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宮沢氷魚が舞台に初挑戦「苦しさが逆に癖になる…」

2018.7.17
「ゆくゆくは舞台も経験してみたいと思っていたんですが、まさか俳優を始めてまだ1年経っていないなか、こんなにすぐ出ることになるとは思ってもみませんでした」 ちょっと照れたように語る宮沢氷魚さん。出演するのは、演劇界を超えて注目を集める藤田貴大さんが作・演出を手がける『BOAT』。ボートで漂着する人々と、新たな土地を目指し出航する人々の物語。
宮沢氷魚

「藤田さんの稽古場は、僕がイメージしていたような舞台とはまったく違っていました。台本がなく、その場で作っていくこともですけれど、稽古の冒頭にみんなでボードゲームをやりだしたのにも驚きました。でも、普段使わない脳を使ったり、普段は動かさないような体の部位を稼働させたり、自分でも知らなかった自分の一面を発見することがあって、いまは稽古に行くのが楽しいです」

普段はかなりの心配性。初ドラマの『コウノドリ』では、台本が手放せず、何十回も読み直したほど。

「でも、今回に関しては不思議と不安がなくて、藤田さんについていけば大丈夫って思えるんです。稽古中、『15分考える時間ちょうだい』って言われる時があるんですけれど、どんな作品にするかで悩んでいるんじゃなく、どういう道筋をたどるのが一番効果的かを探っているだけ。藤田さんの頭の中には、すでに何か明確なものがあるのがわかるから、安心できているんだと思います」

希望して足を踏み入れた俳優の道。

「やればできるだろうくらいに考えていたけれど、実際やってみると、台本から気持ちを作る作業がとてつもなく難しい。役のことが全然わからなくて、しんどい時期もありました。でも、嫌だと思ったことはなくて、その苦しさが逆に癖になる…楽しくなってきています(笑)」

そんな宮沢さんの突破口になったのは、ドラマの撮影で考えすぎモードになっていた時、台本から離れようとなにげなく入った老舗の喫茶店。

「お客さんは普段は接点が全然ないようなオジさんとか、夜のお仕事の女性たち。さりげなく見ていたら、話している内容や行動、顔の表情まで、全部が興味深くて。台本に向かっているだけじゃわからない、日常生活の中から得られる気づきって意外と多いんだなって思いました」

いまは、稽古終わりに共演者と食事に行き、作品から離れて他愛のない話をする時間も大切にしている。

「藤田さんの舞台って観る人によって捉え方も変わるし、感じ方も全然違ったりする。でも、それでいいと思うし、作品の芯にあるものはブレずに届くと信じているんですよね」

宮沢氷魚

7月16日(月)~26日(木) 池袋・東京芸術劇場 プレイハウス 作・演出/藤田貴大 出演/宮沢氷魚、青柳いづみ、豊田エリー、中嶋朋子ほか S席5500円 A席4500円(共に税込み)ほか 東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296 http://geigeki-fujita2018.com/  AD:名久井直子 撮影:井上佐由紀

みやざわ・ひお 1994年、アメリカ生まれ、東京育ち。モデルとして活躍する傍ら、昨年より俳優の活動をスタート。近作にドラマ『トドメの接吻』『R134/湘南の約束』。

※『anan』2018年7月18日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・森上マリコ インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)

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