いま、チョコレートに力を入れる人気パティスリーが増えている。新たに専門店を設けたり、リニューアルをして、力を注ぐシェフが増えていて、そのクオリティは想像以上の高さ! 見逃せません。

アテスウェイ グラス エ ショコラ

アテスウェイ1 (1024×695)

15年の歳月を経て、パティスリーの隣にチョコとアイスの専門店を開いた川村英樹さんは、攻める、攻める。「ボンボンの中身はもっと自由でいい」と、白みそやたまり醤油など発酵食品をガナッシュに使う。かと思えば、「ガナッシュ一辺倒では面白くない」と、飴がけしないで作るなどプラリネを進化させる。それでも、高い完成度は、確かな技術のなせる業。

アテスウェイ2 (1024×695)

東京都武蔵野市吉祥寺東町3-8-9 TEL:0422・29・0888 11:00~18:00 不定休 昨年4月にオープン。バレンタイン期間のボンボンショコラの販売はセットのみ。ほかにタブレットやシガーなど。

アテスウェイ3 (1024×669)

写真上・チョコレートのソルベ、ショコラ70%とピスタチオのダブル¥800。コーンの中もチョコレートでコーティング。写真中・建築家の佐藤ナオキ氏による内装。写真下・20種類ほどのクーベルチュールと多彩な素材を組み合わせたボンボンショコラは、25種類ほど。プラリネやキャラメルなど中身のおいしさも際立つ。スティック状のバールショコラも。

アンヴデット

アンヴデット1 (1024×696)

店名を冠したチョコレートケーキには、アーモンドではなく、珍しい松の実のプラリネを使う。森大祐さんならではの着眼点は、パティスリーを構えて1年半、パリ時代に技術を磨いたチョコレートでも発揮されている。新作は、あまりもてはやされなくなったウイスキーボンボンに光を当てた、ホワイトチョコからマスカットリキュールがはじける進化系。

アンヴデット2 (1024×696)

東京都江東区三好2-1-3 TEL:03・5809・9402 10:00~19:30(日・祝日19:00) 水曜休 チョコ類は、ボンボンショコラやトリュフ、ナッツやドライフルーツが入ったテリーヌショコラも揃う。

アンヴデット3 (1024×673)

写真上・マスカットリキュールを、甘さを抑えたホワイトチョコで包んだ、爽やかなペルル マスカット10個入り¥1,950。写真中・ラムレーズンのチョコレートムースと、松の実のプラリネ入りガナッシュを重ねた、アンヴデット(左)¥580。ガトーショコラの上にシャンティ(?)かと思いきや、どちらも食感を変えた、ショコラS(右)¥450。

※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次 取材、文・齋藤優子


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海のものとも山のものともつかない不確かなことに取り組むが成果なし、という残念な印象のある日です。アイデアを実行する挑戦意欲は素晴らしくても、それが実を結ぶに足る計画性や継続的な努力に欠けている、もしくはそもそも実力不足なのかもしれません。ただ、ここで現実を知って軌道修正できれば無駄ではないでしょう。

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