ananトレンド大賞2025、ファッション部門では、今年を彩るトレンドファッション「ガーデンコア」スタイルに俳優の白石聖さんが挑戦。
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2025年を象徴するトレンドファッションに身を包んだ、俳優の白石聖さん。お気に入りを尋ねてみると…。
「柄物のスカーフをシャツの上からビスチェみたいにアレンジするのも潔くて可愛かったですし、スポーティに甘さを加えた着こなしも新鮮でした。でも個人的に好きだったのは、ガーデンコア。普段自分ではチョイスしないテイストですが、着てみるとなんとも可愛くて。頭にかぶったボンネットはどこのブランドのものか気になって、スタイリストさんに教えてもらいました。私自身も編み物が趣味なので、クラフト感のあるアイテムはやっぱり気になりますね」
普段は、デニムスタイルなどカジュアルな服装が多いという白石さん。この撮影を機に、秋冬のファッション熱にも火が付いたそう。
「実は、去年からシンプルなプリーツスカートをずっと探していて。半分諦めていたんですが、レディライクプレッピーが流行っているなら、今シーズンこそは手に入れたい(笑)。いつもは迷ったら黒系の服装に落ち着いてしまうんですが、今季はもっと冒険してもいいのかも。自分なりにトレンドを取り入れて楽しんでいきたいです」
都会的にアップデートされた令和版「森ガール」 ガーデンコア

カーディガン¥49,500 ニットパンツ¥49,500 レースボンネット¥17,600(以上オープン セサミ クラブ) レーストップス¥48,400(ユハン ワン/レイ ビームス 新宿 TEL. 03-5368-2191) フリルスカート¥18,920(ビームス ボーイ/ビームス ボーイ 原宿 TEL. 03-5770-5550) ソックス¥2,530(タビオ TEL. 0120-315-924) ファーミュール¥12,900(チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)
甘さはあっても盛りすぎは禁物! スタイルよく着こなすのがポイント
2000年代に大流行した「森ガール」が、なんと今年リバイバル。現代的にアップデートされた「ガーデンコア」とはどんなもの?
「いわゆる“森ガール”がロマンティックで夢見るような世界観に傾いていたのに対し、ガーデンコアはもっと身近で都会的。庭先で植物と過ごすような、自然と日常を地続きに感じられるスタイルです」(ファッションディレクター・宮田理江さん)
「天然素材のコットンレースやリネンを使いながら、トップスをタイトにしてメリハリを出したり、ミニスカートで肌見せしたりと、スタイルアップを重視するのが令和らしい特徴。今季トレンドのバブーシュカなど、ハンドメイド感のあるアイテムを取り入れる流れも広がっています」(スタイリスト・haoさん)
SUMMARY
・元祖森ガールよりも“ほっこり感”は薄め。
・ボリュームを抑えて“縦長ライン”を意識。
・甘さ一辺倒ではなく都会的な上品さもプラス。
非日常感の強かった「森ガール」に比べて、都会的な上品さが感じられるのが「ガーデンコア」。全身をレースやフリルで固めるのではなく、デニムやエンジニアブーツ、ウェスタンアイテムと組み合わせることで、タウンユースにも馴染む洗練されたバランスに。
ガーデンコアをさらに楽しむためのキーアイテム

1、バブーシュカ¥4,510(パイシス/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL. 03-3401-5001
2、バブーシュカ¥4,119(https://www.hana-corporate.com/ILLIGO/HANA SHOWROOM)
3、カシミアニット マルチベルト¥8,250(ジェーン スミス/ジョン メイソン スミス ジェーン スミス ストア TEL. 03-5738-7721)
4、スカート¥16,500(ASURA/HANA KOREA support@hana-korea.com)
5、ベルトブーツ¥34,100(レイ ビームス/レイ ビームス 新宿)
1、今季の大ヒットアイテム、バブーシュカ。鮮やかな赤を選べば、全体の甘さが引き締まる。
2、純白のレースがピュアなイメージ。カジュアルなデニムに合わせても◎。
3、深紅の花の飾りが大人っぽいアクセント。
4、やわらかなコットンレースのスカートは、自然に広がるAラインシルエットがフェミニンな印象。
5、タフなエンジニアブーツで甘×辛ミックススタイルを楽しんで。
Profile
白石聖
しらいし・せい 1998年8月10日生まれ、神奈川県出身。2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演予定。出演作品にドラマ『新空港占拠』『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』『私の夫と結婚して』など多数。
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Profile
宮田理江
ファッションディレクター。All About「レディースファッション」ガイド。販売員やバイヤー、プレスのキャリアを生かし、コレクショントレンド動向、着こなし解説やスタイリング指南を発信。毎日ファッション大賞選考委員も務める。
hao
スタイリスト。スタイリスト二宮ちえ氏に師事後、2022年に独立。レディース、メンズを問わず、ギミックを利かせたスタイリングを得意とし、ファッション誌を中心に幅広く活動。アーティストのスタイリングも手掛ける。
anan 2467号(2025年10月15日発売)より