カカオの香りを大切に扱う、山内大輔シェフのショコラをご紹介します。


職人の技とロジックで浮き彫りにする、カカオ本来のフレッシュな果実香

LoDYc chocolate(ロディック チョコレート)山内大輔シェフ

タブレットもボンボンショコラも焼き菓子も、山内大輔(やまのうち・だいすけ)シェフがカカオ豆から生み出すアイテムは、あまりにもフルーティ。ぶどうのムースショコラもそう。口にした途端に瑞々しく溶け、溢れるぶどうの澄んだ香りにチョコケーキの概念が吹っ飛ぶ。

「エクアドル・サモラチンチペ産カカオにはぶどうのアロマがあり、そこにぶどう果汁を加えることで香りやおいしさがかけ合わされ、複層的に仕上がるんです」

彼はいつもカカオの香りを大切に扱う。焙煎は基本浅めで、用途に合わせ細かく調整。焼き菓子用は後で火が入るからローストなし。タブレットは焙煎の有無で変わる香りを立体的に楽しめるよう、同じ豆に違う焙煎をしたものを組み合わせるという。さらにローラーリファイナーで素早く微細化することで、カカオの香りを鮮やかなまま残していく。

ボンボンショコラも先にカカオありき。インド・アナマライのカカオは柑橘っぽくてスパイシーだから、オレンジと3種のスパイス、という具合にカカオの個性を際立てるフレーバーと合わせて。共鳴して深まる果実香に、カカオはフルーツだということを思い知らされる。

「ボンボンショコラ」8個入り ¥5,400。今は「インド・アナマライ産カカオ×オレンジスパイス」「エクアドル・ナポ産カカオ×洋梨」「パナマ産カカオ×コーヒー2種」の新作入り。

インド産カカオとハスク(カカオ皮)の生地に、自家製オレンジコンフィをちりばめた新作、「ケーク アナマライ オレンジ パッション」12cm ¥2,700。

タブレット ¥1,728~。

コンクリート造りの美しい店内。

カフェ限定の「ぶどうのムースショコラ」¥972と「カカオティー」¥495。

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Profile

山内大輔

やまのうち・だいすけ 『パトリック・ロジェ』のスーシェフとしてパリで10年研鑽を積み、帰国後ビーントゥバーの技術を10年かけて磨き自店をオープン。今冬リニューアルオープンした「パーク ハイアット東京」のショコラも手がける。

information

LoDYc chocolate

2025年10月オープン。プロダクツごとにカカオ豆を選び、焙煎、コンチングを変える独自製法で香りを引き出してチョコレートに。タブレットやボンボンショコラのほか、生菓子や焼き菓子も。

東京都文京区本駒込6-2-8 TEL. 03-6902-2856 12:00~19:00 月~水曜休(祝日の場合は営業)※変動あり。Instagramの@lodycchocolateで確認を。

写真・清水奈緒 取材、文、監修・chico

anan 2479号(2026年1月14日発売)より
Check!

No.2479掲載

チョコレートLOVE 2026

2026年01月14日発売

毎年恒例の「チョコレート」特集。メゾンの新作や最新トレンドリサーチから、ショコラトリー併設のバーやホテルのアフタヌーンティーなどおでかけして味わうショップ情報まで、50軒以上の気になるチョコレート情報を集めました。

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