部屋の片付けのセオリーの一つに、“モノの置き場所を決め、使ったら元に戻す”というものがありますが、冷蔵庫の中も、それと同じ気持ちで片付けるとよい。
「好きでよく買うものはもちろん、自作の調味料を入れたビンなど、入れるものは基本すべて定位置を決めましょう。空きができたからといって、そこに別のものは置きません。恣意的に詰め込んでいくとたちまち乱雑になりますから」と福田かずみさん。彼女の冷蔵庫の中を実際に見せてもらえば、なるほど、の工夫がいっぱい!
「整理整頓して、一目で何があるか把握できたら、食品を無駄にすることもなくなります」
今回は今すぐ真似できそうな、野菜室と冷凍庫のアイデアを教えてもらいました。
野菜室は異なるサイズのケースで上手に仕切る
引き出しに仕切りは必須。「長いもの、短いもの、ゴロッとしたものと3つのスペースを確保すればかなり整理されます。100円ショップで売っているプラスチックカゴは、サイズも豊富で便利」
野菜が小さくなったら収納場所を移動せよ
使ううちにサイズダウンした野菜は、元の場所に戻さず、収納場所を移動。「売られているときに野菜が入っているビニール袋は、保存力が高いものなので、その袋のまま保存して大丈夫です」
冷凍庫では本のように立てられる薄い容器が大活躍!
重ねると、下段の容器は忘れ去られる危険性が。「薄い容器を縦に並べると、スペースを上手く使えます。私は厚さ3cm程度の容器に、サッと茹でた野菜、豆などを種類別に入れ、立てて収納しています」
余らせがちな薬味は1回分をラップで冷凍
生姜やネギなど、“ちょっと必要”な薬味。「買ってきたらすぐ、すりおろしたり刻んだりし、1回分ずつをラップでまとめ、容器に入れて冷凍します。食材のロスが防げますし、調理の手間も減ります」
最終的に残った野菜は、スープ用に冷凍し、ストック
微妙な量で余ってしまった野菜は、ダメになる前に細かく刻んで、一つの容器にまとめて冷凍。ある程度溜まったところで、スープの具材に活用する。「ミネストローネなどを作るときに重宝。無駄な買い物も減ります」