ガチ惚れの証拠かも…! 奥手な男性が本命女性だけにする「密かなアピール」

文・三松真由美 — 2021.9.23
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、気に入った女の子とのデートにこぎつけるも、なかなか進展しない23歳男性。三松先生が、モテ度アップの秘訣を教えてくれます!

シュンタ(23歳)かわいい女の子とマッチするも、勇気レスで「やさしくていい人」のザンネン男子から抜けられず

奥手 男性 アピール 本命

【レスなひとびと】vol. 132


彼女がほしくて、はじめてマッチングアプリに登録した。友達がイチオシのアプリ。

「友人に勧められたので始めてみました。シュンタといいます。鉄道会社に勤めていて出会いがなく、すてきな人と出会えたらいいなと思ってます」

むっちゃマジメなプロフィールを打ち込んだあと、好きなものを登録。好きなものを登録すると、趣味の合う子が探しやすいようになっている。

カフェ、散歩、猫…。

すると、猫好きの子のなかでめちゃくちゃタイプの子を見つけた。カンナちゃん。清楚で遊んでいなさそうな雰囲気。なにしろ笑顔がかわいい。えいっ! と♡(ハート)を押す。

まさかのすぐマッチ。拍子抜けするくらい簡単にデートが決まってしまった。

「こんにちは シュンタさんですか?」

待ち合わせ。上目遣いで顔をのぞきこまれて即ノックアウト。サラサラロングの髪。白い襟がついた、清楚な黒のワンピースがよく似合う。

行き先はチャイがおいしいカフェ。ストローでおいしそうにアイスチャイを吸いながら、話をニコニコと聞いてくれるカンナに一生を捧げてもいいとさえ思う。初対面なのに。

つきあいたい、つきあいたい、つきあいたい…。

つきあったらやれる、やれる、やれる…。

欲望が胸の中でドスンドスンとのたうち回る。

「猫好きって書いてたよね? 今度は猫カフェに行こうか」と次のデートの約束。カンナも二つ返事でOK。猫カフェの次は映画デート。映画の次はディナーデート。デートは続くよどこまでも。

そして4か月と11日。

そろそろと思うけれど、なかなか言えない。「僕と付き合って」のひと言。次こそと思ってLINEを送る。雰囲気のいい、水族館へのお誘い。

「今度水族館に行きたいなって思っているんだけど。一緒に…」

既読ナシ。日に日に増す焦り。3日経過。シュンタが必死で考えたのは「おみやげ作戦」だった。

週末、筑波の実家に帰る用事がある。そこでカンナへのおみやげを買うのだ。賞味期限のあるおみやげを渡すと言えば、近々会ってもらえるだろう。たまたま買ってきた感を出せるから、しつこさもない。よし、これでいこう。

「帰省して、おみやげ買ってきたから近々渡したいな」と送信。

1時間後、ピコンと通知。カンナからの返事は、衝撃的なものだった。

「シュンタさんのこといいなと思っていたんだけど、最近他に気になる人ができて。もう会えません。シュンタさんはやさしくていい人で、これまでよくしてもらってたけど、ごめんね」

撃沈。やっぱり俺なんかに、彼女…できないよな。


【三松さんからのコメント】

シュンタさん、彼女がほしかったんですよね。カンナさんと付き合って抱きたいな♡ って夢を描いてたんですよね。勇気を出して、素直になろうじゃありませんか!

「友人に勧められて」じゃなくて「彼女がほしくて」。「水族館に行きたい」じゃなくて「大事な話をしたい」。「おみやげを渡したい」じゃなくて「すぐに会いたい」。それが本音のはず。

ガツガツしていると思われたって、いいじゃない。相手も好意があれば、ガツガツは、情熱的という言葉に置き換えられる。ストレートに愛を表現する男は信頼できる。

もし引かれたら、それまでの相手だ。「ノルかソルか」勝負時には勇気を持って挑んで。しかもカンナさんは、最近までシュンタさんを「いいなと思ってた」って言ってるし。脈ありじゃん。

惜しいぞ!

恋はタイミング。勇気さえ出していれば、カンナさんと今頃、ベッドでゴロにゃん猫ごっこしてるはず。「やさしくていい人」というのはありがち。経験や自信不足からプッシュできないのは、押しが弱いだけ。勇気を出すのが真のジェントルです。

勇気マンマンになるにはお金もかからない。今日からでも勇気は持てる。

「勇気レスな男子たちよ、グズグズよりガツガツ。情熱的で、押しが強いメンズが好きな女子は星の数。ところで女子のみなさん、こいつ勇気ないやつかなと思ったら、察して、引っ張ってあげてね。あなたのモテ度もアップします」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。

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三松真由美 note 恋と結婚とエッチのテーマ更新中
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