イケメンすぎて痺れる…生存率10%から生還したSNSで人気の猫さま

取材、文・Manabu Matsunaga — 2023.4.2
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第122回目は白茶ハチワレのアルコ(Arco)さま。

SNSで大人気のイケメン猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.122
猫さまの話をもっと聞かせて! 
アルコさまは2歳の男性猫さま。


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アルコさまが語ります。

僕の1日は早くに始まります。朝6時くらいに飼い主が仕事の準備を終えたとき、僕はいつもニャーと鳴きながら、ご飯を忘れないでとアピールします。食事が終わればまた眠ります。1日の大半は、飼い主が仕事から帰ってくるのを待っている状態です。飼い主が帰宅したら、恒例の「その日のビデオ」を撮影し、それをSNSに公開して、その動画に夢中になります。


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僕は獣医さんから購入しているカリカリしか食べません。腎臓に問題があるためです。実は、子猫の頃に発疹チフスにかかり、獣医さんが僕の命を救ってくれたのです。命の恩人の言うことはよく聞くことにしています。
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僕の特別な食事は夕飯が多く、飼い主たちと同じように肉を食べる権利もあります。おやつはいろいろなブランドのものが常備されています。
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キャットタワーに乗って休息し、外で何が起こっているかを観察するのが好きです。外の美しい景色を眺められるキッチンキャビネットに登るのも好きです。柔らかすぎて埋もれてしまうほど気持ちがいいふわふわのベッドの上で寝るのも好きです。大好きなお気に入りのおもちゃは、釣り竿、魚、色付きのボールです。好きな色は黄色です。
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飼い主から見たアルコさまとは。

アルコの前に数匹の猫を飼っていたことがありました。初めてアルコを見た時、かわいすぎると思いました。そして、とってもハンサムだとも! 2021年6月7日に自宅近くの動物保護団体で養子縁組の手続きが始まりました。


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生後2か月の終わり頃、彼は発疹チフスに感染し、獣医によって奇跡的に救われました。獣医には、生き残る可能性は10%だったと言われました。でも今、彼は素晴らしい状態であり、すべてが順調で、習慣になっているSNS動画を毎日のように作成しては楽しんでいます。
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アルコの特技は、常に新しい遊びを探すことです。私たちは2人で撮影するのが好きで、特に噛んで遊ぶのが大好きです。私たちはとても遊び心のある似た者同士で、強い共犯意識を持っています。アルコの魅力は、かわいすぎる小さな頭と、グラスのような形をした背中の白い斑点と、いつも持ち上がっている尻尾です。私にとってアルコは、毎日愛で満たしてくれる太陽の光なのです。アルコと私は強い絆で結ばれていて、アルコは私たちにたくさんの愛と優しさを与えてくれます。
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――小さい時の病気から復活して絶好調の毎日を送っているアルコさまの様子はSNSで観ることができます。写真だけではなく動くアルコさまはいつも目がキラキラしていて、お気に入り猫さまになってしまいました

取材、文・松永学