昨年は、先輩方がたくさん卒業されるということで、世代的に近い僕と亮は、在校生代表のような気持ちで臨んだライブだったんです。当日はネット中継もあったし、何とか盛り上げたいと思って、亮と映画『君の名は。』をオマージュした寸劇(劇中で神木さんと吉沢さんがキスし、大きな話題に!)を行ったのですが、盛り上がりましたねぇ(笑)。僕が主導でセリフを考えたのですが、あれだけお客さんに笑っていただけたのも、映画自体が多くの方に観てもらえたからなわけで、そのありがたさもありましたし、一緒にやった亮が「やるしかないっしょ!」とノッてくれたのも嬉しかったです。後で僕らのことがネットニュースに取り上げられたと聞いて、打ち上げでふたりで大喜びしました。
初めてハンサムライブに参加させてもらった時に最年少だった僕と亮が、今回ついに最年長メンバーです。昔から観てくださっている方には、あんなにヒュンヒュンしていた髪がようやく落ち着くようになったところで、僕らも年をとったなと感じていただけるのではないかと思っています(笑)。亮とも話しているのですが、今年は僕らは見守る側に回ろうと思っています。稽古中は、皆が最年長の僕らに気を使うだろうから、緊張させないように盛り上げるつもりではいるけれど、本番の幕が開いたら、次の世代である小関と松岡のふたりに任せたい。僕らのオイシイ場面はひとつあればいい。下の世代にどんどん自分をアピールしていってもらいたいと思っています。
これまではライブがメインでしたけれど、今回は「FILM FESTIVAL」と名前を変えて、映像クリエイターの方が撮った僕らのショートフィルムを披露する新しい構成に変わります。いわば僕らの本業。気合の入ったものをお見せできたらと思っています。もちろん、トークやミニライブもありますから、いろんな僕らを観ていただきたいです。
すごいのは、これだけの人数が出ているのに、誰ひとりキャラクターがかぶらない。強い個性の持ち主ばかりが集まって、よくこれだけ息が合うなと不思議に思うくらい。そのなかにいると僕は普通…。頑張るとしたら、埋もれないようにすることかな。ただ、注目してほしいのは後輩たち。彼らのことをもっと知っていただけるとありがたいです。
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