小ジワは何もしないと必ず増える…今からしておくといい「簡単うるおい対策」 #88

文・大久保愛 — 2020.12.24
最近、小ジワが気になりませんか。漢方薬剤師の大久保愛先生によると、空気が乾燥しているうえに、今年はマスクが必須となり、顔が無意識にだらけやすい環境に置かれることが多く、ほうれい線などのエイジングサインに悩んでいる人が増えているのだそう。そこで、大久保先生が簡単にできる小じわ対策をお伝えします。加湿器と同じくらい大切な、とっておきの保湿ケアですよ!

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 88

最近、小ジワが気になりませんか。

小じわ ほうれい線 老化 スキンケア エイジングケア

冬至が過ぎ、今年も冬は本番です。ただ、本格的な寒さにまだ体がついていかないものです。朝晩の冷え込みは強く、部屋を暖めないと布団から出られなかったり、寝る直前も部屋を暖めておかないと寒くて眠れなくなったりと、暖房が欠かせない毎日が続きます。そして、室内で過ごす時間が増えている今年は、乾燥肌で悩む人が必然的に増えていくことだと思います。

乾燥肌になり、外出時はマスクで顔の筋肉を動かさないでいると現れてくるのは、ほうれい線などの小ジワです。最近、鏡を見て小ジワが気になり始めたということはないでしょうか? 一年で一番寒くなるのは例年2月と言われています。ということは、暖房のお世話になり乾燥肌を引き起こしやすい環境はまだまだ継続しますよね。

当然、保湿や加湿器などで対策することは必要となりますが、体の中からできる対策もあります。今週は、乾燥による小じわ対策のための食薬習慣を紹介します。

今週は、小ジワ対策のための食薬習慣

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寒くなると温かい布団の中でゴロゴロしたり、暖かい部屋でヌクヌクしながら映画を見たり、モフモフのかわいい部屋着でテンションをあげたりと冬ならではの温かい幸せはありますよね。ただ、暖房が欠かせないシーズンには、乾燥による小ジワ対策もセットで欠かせないものとなります。

私たちは、日に日に老化していくので、すぐに改善できそうな小じわとはいえ、定着させないように努力しなければ老け顔になってしまいます。また、お肌の状態を整えることは、粘膜の新陳代謝を整えることにもつながるため、細菌やウイルスの感染予防にもなります。

漢方では、お肌や粘膜の新陳代謝を整え、潤いを保つことを『補気』や『補陰』とよびます。そこで、今週は、『気』と『陰』を補う食薬習慣を紹介します。今週食べるとよい食材・メニューは、【カボチャと人参のスープ】です。

食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:カボチャと人参のスープ】

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カボチャと人参は、甘味があり、いろどりもよくスープにピッタリの食材です。ポトフ、豚汁、ポタージュ、シチュー、豆乳鍋、キムチチゲなどに使っても美味しく仕上がります。美肌に欠かせない2つの食材は、スープを作るときの具材のスタンダードにしてみてくださいね。

カボチャ

カボチャは『気陰』を補う食材のひとつです。シワ、シミや肌トラブルなどから肌を守りたい人には欠かせない、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化作用の高い栄養素がたっぷり含まれています。また、粘膜を保護し、抵抗力の強化や血行の改善などにも役立ちます。

人参

人参は、βカロテンの量がダントツに多く緑黄色野菜の王さまとも呼ばれています。βカロテンは、カボチャにも含まれますが、抗酸化作用が高く美肌に役立つだけではなく、ウイルスや細菌の侵入を防いでくれている粘膜の強化にも役立ちます。

冬の乾燥肌に悩む人は、美肌に役立つこの二つの食材を使って温かいスープを作ってみてはいかがでしょうか。エイジングケアのレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

※食薬とは…
漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

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大久保 愛 先生
漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。
公式LINEアカウント@aika
https://aika-inc.co.jp/

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