選ばれるのはたった1人。前代未聞のオーディション『WORLD SCOUT:THE FINAL PIECE』を振り返る

数多くのオーディション番組が生み出される昨今。なかでも、合格者1名という独自性から注目を集めた『WORLD SCOUT:THE FINAL PIECE』。番組プロデューサーのコメントとともにオーディションを振り返り、結成されたグループ・SAINT SATINEのコメントをお届けします。

Index

    information

    WORLD SCOUT:THE FINAL PIECEとは…

    HYBEとGeffen Recordsがプロデュースするグローバルスカウトプロジェクト。H×Gエグゼクティブ・クリエイター、ソン・ソンドゥクを中心に厳しい審査を行い、LA合宿ではブリトニー・スピアーズやビヨンセのダンサーを務めたニッキー・パラモら世界トップのトレーナー陣が候補生たちをサポート。1万4000人からたった1人の原石を見つけ出した。ABEMAで配信中。

    1万4000人から選ばれたのはたった1人

    グラミー賞で2部門にノミネートされ、アメリカを中心に世界で絶大な人気を誇るガールグループ・KATSEYEを誕生させた2社──BTSをはじめグローバルに活躍するK-POPグループを多数輩出してきたHYBEと、世界トップレベルのレーベルGeffen──が再びタッグを組み、全米を拠点とする多国籍ガールグループを誕生させるため、新たなプロジェクトをスタートさせた。メンバーにはKATSEYEが誕生したオーディション『The Debut: Dream Acad emy』の練習生だったエミリー、レクシー、サマラが選ばれた。そして最後の1ピースを埋めるべく、1万4000人の中からたった1人を選ぶサバイバル・オーディション『WORLD SCOUT:THE FINAL PIECE』が 幕を開けた。

    すでにデビューが決定している3人はいずれも高い実力の持ち主。オーディションでは、そんな彼女たちと並んで調和がとれるメンバーであること、その上で自分にしかない輝きとスター性があることが重視された。世界の名だたるアーティストを見てきた精鋭のスカウト陣が厳しい目を向けて、最後の1ピースとして日本から選ばれたのが、咲来だった。

    オーディションの見どころをご紹介

    書類審査を通過した300人からアメリカ合宿に進めるのはたった4人

    振付師・ダンサーのNOSUKEらも参加した1次審査は20人ほどが同時に踊る中、ソンドゥク氏が自ら候補生に合格を告げに行く斬新なスタイルが話題に。その後、追加合格者を含めた19人が歌とダンスの両方を見せる2次審査で12人まで絞られ、2週間の合宿を経て3次審査へと進んだ。3次審査はグループミッション。ライバルでもある他の候補生たちと共にパフォーマンスを作り上げる過程で絆が生まれ、みんなと別れたくないと涙を流す候補生も…。しかし、この3次審査を生き残れるのはたった4人だけだった。ⒸAbemaTV,Inc.

    最終審査直前に候補生が変更、合宿も延長に…波乱のクライマックス

    3次審査を終えて残った4人はアメリカ・LAへ。エミリー、レクシー、サマラに会って興奮しきりの4人だったが、世界の頂点を知るトレーナーたちの厳しい言葉に一気に我に返る。その後、LAで体調を崩したヒオリはオーディションを辞退することに。一方、残った3人の精神は1か月の合宿で極限状態。そんな中、合宿の1か月延長が決定し、さらに3次審査で脱落したリンカが合宿に合流。時にはぶつかり、時には涙を流しながら努力を続けた4人。自身に向き合い続けた4人がすべてを懸けてオーディションに挑む。ⒸAbemaTV,Inc.

    who is…SAINT SATINE

    決定メンバー4人に迫る!

    KATSEYEを生み出したオーディションプロジェクト『The Debut: Dream Academy』以降、デビューを夢見てトレーニングを続けてきたエミリー、レクシー、サマラの3人に咲来が加わり、グローバルに活躍するガールグループの新星がついに誕生!

    SAKURA(咲来)

    02/20/2010,Japan,ENFP

    何でも柔軟に吸収する 伸びしろの大きさに自信あり!

    歌もダンスも未経験、富山の実家で冷蔵庫を鏡代わりにして踊っていた女の子がついに夢を掴んだ。LA合宿ではトレーナーの厳しい言葉にもめげず、常にポジティブに自分を奮い立たせていた姿が印象的。また、ソンドゥク氏をはじめ、ほぼすべてのトレーナー陣からスター性を認められ、「なぜだかわからないけれど目が離せない」不思議な魅力があると評されていた。

    「成長力とそのスピード、大きな伸びしろには自信があります! ダンスや歌、ラップ、表情など、どんな分野でも柔軟に吸収しながら成長できるところが自分の強みで、実際にオーディション期間中にも大きく成長できたと思います。オーディションで一番印象に残っているのはLA合宿で候補生のみんなと海を見に行った日ですね。海がとても広くて驚きましたし、みんなで波で遊んでいたらズボンが濡れてしまって、みんなで笑い合ったのもいい思い出として残っています。その日のお昼に食べたハンバーガーもとてもおいしくて、楽しい一日でした」

    これからの活動で楽しみにしているのは、MVを撮ることだそう。

    「グループのオリジナル曲をリリースする上でMVは大事な部分だと思いますし、一度も経験したことがないのですごく楽しみで、どんな感じなのか考えるのもワクワクします。これからもさらに成長した姿をお見せしますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします」

    SAMARA(サマラ)

    09/11,2005,Brazil,INFJ

    最高のものを届けるという情熱が私たちの原動力

    子どもの頃は部屋の隅っこで本を読む、おとなしい子だったという。かつて挫折を経験し歌うことを諦めたこともあったが、『The Debut: Dream Academy』に参加したことで自信を回復。あらためてアーティストになる道を歩みはじめた。天性のバネを生かしたソウルフルなダンスは迫力満点。人懐っこい笑顔と陽気な雰囲気を持ちながら、一歩引いたところから候補生たちをおだやかに見守る姿勢を見せた。5歳から歌を習ってきたという彼女の自信の源は、圧倒的な歌唱力。

    「私のグループにおける強みはボーカル力です。歌うことは昔から私の情熱であり、自分自身の一部でもあります。音楽を通して私の魅力を届け、人々に影響を与えられる存在になることが大きな夢です」

    普段は物静かだが、パフォーマンスに懸ける情熱は誰よりも強い。メンバー同士で支え合い、最高の作品づくりができるグループになることが目標だと語る。

    「私たちの強みは、メンバー同士の信頼関係と作品に対する情熱だと思います。いつもお互いを支え合いながら、グループとして最高のものを届けられるように頑張っています。そうした情熱が常に私たちの原動力になっていますし、これまでにいろんな経験をしてきたことも私たちを一つにしている理由だと思います。今こうしてここにいられることが、これから先も歩み続けていく大きなモチベーションになっています」

    LEXIE(レクシー)

    08/28,2004,Sweden,INFJ

    “好き”を諦めない私たちを見て勇気を持ってもらいたい

    3歳の頃からダンスを習いはじめ、MIDIキーボードを使ってビートやトラックを作る時間が何よりの癒しと語る。落ち着いた佇まいと、候補生たちに寄り添う共感性の高さは随一。パフォーマンスでは柔軟性を生かしたしなやかなダンスで見る人を魅了する、自然と惹きつけられる魅力の持ち主。

    「私がもっとも自信があるのはパフォーマーとしてのスター性。自分のすべてを表現に注ぎ込み、常に自分が誇れるパフォーマンスを届けられるよう努力しています。現状に満足することなく、音楽の魅力をしっかりと表現できるよう心がけています」

    目指すのは、誰かの背中を押してあげられるアーティストになること。

    「何十年先も記憶に残るような音楽を届け、音楽業界に足跡を残せるグループを目指したいです。そして真摯に、多くの方々に共感してもらえるような作品を届けたい。私たちはただ夢みる普通のヤング・ウーマンで、日々いろいろな出来事や感情を経験しながら大好きなことを諦めずに続けています。だからこそ、私たちを見て『どんな夢でも叶うんだ』と感じてもらい、誰かの背中を押せる存在になれたら嬉しいです。ロールモデルはこれまで道を切り拓いてきたすべての先輩方。さまざまなアーティストからそれぞれ違った形でインスピレーションを受けていますし、常にオープンでいることで、どんな人からも学べることがあると信じています」

    EMILY(エミリー)

    02/14/,2006,USA,ENFP

    バックグラウンドの多様性が私たちの強みになる

    明るく人懐っこい性格で、本人いわく負けず嫌い。13歳から両親と離れて単身LAに渡るほどアーティストになる夢に向かって努力してきた。パフォーマンスでは小柄ながらアクロバティックな宙返りもこなすダイナミックなダンスと、力強いエナジーを放つ大きな瞳が印象的。グループのまとめ役的な存在で、いつでも率先して発言しアドバイスを送るリーダーシップを発揮。候補生たちにあたたかい言葉を惜しまない優しい人物でもある。

    「私の最大の強みは、ステージでの存在感とポジティブな姿勢です。パフォーマンスは昔から自分の人生の一部であり、それを表現できることが私の夢でした。これからも自分のスキルを磨き続けながら、私の人生の新たなチャプターを世界にお見せできることをとても楽しみにしています」

    アメリカ出身のエミリー、スウェーデン出身のレクシー、ブラジル出身のサマラに日本出身の咲来と生まれも育ちも異なるメンバーが集結したが、逆にそれが自分たちの強みだとポジティブにとらえている。

    「誰もがメンバーの中に自分自身を重ねられて、音楽やストーリーに共感してもらえるようなグループになりたいです。メンバーそれぞれが異なるバックグラウンドを持っており、その違いがグループの雰囲気や音楽における私たちらしさにつながっていると感じていますし、そうした多様性こそが一番の強みだと思っています」

    from Sungdeuk Son

    今年中のデビューを控え彼女たちの成長が楽しみ

    『WORLD SCOUT:THE FINAL PIECE』はスタート前からすでに3人のメンバーが確定している中でのプロジェクトでした。なかでも咲来は比較的経験の少ない状態で参加しましたが、プログラム期間中に適応しながら着実に成長を遂げ、最終的には彼女が持つスター性だけでなく、実力そのものを証明していく姿がとても印象的で、心を打たれました。その成長の結果として最終ラインナップに加わることとなり、ファイナルで4人のメンバーが共にステージに立った際には、すでに一つの完成されたチームであるかのような一体感を感じさせました。今年中のデビューを控え、彼女たちがこれからどこまで成長していくのか、非常に楽しみにしています。

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    文・尹 秀姫

    anan 2497号(2026年5月27日発売)より
    Check!

    No.2497掲載

    ときめきカルチャー 2026

    2026年05月27日発売

    今、胸をキュンとときめかせるモノ・コト・ヒトの最前線を集めた特集。ぷくっとしたプラバンの素材感に魅了される、話題のストップモーションアニメや白熱のオーディションコンテンツなどをピックアップ。それぞれの魅力に迫ります。

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