「タイムテーブルはあえて見ない」のもアリ! 夏フェス、どう楽しむ?

2018.4.20
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「夏フェス」です。
岡崎体育

高校生のころは毎年、男友達4人でサマソニ(編集部注:8月に千葉/大阪で開催される都市型ロック・フェス「サマーソニック」の略称)に行ってましたね。休み時間に教室の隅で静かに洋楽聴いているタイプの男子の集まりなんで、フェス行くといっても「ウェーイ!」とちょけることもなく、初めて知る“モッシュ”にクソびびって逃げ出したり…。エンター・シカリっていうイギリスのハードコアバンドが好きでそのステージ観に行ったとき、一緒に行った中村くんの顔面に白人の方の肘が当たって思い切り鼻血出して「これは危ない!」と思いました。いい思い出です。

ミュージシャンになってからは、ありがたいことにフェスに呼ばれる側になりました。去年、最高やったのは石垣島のフェス。海、最高にやばかったです。僕よりスタッフがはしゃいでましたね。でも、そうやってフェスのために遠出するのもいいですよね。泊まったり観光もしたりして地方経済の活性化にもなりますから。フェスで旅、おすすめです。

あとは、バックステージの話をすると普通にきゃりーぱみゅぱみゅさんが歩いていたり、奥田民生さんがごはんを食べていたりしていて、今でもドキドキします。僕はあまり自分から声かけることができないんですけど、それでも楽屋前のパラソルの下で座っていたり、ひとりで転がっているサッカーボールなんかをリフティングしてたりすると、いろいろな方が話しかけてくれます。そうやって、少しずつミュージシャンの知り合いが増えていくのはうれしいです。参加しているみんなもそういう交流ってきっとありますよね。フェスは、同じ音楽の趣味を持つ友達を作るいいチャンスだと思います。ひとりで参加している人も多いと思うんで、そういう人同士で「このバンド好きなんですか?」とか声かけあったり、もちろんグループ同士でも一緒に盛り上がって仲良くなるとかもありやと思います。

それと、参加するときにはあまりタイムテーブルに縛られないほうが面白いと僕は思いますよ。もうね、どのステージ観に行くかなんてサイコロでもふってその場で決めればよろしい。フェスは音楽の見本市、でっかいショーケースライブなんですよ。初見のバンドを観て、新しい音楽をどんどん吸収してほしい。ライブ観て、ええなと思ったら直売所でCD買う。そういう音楽との出合いも楽しんでほしいです。

おかざき・たいいく 2016年メジャーデビュー。4月25日に全曲タイアップ(?)アルバム『OT WORKS』が発売に。現在、全国ワンマンツアー中。詳細は
https://okazakitaiiku.com/contents/138896

※『anan』2018年4月25日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)


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