北関東最大級の七夕まつりも! 2023年に訪れたい“関東の七夕の行事”4つ

ライフスタイル
2023.06.13
由緒あるものから参加型の賑やかなものまで、関東の七夕の行事をピックアップ。この機会に、ぜひ訪れてみて。

七夕は、日本の神道行事“大祓(おおはらえ)”と、中国の故事“七夕伝説”が結びついたものだという。「大祓とは、半年の間に溜まった罪や汚れを祓い清める禊ぎの儀式。七夕の伝説は、離ればなれになった織姫と牽牛(けんぎゅう)が年に一度だけ会えるという伝説で、その日は願いが叶うとされます。より多くの人に来てもらいたい神社が、大祓と縁起のよい七夕を一緒に行った、というのが私の推測です」(「日本良学」代表・藤本宏人さん)。罪を清められて願いが叶う、しかも織姫と牽牛にあやかって良縁まで運んでくれる。そんな素敵なイベントなら、ぜひ参加したい。

関東の七夕の行事

前橋市内「前橋七夕まつり」(群馬県)

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コンクールに寄せられた七夕飾りが圧巻!
北関東最大級の七夕まつりで、7月7日から9日まで開催される。前橋中心商店街は見事な七夕飾りで美しく彩られ、多くの出店も登場。JR前橋駅前のロータリー広場では地元学生によるイベントが、広瀬川河畔緑地エリアではワークショップやマルシェも開催される。前橋七夕まつり実施委員会事務局 TEL:027・289・5565(平日9:30~18:00)

足利織姫神社「七夕飾り」(栃木県)

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織姫ゆかりの地で星に縁結びのお願いを。
織姫を祀る機織りの神社で、縁結びでも有名。天照大御神に献上する衣服を織る神様として祀られた、という説があり、ファッションに関する御利益も期待できる。6月末から8月上旬までは、境内に飾られた竹笹に、願いを書いた短冊を飾るお祭りを開催。期間中のみ授与されるお守りの台紙が、短冊になっている。●栃木県足利市西宮町3889 TEL:0284・22・0313(事務所)

越谷香取神社「七夕祭り」(埼玉県)

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心がなごむ昔ながらの夏祭りを体験しよう。
室町時代の創建と伝わる。招福除災(しょうふくじょさい)の鎮守神として地元の人に信仰され、江戸時代には日光街道を旅する人々が、安全を祈願するために訪れた。7月7日のお祭りでは、短冊飾りや射的、金魚すくいなど懐かしく素朴な行事を楽しめる。同日の七夕神事では、神職が行う儀式に間近で参列できる。●埼玉県越谷市大沢3‐13‐38 TEL:048・975・7824

千葉神社「七夕祭」(千葉県)

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本物の星まつりに参加できる貴重な機会。
天の中でひとつだけ動かない北極星を、北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんじょうおう)という神様として祀る。厄除開運(やくよけかいうん)のほか、方位を司る八方除(はっぽうよけ)に御利益あり。6月30日の夕方から、境内に笹竹を設置。7月7日まで、短冊に願いを書いて飾ることができる。7日当日は、17時から短冊の願いを織姫星と牽牛星に届けるための祭典を行う。●千葉県千葉市中央区院内1‐16‐1 TEL:043・224・2211

藤本宏人さん 日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。著書に『365日のご利益大全』(サンマーク出版)。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。

※『anan』2023年6月14日号より。取材、文・風間裕美子

(by anan編集部)

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