【anan登場決定!!】『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』ファンに感謝の“スクリューパンチ”! 来日舞台挨拶レポート

エンタメ
2025.03.01

公開以来凄まじい勢いで好評の口コミが広まり、多くの人に愛されている香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』。そんな日本のファンの声が香港に届き、主要キャストと監督による「大ヒット御礼 来日舞台挨拶付き上映会」が急遽実現! 2月23日(日)新宿バルト9 シアター9にて行われた、舞台挨拶1回目の様子をレポートします。そして、最後には、ananからのお知らせも!

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ファンの熱い想いが伝わり実現した、大ヒット御礼舞台挨拶

今年1月17日に劇場公開されてから、およそ1か月。東京では10か所と決して多くはない上映館数から公開スタートしたこの作品は、SNSでアツい感想やファンアートが続々アップされ、日増しに盛り上がりが加速。観られる劇場が増え、応援上映、轟音上映、書店での関連フェア、公式コラボで人気の香港料理店・銀座「喜記(ヘイゲイ)」さん以外にも叉焼飯を新たにメニューに加える店が続出するなど、ムーブメントが広がるなか、なんと2月23日に急遽、監督とキャストによる来日舞台挨拶が決定!! 昨年の東京国際映画祭のタイミングでの来日など、公開前のPRを兼ねた舞台挨拶は映画の慣習として珍しくないものの、公開後に「応援してくださったみなさんに直接お礼を言いたい!」とファンに会いに来てくれるケースはあまりなく、監督やキャストの想いの深さが感じられる。

今回来日したメンバー。左上から時計回りに、ルイス・クー(龍捲風=ロンギュンフォン役)、レイモンド・ラム(陳洛軍=チャン・ロッグワン役)、ソイ・チェン監督、トニー・ウー(十二少=サップイー役)、ジャーマン・チョン(四仔=セイジャイ役)

会場は『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』を公開初日から上映し続けてきた新宿バルト9。舞台挨拶は2回行われ、メディアが取材できたのは1回目。登壇したのは、ソイ・チェン監督と、ルイス・クー(龍捲風=ロンギュンフォン役)、レイモンド・ラム(陳洛軍=チャン・ロッグワン役)、トニー・ウー(十二少=サップイー役)、ジャーマン・チョン(四仔=セイジャイ役)の5名。みなさんがどんなことを話していたのか、通訳さんが訳してくださったコメントを全文書き起こしでお届けします。

大きな拍手の中、ソイ・チェン監督に続いて入場したトニー・ウー

ルイス・クーがレザージャケット姿で登場! そのあまりのスターオーラに客席がざわめいた

レイモンド・ラム、ジャーマン・チョンも勢いよく壇上に登場!

監督とキャストが壇上に勢揃いした、ファン待望の眺め!

みなさんの嬉しそうな表情を見て、こちらも幸せな気分に

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1回目の舞台挨拶が行われたのは、本編上映後。会場が映画の余韻とスクリーンの中のキャストと会える期待に包まれるなか、ソイ・チェン監督、トニー・ウー、ルイス・クー、レイモンド・ラム、ジャーマン・チョンの順でステージに登場。

まずは司会から、一同が日本のスタッフに内緒で『トワイライト・ウォリアーズ』の日本語タイトル入りスウェットを作って着て来てくれたことが紹介され、大きな拍手と歓声で大盛り上がり。5人お揃いのスウェット姿で、それぞれ感謝の言葉を伝えてくれた。

ソイ・チェン監督も、日本語のタイトル入りスウェットを披露!

ご本人たちが作ってきてくれたということが嬉しい!!

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ソイ・チェン

こんにちは。こうやって日本のみなさんとここで会えたことが嬉しいです。ソイ・チェンです。

おだやかな表情でこう挨拶したソイ・チェン監督。デニムの重ね着というおしゃれなコーディネートもさることながら、俳優さんと見紛うほどの素敵さと貫禄にクギ付け。

ルイス・クー

みなさん、こんにちは。――愛してる。

はにかみながら日本語で挨拶したルイス・クー。圧倒的スターのオーラを放ちながらも、「愛してる」の甘いギャップに、ファン歓喜!

レイモンド・ラム

こんにちは。チャン・ロッグワン(役名)です。『トワイライト・ウォリアーズ』をみなさんに気に入っていただけて、とっても嬉しいです。ぜひ、もっといい作品をまた持ってきたいと思います。

劇中では、タンクトップ姿で肉体労働に励む姿がハマっていたけれど、ご本人はとても爽やかで洗練された雰囲気。

トニー・ウー

みなさん、ありがとうございます。トニー・ウーです。サップイー(役名)です。本当にみなさん『トワイライト・ウォリアーズ』を気に入っていただけて、とっても嬉しいです。このあとまだパート2、パート3もあると思いますので、監督の意向に沿ってがんばって撮っていきたいと思います。

劇中でロカビリー風の黒髪だったトニーは、一転、今どきの明るい髪色で登場。でも、弟キャラっぽい雰囲気は、役柄そのまま。

ジャーマン・チョン

こんにちは。私はセイジャイ(役名)、ジャーマンです。愛してる, too!
今回こうやって日本に来てみなさんに会えてとても嬉しいです。自分は日本が初めてなんですね。もっと頑張ってもっと日本に来られるようにしたいと思います。

と、満面の笑みで指ハートを作って、「こんにちは」から「愛してる, too!」までを日本語で挨拶したジャーマン。ファンサをたくさんしてくれて、いい人ぶりがにじみ出る…。

九龍城砦の平和と秩序を守る存在として城砦の皆に慕われる龍兄貴こと龍捲風 (ロンギュンフォン)を演じたルイス・クー。日本語の「愛してる」に会場中が大興奮!

ソイ・チェン監督のコメントからは、観客への感謝の気持ちが強く伝わってきた

ベトナムから香港へ密航し、九龍城砦に逃げ込んだことから住民たちと絆を築く陳洛軍(チャン・ロッグワン)を演じたレイモンド・ラム。劇中とは違った印象に驚かされる!

廟街(テンプルストリート)に属する黒社会の一員で、虎兄貴の最も信頼される弟子・十二少(サップイー)を演じたトニー・ウー。続編への期待も高まるコメント!

九龍城砦の医者として信頼を寄せられている四仔(セイジャイ)役のジャーマン・チョン。劇中では顔を仮面で隠したシーンが多かったが、爽やかな笑顔で指ハートを披露。

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挨拶が一巡したところで、司会から、舞台挨拶の前日の2月22日に興行収入が2億円を突破したことが発表され、会場は感慨深い拍手で一体に。

リピーターも多いのではと、「2回以上観た人」と呼び掛けられると、ほとんどの人が挙手。「10回以上」でも手が挙がり、「20回以上」でも数人手が挙がると、監督と俳優陣に驚きと喜びの表情が。

リピーターの多さに一同も感激の様子

20回観た人がいたことに、ビックリ!

監督の、驚きと嬉しさの表情!

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日本でここまでヒットした理由を、監督が問われると、

ソイ・チェン

自分でも今回、これだけ日本の方に受け入れられたことに驚いています。おそらくその要因は、いろいろあると思います。例えばアクションだったり、今は無き九龍城砦をきれいに再現したことだったり。それからアクションに、漫画的な表現をけっこう加えているんです。自分も子供の時から日本の漫画、アニメが大好きで、日本のアニメや映画を観て育ったので、自然と自分の頭の中にそういうものが入り込んでいるので、今回それを思い切り発揮できたと思っています。そこが日本の観客のみなさんに受け入れられたんじゃないかなと思います。

それと日本のみなさんに気に入っていただけたのは、ここにいる、今日は1人いないんですけど(テレンス・ラウ/信一=ソンヤッ役のこと)、4人の友情だとか、そういうところが日本の方の心に響いたんじゃないかなと思います。それともうひとつ、今回、九龍城砦を再現するにあたって非常に参考になったのは、日本にあった九龍城砦の資料です。たくさんの写真集とか、そういうものが今回、九龍城砦を再現するにあたってとっても役に立ったので、ここで改めて資料を残してくださった日本のみなさんに感謝します。

最後に、また観る楽しみが増えるように、メディアではまだ話したことがない、撮影にまつわる、とっておきのエピソードを求められると…

ルイス・クー

叉焼飯をロッグワンにご馳走するシーンが印象に残っていて、好きなシーンです。あの撮影の時にあったことなんですけど、あまりにも急いで(ロッグワンが叉焼飯を)かきこみすぎたので、いきなり噴き出したんです。

だから、自分の体とか顔に米とか叉焼のカスがいっぱいついちゃって。それでも監督はNGを出さなかった。仕方なくそのまま演じ続けましたけれど。これから叉焼飯はけっこうヒットすると思います。自分も叉焼飯が大好きなので、まだまだ食べに行こうと思っています。

レイモンド・ラム

今回はアクションシーンの印象が一番強いんです。アクション監督の谷垣健治さんに、ありがとうと言いたいです。
アクション以外で好きなのは、信一(ソンヤッ)が自分の着古した服を彼(ロッグワン)にあげるシーンがあるんですけど、あそこでやっと彼が初めて違う服を手に入れたっていう部分で、すごく印象に残っています。確かにあれは信一が気に入らないとか、着古した服だったんですけどね(笑)。

トニー・ウー

4人で屋上のようなところのヘリに座って、飛行機を見ているラストシーンがありますよね。あそこが実は一番好きなんです。あのシーンが何を意味するのかというと、これからの彼らの希望とかを象徴していると思うんです。これから向かう希望。あそこに立って空を見て、飛んでいる飛行機を見て、自分の将来の希望を、そこで感じていると思うんです。希望を捨てない、希望を持ち続けるということが大事なんだっていうメッセージだと思いますので、ぜひ、それをみなさんにわかっていただけたら嬉しいです。

ジャーマン・チョン

自分が好きで一番印象に残っているのは、4人で麻雀を打っているシーンです。あれを撮ったのは、自分の撮影の最終日だったんです。だから、今でもあのシーンを観るとあの時のことを思い出したりします。

ルイス・クーが叉焼飯のシーンのエピソードを披露すると、他の4人と会場からは笑いが

自身も叉焼飯が好きだというルイス・クー

クールな出立ちで茶目っ気あるエピソードを披露してくれた

レイモンド・ラムからは、アクション監督を務めた谷垣健治さんへ感謝のコメントが

観客も大好きな人が多いであろう、ソンヤッがロッグワンに服を渡すシーンに言及

ふっと見せたキュートな笑顔!

お気に入りシーンにラストシーンを挙げたトニー・ウー

トニーの話しぶりから、込められた希望のメッセージが改めて伝わってくる

真摯な表情でのコメントが印象的だった

心に残っているシーンは、城寨四少が麻雀を打つシーンだと話してくれたジャーマン・チョン

撮影時のことを思い浮かべながら話しているのが伝わってくる

客席にも目を配ってくれたジャーマン

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以上で舞台挨拶は終了。

その後のフォトセッションでは、劇中でルイス・クーが披露した“スクリューパンチ”のポーズが求められ、ルイスがキメると、ほかの4人も続いて、みんなでキメてくれるという嬉しい一幕も。

さらに、ムービー撮影の番になると、カメラに向かってポーズをキメた後、元気いっぱいに手を振ってくれるお茶目な姿も見ることができた。

最後に、観客の撮影OKタイムも30秒設けられ、こちらでもスクリューパンチポーズのリクエストに快く応じてくれて、ファンは大喜びでシャッターを切っていた。

ちなみに、舞台挨拶とフォトセッションで監督とトニー・ウーの立ち位置が入れ替わっているのは、トニーがさりげなく監督にルイス・クーの隣をすすめたため。

スクリューパンチポーズのリクエストを受けた5人

どうしようかみんなで考え…

まずは、ルイス・クーが披露!

レイモンドも思わず拍手!

そして、みんなも続いてポーズ!

キマった!!!!!

ムービー撮影時には、ジャーマンのお茶目なポーズも炸裂!

ムービーカメラに向かって思いっきり手を振ってくれた

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さらに、みなさんからのたっての希望とのことで、客席をバックに観客と一緒に記念撮影。

その場にいる全員の心に刻まれる、温かいひとときとなった。

興行収入2億円突破を記念して、「200,000,000」の数字のバルーンを手に、客席で記念撮影

「0」に手を入れたポーズが可愛らしい!

観客席には、手作りのうちわなどを掲げるファンの姿がたくさん

終始幸せな空気に包まれた劇場内だった

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新宿バルト9の9階エントランスには、みなさんのサイン入りポスターが展示されているそうなので、未見の方はぜひチェックを。

この旋風、まだまだ続く予感!

NEWS!

今回来日した5名が、anan誌面に近日登場決定!!
発売日などの詳細は、続報をお待ちください!

INFORMATION インフォメーション

『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』

舞台は、かつて香港に存在した「九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)」。1980年代、香港へ密航してきた陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の組織に追われて九龍城砦へ逃げ込む。そこで、城砦の秩序と平和を守る龍捲風 (ロンギュンフォン)と、龍を慕う信一(ソンヤッ)、十二少(サップイー)、四仔(セイジャイ)ら住民たちと絆を深め合い、そこでの暮らしに生きがいを見出していく。しかし、やがて、時代の流れと共に、九龍城砦をめぐる覇権争いが激化。陳洛軍らも、その渦の中に巻き込まれていくのだった…。
監督:ソイ・チェン 
アクション 監督:谷垣健治 
音楽:川井憲次 
出演:ルイス・クー、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ、フィリップ・ン、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、リッチー・レン、ケニー・ウォン、サモ・ハン、アーロン・クォック
新宿バルト9ほか全国にて絶賛公開中。

公式サイト

写真・泉山美代子 取材、文・保手濱奈美

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