野村康太「まだまだ子供だけど、“弟”なだけじゃいられない」 多彩な表情で魅了する次世代俳優の素顔。

エンタメ
2025.01.02

野村康太さん

ananが注目する、ブレイク間近のネクストスターにインタビュー! 多彩な表情にハマる人続出の、いま最注目の次世代俳優・野村康太さんにお話を伺いました。

11月に21歳になったばかりの野村康太さん。連続ドラマ『その着せ替え人形は恋をする』では制服姿で高校生役をみずみずしく演じ、2025年1月スタートの『クジャクのダンス、誰が見た?』では刑事役に。作品ごとに少年と大人を行き交う変幻自在な魅力で、’24年は6本の連続ドラマ、3本の映画に出演する人気者に!

「そんなに出てましたか!? 僕自身はそこまで忙しかった記憶はないんですけど、SNSのフォロワーが急増したときは今までよりも多くの方に知っていただけているのかなと実感しました。特に『夫の家庭を壊すまで』に出演したときは1か月で10万人くらい増えてびっくりしました(笑)」

同作では松本まりかさん演じる年上の女性に思いを寄せる少年が青年になるまでを熱演。純粋さと切なさが同居するまなざしは、同世代はもちろん大人の女性たちの心をも射ぬいた。

「この作品は僕にとってお芝居の楽しさをあらためて教えてくれた作品です。松本まりかさんの熱いお芝居に触発されて、その場で生まれた感情をカメラの前で表現することができるようになったり…。目のお芝居も、まりかさんのアドバイスがきっかけでした。最初はどうしていいかわからず視線をそらしがちだったんですけど『もっと相手の目を見て。相手の思いを感じるだけで全然お芝居は変わるよ』とまりかさんにお言葉をいただいて、もっと芝居に入り込んでいって…学びの多い作品でした」

ラブストーリーを演じるにあたっては、大好きな韓国ドラマから学ぶことも多いそう。

「あのキュンキュンする感覚が好きなんです! 俳優ではパク・ソジュンさんとソン・ガンさんが大好きで、影響を受けてます。キスシーンの前夜にパク・ソジュンさんの作品を見て、顔の角度とかどこに手を添えるのかとか…ひそかに勉強してました」

そんな大人の作法を学びつつ素顔は「まだまだ子供です!(笑)」と無邪気に言い切る。

「お肉が大好きだし、友達とテーマパークに行って、ザ・青春! ってかんじではしゃぐのが好きだし。テーマパーク内でカチューシャとかも自分からつけにいくほうで、写真もめちゃ撮るほう(笑)。大人になったなと思うことは…いっこもないです(笑)。現場でも『ほんと弟気質だよね~』って言われます。先輩方に『康太くん、眠くない?』とか声かけられたり…。僕、すぐ眠くなっちゃうんで(笑)。今のうちに、体験したい役もあります。例えば、学園ドラマの生徒役。同世代と共演すると『負けてられない』って気持ちになれるから。いつまでも“弟”ではいられないなって」

屈託ない笑顔にふと覗く、気骨ある一面。そのギャップに沼落ちする人が絶えないのも頷ける。

「見た目は、髪型で変わるねとよく言われます。前髪を下ろすと幼くて、上げると一気に大人っぽくなる。今はどっちも表現できる年齢なんだろうな。それにこの一年はたくさんの人に見ていただいている自覚が芽生えて、その視線に外見も磨かれた気がします」

ビジュアル同様、内面の変化も確かに感じている。

「緊張しいで、1年前の今頃は不安も多かったんですけど、僕のお芝居が好きだと言ってくださる方が増えて、ちょっと自信がつきました。あと先日初のカレンダーお渡し会を経験したんですけど、そこでファンの方と直接交流して成長させてもらえた部分もあったかも。ファンの方にハートポーズとかキュンキュン台詞をお願いされたり。なんて言ったかは…内緒です(笑)」

さらに『メンズノンノ』専属モデルとしても活躍し、より魅せる存在へと進化中。’25年の今頃は、どうなっているだろう。

「うーん…’25年は無理かもしれないけど、いつかはスターになりたいです! 山﨑賢人さんが大好きで。バラエティで見せるお茶目な姿とか、かっこいいけど自然体なところがいいなって。僕自身、自分にも人にも嘘をつかないし、できないことは正直に言うし、好きなものは好きって言うタイプ。かっこいいけどかっこつけない。いつかスターになっても、そんな男でありたいです!」

PROFILE プロフィール

野村康太

のむら・こうた 2003年11月30日生まれ、東京都出身。’22年にデビューし、’24年は『夫の家庭を壊すまで』『あの子の子ども』などの話題のドラマに多数出演。次作は’25年1月スタートのドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系 金曜22:00~)。

ニット¥52,800(ANEI/JOYEUX TEL:03・4361・4464) パンツ¥35,200(LAD MUSICIAN/LAD MUSICIAN HARAJUKU TEL:03・3470・6760) その他はスタイリスト私物

写真・柴田フミコ スタイリスト・能城 匠 ヘア&メイク・SUGA NAKATA 取材、文・大澤千穂

anan 2428号(2024年12月25日発売)より

MAGAZINE マガジン

No.2428掲載2024年12月25日発売

NEXT!

毎年恒例の年末企画、次なるトレンドをanan独自の視点で大予測する「NEXT!」特集。エンタメの話題を中心に、ファッション、カルチャー、ビューティ、ライフスタイルなどの2025年の注目キーワードを徹底分析します。また、毎年注目の「ananマンガ大賞」の発表も!

詳しくみるマガジン一覧

PICK UPおすすめの記事

MOVIEムービー