カカオの香りを大切に扱う、山内大輔シェフのショコラをご紹介します。
職人の技とロジックで浮き彫りにする、カカオ本来のフレッシュな果実香

LoDYc chocolate(ロディック チョコレート)山内大輔シェフ
タブレットもボンボンショコラも焼き菓子も、山内大輔(やまのうち・だいすけ)シェフがカカオ豆から生み出すアイテムは、あまりにもフルーティ。ぶどうのムースショコラもそう。口にした途端に瑞々しく溶け、溢れるぶどうの澄んだ香りにチョコケーキの概念が吹っ飛ぶ。
「エクアドル・サモラチンチペ産カカオにはぶどうのアロマがあり、そこにぶどう果汁を加えることで香りやおいしさがかけ合わされ、複層的に仕上がるんです」
彼はいつもカカオの香りを大切に扱う。焙煎は基本浅めで、用途に合わせ細かく調整。焼き菓子用は後で火が入るからローストなし。タブレットは焙煎の有無で変わる香りを立体的に楽しめるよう、同じ豆に違う焙煎をしたものを組み合わせるという。さらにローラーリファイナーで素早く微細化することで、カカオの香りを鮮やかなまま残していく。
ボンボンショコラも先にカカオありき。インド・アナマライのカカオは柑橘っぽくてスパイシーだから、オレンジと3種のスパイス、という具合にカカオの個性を際立てるフレーバーと合わせて。共鳴して深まる果実香に、カカオはフルーツだということを思い知らされる。
Profile
山内大輔
やまのうち・だいすけ 『パトリック・ロジェ』のスーシェフとしてパリで10年研鑽を積み、帰国後ビーントゥバーの技術を10年かけて磨き自店をオープン。今冬リニューアルオープンした「パーク ハイアット東京」のショコラも手がける。
information

LoDYc chocolate
2025年10月オープン。プロダクツごとにカカオ豆を選び、焙煎、コンチングを変える独自製法で香りを引き出してチョコレートに。タブレットやボンボンショコラのほか、生菓子や焼き菓子も。
東京都文京区本駒込6-2-8 TEL. 03-6902-2856 12:00~19:00 月~水曜休(祝日の場合は営業)※変動あり。Instagramの@lodycchocolateで確認を。
anan 2479号(2026年1月14日発売)より


























