
仕事の手伝いから悩み相談までおまかせ! 私たちの毎日をラクに、そして楽しくしてくれる生成AIの存在。2大生成AIから特化型生成AIまでご紹介します。
Index
生成AIとは…
大量のデータから素早く推測し、“新しいコンテンツ”を生み出す!
24時間相談できる、頼れる相棒
旅行のプランを考えてほしい。冷蔵庫の中にある食材で作れるレシピを提案してほしい。これからどの銘柄に投資したらいい? 失恋で傷ついた気持ちを聞いてほしい。仕事のデータ整理を手伝って? この写真を見てインスタにアップする文章を考えて~!!
おまかせあれ、この要望、生成AIがぜーんぶ応えます。もう~、生成AIって超便利…って、でも生成AIって一体何なの? なんでそんなことができるの?
お話を聞いた方々
Profile

安達恵利子
AI活用・Webマーケティングコンサルタント。企業・大学・公的機関での講演多数。著書に『はじめての生成AI ChatGPT「超」活用術』(ソーテック社)。

臼井拓水
Michikusa株式会社代表取締役、デジタルハリウッド大学特任准教授。著書に『Notion AIハック 仕事と暮らしを劇的にラクにする72の最強アイデア』(翔泳社)。
「生成AIは人間のように考えているのではなく、大量のデータから“次に来そうな言葉や要素”を推測し、文章や画像、動画などの“新しいコンテンツ”を出力する人工知能です。答えを当てる機械というよりは、“たたき台を最速で作る機械”と捉えるといいと思います」
と言うのは、生成AIに詳しい臼井拓水さん。また同じく生成AIの専門家の安達恵利子さんは、
「これまでのAIは既存データをもとにした分類や予測が中心でしたが、生成AIは新しい文章や画像を作り出せるのが特徴。しかも人と自然に会話をしながら、要望に合わせ内容を調整できるのも新しい点」
生成AIの火付け役となったChatGPTは、登場からわずか2か月で世界中のアクティブユーザー1億人を突破。臼井さんによると、現在毎月10億人を超える人が、生成AIを使っているとのこと。
「日本でも認知度は9割を超え、実際に使っている人が多い。特にビジネスの側面では、“使わないと仕事の効率が悪い”と感じる人が増加しているようです」(安達さん)
「メールや企画、要約やアイデア、手順書などの“たたき台”をあっという間に作ってくれるので、人間は確認や判断、調整など“責任が伴う仕事”に集中できるのがメリットです。これは僕の印象ですが、“気を使う文章”の作成に関して、特に満足度が高い気がします」(臼井さん)
それぞれ個性や長所があるってホント?
2大生成AIの、得意分野や違いをご紹介
生成AIが話題になり始めたときは“生成AI=ChatGPT”でしたが、現在ChatGPTに追いつけ追い越せでユーザーが増えているのが、Googleが開発したGemini。その2つが汎用型とすれば、そのほかに特化型のAIも増加中。なぜAIごとに得意分野があるのでしょうか?
「例えば文章データを多く学習したAIは文章作成が得意ですし、画像データを多く学べば画像生成が得意になる。どんな情報やデータを学習したかによって、得意分野が変わってきます」(安達さん)
「その上で、文章、画像、長文、ツール連携など、それぞれに強化している領域があります。特化型は用途が明確なので、うまく使えると汎用型に比べて結果が出るのが格段に早いことも」(臼井さん)
ChatGPT

“気を使う文章”を作るのが大得意。会話を通じ、意図を汲み取る精度が高い
生成AIブームの火付け役で、世界で最も利用者が多いサービス。
「文章作成や添削の精度が高く、複雑な質問への理解力が優れています。対話を重ねるほどに意図を汲み取ってくれるのも特徴。文章作成を頻繁にする人や、じっくり対話をしながら考えを深めたい人向き」(安達さん)
「ほかにも要約、翻訳、企画、学習など、幅広い用途に強い。何を使ってみようかなと迷ったら、これがおすすめです」(臼井さん)
Gemini

情報収集とファイル処理に強い! 仕事の作業の中で使っている人が多数
Googleが開発した生成AI。Googleの検索やサービスとの連携が強み。
「検索と連動しているので最新情報へのアクセスが早く、さらにアップロードしたファイルの分析も得意。最新情報をリアルタイムで調べたい、大量の資料や動画のファイル処理をしたいといった人におすすめ」(安達さん)
「特に仕事で使うツールがGoogle中心の人には、作業の流れの中に取り入れやすいと人気です」(臼井さん)
ほかにもこんな特化型生成AIがあります
Grok

Xのポストに返信して使えるAI
Xと連携した生成AIで、検索や質問にリアルタイム情報を交えて答えるのが特徴。気になるポストに返信する形で「@grok これどういう意味?」と話しかけたり、専用画面から画像生成も。
Suno

オリジナルソングがすぐ完成!
歌詞を入力するだけでオリジナル曲を自動生成できる音楽生成AI。ボーカル入りの本格的な楽曲が数分で完成。友だちのバースデーソングを作ったり、推しのイメージソングを作る人も。
NotebookLM

自分専用の資料まとめAI
資料をアップするだけで、要約や解説、原稿案まで作成してくれるGoogleのAI。メモやPDF整理に便利で、仕事効率が上がると注目されている。Google Workspaceと連携できるのも便利。
Sora

文章から動画が作れる?!
写真はもちろん、テキストからリアルな動画を自動生成できる最新AI。特別な撮影なしで動画が作れるため、新世代のツールとして人気。制作したのはChatGPTを作った会社のOpenAI。
Claude

タスクごとに専属AIが持てる
特定タスクに関する資料をアップして知識ベースを作り、そのタスク専用のワークスペースを構築。資料整理や企画書の作成などを効率化できるAI。仕事の能率が上がると人気上昇中。
無料と課金、何が違うの?
「無料版の場合、最新モデルが使えない、1日に使える回数が少ない、さらに資料解析や画像、動画作成などの機能に制限が。仕事などで習慣的に使いたい人は、課金をしたほうがストレスなく使え、時間短縮に繋がります」(臼井さん)
anan 2487号(2026年3月11日発売)より



















