み上位にランクインする「むくみ」。その原因のひとつは筋力の低下。筋肉活動が低下すると血液循環やリンパの流れが滞り、余分な老廃物や不要な水分が排出されにくい状態になり、それが体内に溜まると、むくみになる。普段座りっぱなしや運動不足の人がむくみやすいのはそのため。ランニングをするとテンポよく脚の筋肉が動かされるため、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎのポンプ作用が発動。すると脚に溜まった血液が心臓に押し戻されて、辛いむくみが解消する。さらに、全身の血行も促進されるため、顔や腕などもスッキリ!

8、基礎体力向上:疲れにくいカラダが手に入る!

最近、ちょっと小走りしただけで息が上がっちゃう…という人は、基礎体力の低下が原因かも。

そもそも基礎体力とは、「心肺機能」と「筋機能」を合わせたもの。筋力があってもすぐにゼイゼイしているようでは体力があるとはいえないし、心臓が強くても筋肉が言うことを聞かなければ、ゆっくりとした動きしかできません。その両方がいっぺんに鍛えられて、基礎体力の向上が期待できるのがランニング。スタミナがつけば日常生活が楽になるだけでなく、アクティブに動いても疲れにくいため、オフの日もパワー全開で満喫できるはず。

真鍋未央さん ランニングアドバイザー。学生時代800m、1500m、3000mの陸上選手として活躍。高校卒業後は資生堂ランニングクラブに所属。現在は独立し、全国各地のランニングイベントや企業向けのランニングクリニックを開催。

モデル・三原勇希さん モデル、タレント、ラジオDJ。スペースシャワーTV『スペシャのヨルジュウ♪』ほか出演中。FM802『INTRO‐JUICE802』DJ。3度目の挑戦となった2017年の名古屋ウィメンズマラソンでは3時間52分58秒の好記録を達成。今年は東京マラソンに挑戦! シューズ¥11,000(ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室 TEL:0120・85・0997) ジャケット¥12,000 ショーツ¥8,000(共にピークパフォーマンス/アールシーティージャパン TEL:03・6303・1039) サングラス¥29,000(オークリー/ルックスオティカジャパン TEL:0120・009・146) ソックス¥5,000(シーイーピー/ナイガイ TEL:03・3634・0781)

※『anan』2019年2月27日号より。写真・小川朋央 スタイリスト・山口ゆうすけ ヘア&メイク・天野誠吾 取材、文・黒澤祐美

(by anan編集部)

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