同棲カップルは別れがち…!? 彼との結婚が遠のく「彼女のNG行動」

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2023.9.18
銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、遠距離恋愛中の彼と同棲予定で、結婚もしたいという24歳女性。佑雪さんが不安解消のためにすべきことを教えてくれます!

お悩み:「同棲したら、結婚できますか?」

同棲 結婚 カップル 恋人 遠距離恋愛

【クラブ佑雪】vol. 312


学生時代から付き合っている彼と、就職のために電車で3時間ほどのプチ遠距離となりました。仕事が忙しいせいもあり、なかなか会えず、それが原因でケンカばかりしています。それというのも私が過去に浮気された経験から、つい彼からの返信が遅いときなど「誰とどこで会ってたの?」としつこく聞いてしまったり、不安になってしまうからです。

先週、彼から「もう付き合えない」と言われましたが、私は今後の人生で彼以上に好みの顔の男性とは会えないと思っているので、粘りに粘って、仲直りしました。会えない問題を解消するために、彼が住んでいる都市の会社に転職し、同棲する方向で話がまとまっていますが、この先、結婚できるでしょうか?  彼からは「一緒に暮らして相性を見よう」と言われています。

(松ぼっくり 24歳未婚 アパレル)

「結婚したいなら〇〇が必要だから」

anan-web-銀座ママ-1

なんか、キケン…アブない空気が立ち込めているご相談ですね。まず、そもそもですが、この件に限らず、わたくしとしては「結婚がしたかったら、同棲はしない」ということを強くおすすめしています。肌感覚として、同棲すると結婚に至らず別れるカップルが多いことと、同棲では結婚生活の本当の相性はわからないからです。

考えてもみてください。週末のお泊まりの延長のような同棲って、お互いの家族が本格的に絡んでこないでしょ? 法事にも誘われないし、お墓を建てるときにお金を負担しなくてもいいし、家族ならではの面倒なことがすべて排除されているわけです。で、お互い、家族に紹介してたとしても、たとえばの話ですが、息子・娘の彼女・彼氏に対してと妻・夫に対してでは、対応がまったく違うでしょ。遠慮がありますから。

確かにシーツを替える頻度や部屋の散らかり具合の許容範囲などから、生活の相性を測ることはできるでしょう。でも、離婚の主な原因になりうる、お互いの家族との関係という決定的な相性は、どれだけ同棲を続けても本当のところなんて、わかりっこないわけです。

そんなくらいなら、同棲じゃなく入籍しちゃえば? っていうのが、わたくしの意見。大体「相性を見よう」って、試すつもりでいると、「ダメだったから別れよう」ってなりやすいのなんて当たり前じゃないですか。一方、「一生、添い遂げる!」と覚悟して結婚すれば、ごはんの味付けやクーラーの設定温度の好みが違うなりに、工夫して一緒にいられる道をなんとか見つけてやっていくものなんです。

そもそもね、「この先、結婚できるでしょうか?」って人に聞く時点でダメなんですよ。「結婚するからね!」って、彼を引っ張って、役所で婚姻届を出すくらいの気構えがないと。そういう気構えがあれば、ちょっと不安になって彼を問い詰めることもなくなるでしょうし、そうなれば、彼との関係ももっと安定するはず。要は、ご相談者さまの覚悟の問題じゃないかな。頑張って!


【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】

インスタでもお悩み募集中!
インスタからのお悩み募集はこちら
@yousetsu.fujishima

マガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。
銀座『クラブ佑雪』お悩みはこちらへ


藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。


占いによる個人鑑定のお申し込みはこちら


©bernardbodo/Adobe Stock