
左から、中島 歩さん、草川拓弥さん
舞台は田舎町にひっそり佇むレトロな理容室。理容師でありながら“裏用師(りようし)”として裏の顔を持つ店主の月白司(草川拓弥)のもとで、住み込みで働くことになった元美容師の日暮歩(中島歩)。日暮は“裏用師”の世界へと引き込まれていく…。
── おふたりは初共演。お互いの第一印象を教えてください。
中島 人形のようにキレイなお顔ですが、どこか狂気を孕んでいる雰囲気に、最初はビクビクしていました。
草川 嘘ですよね?(笑) でも僕も、映像では拝見していましたがどんな方かわからなかったので、怖い! と思っていましたよ。本読みで積極的に意見をされているのを見て、ありがたいと同時に“ヤバイ”とも。
中島 それはどうヤバイの?
草川 最初からエンジンをフルスロットルにされている姿に“僕もこれじゃダメだ”のヤバイです。
中島 正義を大きな声で主張する日暮の熱量に、負けない姿勢で向かわなければいけないと思っていたの。
── 日暮はヘアも衣装も個性的で。それぞれ役作りで意識したことは?
中島 今作は少年漫画っぽい雰囲気があるから、まずはルック面でアイコニックな感じにしたくて。襟足の長いパーマヘアはエクステで、衣装はガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズさんなんかをリスペクトしつつ、ダサカッコイイ感じ。“アメリカ、イェイ!”みたいな。そういう形だとすごく無敵な気分になってきちゃって。最初は眠れなくなるぐらい内なる日暮が叫んでいて、自分でもびっくりしました。当て書きなので名前も同じ“歩”だけど、自分ってこんなにやっちゃうんだ、って(笑)。でもそういうのが、見ている人の気持ちを解放させて気持ちよくさせるのかもしれません。とにかく自由にのびのびやってみたくて。家で準備して臨むのもいいですが、現場には衣装やヘアメイク、撮影監督、美術、天気やロケ場所など色々な要素があり、その全てとセッションして思いついたところに飛びつくということは、僕が役者としてずっと大事にしていることでもあります。
草川 月白は完全に“触れるな危険”の人物でひん曲がっていて。扱いの難しいキャラですが、日暮と出会っていろんなことを受け入れていくようになるし、希望を捨てないところが魅力だと思います。
── もしご自分がタッグを組むなら、月白と日暮どちらがいいですか?
二人 日暮でしょ!
中島 月白は急にキレて暴力振るったり、それでいて暗いし…面倒くさい。日暮といたほうが楽しいよね。
草川 絶対そう。闘いに強い肉体は魅力的だし守ってくれそうだけど、日常であんなシチュエーションはないですから。
── あることから日暮は月白に300万円を返していくことになりますが、もし300万円の借金ができたら俳優業以外でどう返しますか?
中島 (即答でボソッと)闇バイトかな…(笑)。
草川 ダメです!(笑)
中島 僕、俳優以外の職業って、マジで何もできないと思うの。
草川 中島さん、ホストいけそう。
中島 温かいお茶を飲み続けながら、ハーブティータワーで稼ぐか。それか金持ちに相談して出してもらおう。
草川 そうですね。僕も一緒に(笑)。
Profile
中島 歩
なかじま・あゆむ 1988年10月7日生まれ、宮城県出身。代表作に連続テレビ小説『あんぱん』、ドラマ『木曜劇場 愛の、がっこう。』、連続ドラマW-30『塀の中の美容室』、映画『佐藤さんと佐藤さん』ほか。
草川拓弥
くさかわ・たくや 1994年11月24日生まれ、東京都出身。超特急のメンバーで4号車担当。役者としても活躍中で主演ドラマは『地獄は善意で出来ている』ほか。出演映画『殺手#4』が今春公開予定。
information

ドラマ25『俺たちバッドバーバーズ』
表社会では解決できないどんな問題も引き受け、依頼人の乱れた人生を整え、髪を切る月白司(草川)と日暮歩(中島)。不器用な二人が運営する不思議な理容室の物語。毎週金曜24時42分~テレ東系で放送中。Ⓒ「俺たちバッドバーバーズ」製作委員会
写真・YURIE PEPE スタイリスト・上野健太郎(中島さん) Rina Maruo(草川さん) ヘア&メイク・AMANO(中島さん) 小原梨奈(草川さん) インタビュー、文・若山あや
anan 2479号(2026年1月14日発売)より





















