貴島明日香さんが語り尽くす、カービィの魅力。
カービィとは…1992年に任天堂から発売された、ゲームボーイ用横スクロールアクションゲーム『星のカービィ』で初登場。開発はハル研究所。新作ごとに機能が追加され、パーティゲームや3Dアクションなど多岐に展開。現在まで37作品が作られている人気シリーズだ。キュートだけどいざというときは頼りになる主人公、カービィの人気は絶大。また対戦アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』には1作目から登場し、格闘ゲーマーからの信頼も厚い。
かわいいけど芯がある。強いカービィが大好き!
ゲーム配信者でもある俳優の貴島明日香さんの自宅には、カービィグッズがぎっしり! 一体、どんなところが魅力?
「小さい頃にニンテンドーDSの『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』を遊んだことはあったけど、ハマったのはアニメがきっかけなんです」
2001年から約2年間放送されたアニメのDVDをなんとなく視聴し、ハートを奪われたという。
「ゲームのカービィは『えい』や『ぽよ』くらいしか喋らないんですけど、わりと感情が描かれていてグッときました。改めてゲームをやると、マイペースで自由気ままでのんびり屋、でも芯が強い一面が見えてきた。何も考えてないようで、いざとなれば誰かのために動く。そんなヒーローみたいな性格も素敵。ゲームとしてのバランスも良くて、戦略をどう立てるか、ゲーマー心がくすぐられます」
グッズのためなら、ゲームセンターにも足を運ぶという。
「収集しようと思ったのはクレーンゲームでぬいぐるみを取ってから。でもカービィって丸くてひっかけるとこが少なくて、取りにくいんですよ(笑)、そして『カービィカフェ』は海外旅行客だらけだし、世界での絶大な人気が窺えます。そんなところも誇りなんですよ」
貴島さんが考える、カービィの魅力。
1、考え抜かれたゲームバランスの良さ。
基本操作は「ジャンプ」「すいこみ」「コピー能力の使用」と移動のみというシンプルさ。ジャンプ後は空気を吸い込めばホバリングでき、敵やマップ上の穴を回避することも。また多彩なコピー能力を使い、工夫しながら戦えるのも面白い。「『星のカービィ ディスカバリー』では、タイムアタックに挑戦したり、クリア後は能力の強化もできる。友達と一緒にプレイできるから、どうやって戦おうか一緒に考えられるのもすごく楽しいんです」
2、カービィたちの性格は個性豊か!
アニメ『星のカービィ』を見て、カービィの内面を好きになった貴島さん。「辛いことがあっても『なんですか?』ってポワンとしてるけど、いざとなると強い。そのギャップも素敵です」。他に好きなのはコックカワサキだそう。「ゲームではボスですけど、アニメでは料理がヘタで、見た目もかわいくて憎めない。なんだか気になっちゃいます」
3、とにかくグッズがかわいい!
続々と新作が登場するカービィグッズ。貴島さんは自身のゲーム部屋にガラス戸の棚を置き、綺麗にカービィを並べている。「こうしておかないと猫が食べちゃうのもあるんですけど、見た目にも圧巻です。私が好きなコピー能力は『スリープ』。ゲーム内では寝るときのポーズがいろいろ変わるので、グッズもいろんな種類があるんです。ナイトキャップをかぶってるのが好き」
4、BGMで気分がアガる!
BGMの評価も高いカービィシリーズ。貴島さんがいちばん好きな曲は、ゲームボーイ用ソフト『星のカービィ』のエンディング曲「あしたはあしたのかぜがふく」だそう。「テンションを上げたいときに聴きたくなります。料理中もBGMを流して、ノリノリで料理してますね。前に生演奏の音楽フェスがあったんですけど、仕事で行けなくて。泣く泣く配信で見ましたが、それでも感動しました!」
貴島さんの心に特に残るゲームタイトルは?
『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』
2008年発売のニンテンドーDS用ソフト。10種類以上のゲームが遊べる。「兄が遊ぶ1作目も見てましたが、自分でプレイしたのはこれが初」
『星のカービィ スターアライズ』
2018年発売のNintendo Switch用ソフト。「フレンズハートを投げて敵を仲間にできる、今までと違う要素が好き。友達と一緒にプレイできるのも楽しかったです」
『星のカービィ ディスカバリー』
2022年発売のNintendo Switchで遊べる初3Dアクション。「スリープの能力が強化されたディープスリープを使うと、その場でベッドを出して寝るんです。動きがかわいい!」
『カービィのグルメフェス』
2022年発売のNintendo Switch用ダウンロードソフト。カービィを転がし、大きくする。「友達とスピードを競うのも楽しい。食べる・寝るが好きという特徴も生きています」
きじま・あすか 1996年生まれ、兵庫県出身。モデル、俳優など幅広く活動。ゲーム好きであり、YouTubeチャンネル「あすかさんち。」ではゲーム実況配信も行っている。
©Nintendo/HAL Laboratory
※本記事に掲載されているぬいぐるみは貴島明日香さんと編集部の私物です。
※『anan』2024年10月23日号より。写真・内田めぐみ スタイリング、ヘア&メイク・橋本裕介(TRAPEZISTE) 取材、文・飯田ネオ
(by anan編集部)