文/NATTY
吸水ショーツは試した?
新たなフェムテックアイテムが次々と発売されているなか、注目を集め続けているのが“生理用吸水ショーツ”。既に使ったことがある人もいるかもしれませんね。
生理用吸水ショーツとは、ナプキンやタンポンを使わずに、経血をそのままショーツが吸水してくれる生理用品です。繰り返し使えるのでとても経済的で、ゴミがでないので環境にも優しいと愛用者も増加中。
素材や機能性、吸水量などブランドによってさまざまですが、今回筆者が試したのは、オーガニックコットンで作られた『Hogara(ホガラ)』の生理用吸水ショーツ。敏感肌や皮膚トラブルが多い人、柔らかい肌触りを好む人、温活がしたい人なら、オーガニックコットンを使用したアイテムがおすすめです。
『Hogara』は抗菌、消臭、部屋干し機能にもこだわっていて、カラーバリエーションや形が豊富なのもうれしいポイント! 200名近い女性への取材やアンケートによって生まれた商品であることから、生理中によくあるストレスにしっかりアプローチしてくれるのです。
『Hogara』の機能やおすすめポイントを一挙にご紹介!
ほしい機能がギュッと詰まってる! 生理用吸水ショーツの「機能性」
『Hogara』の生理用吸水ショーツは吸水部分が4層のレイヤーになっています。
・吸水速乾シート・・・素早く経血を吸収し、肌触りはサラサラ
・吸水シート(抗菌防臭)・・・多い日でも安心感のあるパワフルな吸水量
・防水シート・・・吸水したあとの漏れを防止
・ショーツ生地・・・オーガニックコットン素材を使用
4層構造でしっかりと経血を吸水し、血戻りや漏れを防ぎます。
さらに、抗菌、消臭、部屋干し臭へのケアを叶える豊島の「Repur®」加工まで。細菌の増殖やニオイの発生、部屋干し時の生乾きの嫌なニオイを抑えてくれるそうです。繰り返し洗濯しても、その効果が低下しにくいんだとか!
日々使い続けることに対してのストレスまで軽減してくれるのがうれしいですね。
地球にも人にも優しい! 生理用吸水ショーツの「素材」
素材には、地球環境や人に優しいオーガニックコットンを使用。乾燥しやすい季節でも、敏感になりやすいデリケートなお肌を優しく守ってくれますよ。
伸縮性が高いストレッチ素材だからか、まるで履いていないかのようなフィット感に筆者は感動しました。生理中でなくても履きたくなる心地のよさです。
また、合成繊維によるかぶれや蒸れも防いでくれるそうで、肌触りが柔らかく、心地のいい質感です。直接肌に触れるものだからこそ、素材も縫製も全て日本で作られているこだわりなどにも安心感があります。
カラフルで可愛すぎる見た目! 生理用吸水ショーツの「デザイン」
『Hogara』には吸水量やサイズ、ディテールが異なる4つのタイプがあります。
・レギュラータイプ/吸水量:15~20ml
・フルタイプ/吸水量:35~40ml
・スリムタイプ/吸水量:8ml
・ボクサータイプ/吸水量:15~20ml
カラーはモンステラやミモザ、ガーベラなどお花から名づけられた鮮やかなカラーが特徴です。「生理期間を明るく楽しんでほしい」という想いが込められているそう。
黒やグレーのカラー展開が多い吸水ショーツですが、ハッピーな気分になれる明るいカラーが揃っているのは『Hogara』ならでは。カラーバリエーションが豊富なので、気になるなら色チ買いもアリかも!?
3つのタイプ別! 厚さやサイズ感を比較してみた
今回筆者が選んだタイプやカラーをご紹介します。
商品名:オーガニックコットン吸水型ショーツスリム
カラー:ガーベラ
サイズ:M
価格:¥4,290
商品名:オーガニックコットン吸水型ショーツレギュラー
カラー:ブラックチャーム
サイズ:M
価格:¥4,950
商品名:オーガニックコットン吸水型ショーツフル
カラー:モンステラ
サイズ:M
価格:¥5,390
平置きの状態で表側を測ったサイズの比較
スリム:約17cm レギュラー:約20cm フル:約25cm
フルタイプでもへそ下が基本。お腹をすっぽり隠すようなデザインではありませんが、スタイリッシュなデザインに気分が高まります。
スリムタイプは生理用ショーツでは珍しいタンガショーツ型が特徴です。
生地に厚みのあるクロッチ部分の長さを比較
スリム:約20cm レギュラー:約20cm フル:約42cm
フルタイプは尾てい骨あたりまであるので、就寝時の漏れが心配な人でも安心できる長さがあると思います。足口のゴムは撥水加工がされているので、横漏れや伝い漏れもしっかりガードしてくれますよ。
実際に使用してみてわかった! おすすめの使い分け
■生理1日目~2日目・経血が多い日
フルタイプ+ナプキンやタンポンと併用
■生理3日目以降
レギュラータイプ、ボクサータイプ
■生理おわり、経血が少ない日
スリムタイプ、レギュラータイプ、ボクサータイプ
筆者は経血量が少なめで、体のラインが出るパンツをよく履くこともあり、スリムタイプとレギュラータイプをメインに愛用しています。
血が漏れたときのイヤな不快感はなく、1日中ストレスのない履き心地でした。ナプキンやタンポンを持ち運んで取り替えることがなくなったので、普通の日のように過ごせましたよ。
経血量が多い人はフルタイプに、ナプキンやタンポン、経血カップや布ナプキンなどを併用すると安心感があるでしょう。
長く使うために守りたい「お手入れ方法」
生地の柔らかさを守るため、糸の撚りは甘くソフトに仕上げられていて、毛羽立ちが起きやすいそうです。長く愛用するためにも、お手入れは丁寧にした方が良さそうです。
優しく手洗いをしたあと、必ず洗濯ネットに入れてから洗濯機で洗い、しっかりと乾かしましょう。このとき、乾燥機の使用は避けてくださいね。
ショーツ1枚ごとに専用のネットがついています。こちらは、このまま洗濯ネットとして使うことも可能!
『Hogara』のロゴマークが入ったコンパクトな洗濯ネットは、持ち運びにも便利ですよ。
まとめ
今回は筆者が気になっていた『Hogara』の生理用吸水ショーツをご紹介しました。
繊維会社から生まれたブランドだからこそ、ニオイなどの悩みや履き心地にこだわった素材と縫製が可能に。そしてなにより、気分のあがるカラーラインナップが魅力的ですよね。
地球環境に配慮されたデザインはもちろん、売り上げの一部が途上国の女の子たちを守り、生きる力を身につけるためのプロジェクトに寄付されるようになっているなど、人にも優しいモノづくりの姿勢に共感します。
憂鬱な気分になりがちな生理ですが、ぜひ心地のいい一枚を見つけて、少しでも快適にサニタリーライフを過ごしてくださいね!
【参考】
『Hogara』公式サイト
©aslysun/shutterstock
NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。