timelesz project -AUDITION- DOCUMENTARY

【timelesz project #12人の候補生⑩】松島 聡「良さを引き出しつつ欠点も知り、僕も一緒に成長したい」

エンタメ
2025.01.30

timeleszの3人が、共に歩む仲間を探す『timelesz project‐AUDITION‐』。5次審査は、候補生12人が3チームに分かれ、timeleszがプロデュースする、“メンバープロデュース審査”です。ここでは、プロデューサー・松島 聡さんの言葉をお届けします。

プロデューサー・松島 聡「良さを引き出しつつ欠点も知り、僕も一緒に成長したい」

写真下段・松島聡さん
写真上段左から、寺西拓人さん、鈴木 凌さん、浅井乃我さん、山根航海さん

――このチームのコンセプトを教えてください。

パワー系パフォーマンスの(菊池)風磨チーム、事務所の伝統を汲んだ(佐藤)勝利チームとはまたガラッと変わり、僕のチームは王道アイドルのポップソングを用意しました。その理由は、アイドルとは何かを考えてもらいたかったから。もちろん正解はないし、4人が思うアイドル像があっていいのですが、それぞれの答えが違ったとしても、そこに共通しているのは“笑顔”ではないでしょうか。キーワードは笑顔。これこそアイドルの神髄であり欠かせないもので、そして笑顔ほど難しいものはない。僕にとっても一生の課題です。

――長年アイドルとして活躍されてきた松島さんですらそうだとしたら、とても難しい課題ですね。

そう思います。自分のペースやタイミングでなら笑顔になれても、例えばプライベートで個人的に悩んでいたり、気持ちが作れない時はある。でもそれでもステージに立つのがアイドルの仕事であって、そこで笑顔でいられるかどうか。それがいかに難しいことかを、4人に知ってほしかったんです。

――松島さんが、笑顔でいるために必要だと思うことは?

僕が出した一つの答えは、その瞬間を楽しむこと。ダンス、歌、表情管理など考えることはたくさんある中で、課題曲をどれだけ楽しめるかを見出せれば、笑顔になれます。また、僕+4人というより、5人でコミュニケーションをとりながら作品を作り、その過程で仲間の存在の大きさに気づくことで愛情の共有が生まれる。そこでも自然と笑顔は出てくるはず。僕はよく「心と体は連動しているんだよ」と4人に伝えています。

――オリジナル曲「SWEET」はどんな曲ですか?

作詞は「フィルター越しに見た空の青」など、timeleszの人気曲をたくさん手掛けてくれているMiNEさん。恋愛曲だけど、聴く人によって捉え方が変わるような歌詞を書くのが上手く、ご本人も素敵な方です。つまり「SWEET」を届けたい相手はファンでもいいし、友達でも家族でも、今このオーディションで出会った仲間でもいい。自分が大切だと思える人=愛情を注げる人だとすれば、その愛にもいろんな種類があります。その中から4人で一つのテーマを決めて、この曲を表現してほしいと思っています。

――選曲はすぐに決まったのでしょうか。

正直、果たして本当に王道のアイドルソングでいいのかと迷いました。でも幼い頃に僕自身の背中を押してくれたのが、Hey! Say! JUMPさんの、まさに王道アイドル曲だったんです。そして僕の永遠のアイドルはJUMP兄さんたち。そのリスペクトも込めて、「SWEET」の衣装はJUMP兄さんたちが着ていた衣装を借りることにしました。それを見て、みんな「うわ、アイドルだ!」って喜んでて(笑)。ちなみに僕がなぜこの曲を彼らに歌ってほしかったのかという本当の答えは、5次審査の最後に本人たちに直接伝えようと思っています。

――引き続き配信が楽しみです。この撮影中は4人の笑顔が絶えなかったことが印象的でした。松島さんはポージングや細かい指示を出していましたが、出来栄えは?

今日の4人は120点満点! 今までで一番いい状態で嬉しいです。実は2日前まで4人はスランプで、笑顔も消えていました。彼らはまだtimeleszの仲間ではないけれど、プロジェクトの一員であり、その過程が配信されることでタレントと同じような影響力を持ち始めている。そういった状況を肌身で感じて考えすぎてしまったようです。僕は彼らに「緊張を味方につけて、不安を飼い慣らして」と言っていたんですが、そのアドバイスをした1分後にはもう、あの言葉でよかったのかなって反省することも多いです。優しさも厳しさも正義とは限らないですから、そのバランスが難しいし、ちょっとしたことがトラウマになってアイドルやエンタメの世界を嫌いになってしまっては絶対にいけない。そのプレッシャーは大きいですね。メンバーを選ぶ立場では審査員ですが、そもそもは“仲間探し”。僕ら3人と相性が合うかを見極め、いいところを引き出す一方で欠点を知る必要もあります。これからも彼らと一緒に、僕も成長していきたいです。

PROFILE プロフィール

松島聡(まつしま・そう)

1997年11月27日生まれ、静岡県出身。出演舞台『おどる夫婦』は4月10日より東京、大阪、新潟、長野にて公演予定。

timelesz(タイムレス)

2011年11月16日、Sexy Zoneとしてシングル『Sexy Zone』でデビュー。’24年4月よりグループ名を「timelesz」に改名し、佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人で活動する。3人体制初の全国アリーナツアーを映像化した、『We're timelesz LIVE TOUR 2024 episode0』が発売中。

INFORMATION インフォメーション

『timelesz project‐AUDITION‐』

timeleszの3人が、共に歩む仲間を探す「timelesz project」にNetflixが密着し、世界独占配信中の番組。公式YouTubeチャンネルでは、オーディションの裏側『timelesz Behind The AUDITION』を公開しているほか、Instagram(@timelesz_project)やTikTokでも限定コンテンツが続々。

写真・今城 純 スタイリスト・井田信之 ヘア&メイク・晋一朗 宮島亜海(共にIKEDAYA TOKYO/timelesz) 二宮紀代子 小林綾子 中山智史(TRAVOLTA) mikitaro(Octbre.) 取材、文・若山あや

anan 2431号(2025年1月22日発売)より

MAGAZINE マガジン

No.2431掲載2025年01月22日発売

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野沢温泉、白浜、奥飛騨、会津、ポロト、軽井沢…それぞれに温泉、パンダ、絶景、美食…と個性的な“癒し旅”の要素が詰まった旅の目的地をananが厳選。“餃子とビール、ときどきサウナ”のととのい旅やリモートワークをしながらリフレッシュもできる宿など、いまどきな“ご自愛旅”も提案。この冬おすすめの旅スタイルが詰まった一冊です。

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