ゆっきゅん「思い入れのある曲の話は毎回しびれちゃう」 漫画家・冬野梅子の一曲は?

エンタメ
2024.08.28
ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。今回からは、漫画家の冬野梅子さんとの対談をお届けします!

たまたまラジオで聴いた一曲が良すぎて泣いてしまった。

ゆっきゅん

ゆっきゅん(以下、ゆ):冬野さんはライブなどに来てくれているのは知っていたんですけど、話す機会がなかったのでうれしいです。

冬野梅子(以下、冬):トークイベントとかもいつも遠くからひっそり観ているタイプで…。

ゆ:私が加藤ミリヤの「ディア ロンリーガール」のカバーをして、九九みたいに覚えた「マリア メイ アイ カオリ…」を披露したライブも来てくれたって聞いてびっくり。古参面していいやつ。

冬:でも真正面に座ると、なんかすごい緊張しますね…。

ゆ:いきなりですけど、DIVAの話からしたいなと思って。

冬:私、DIVAについて考えたことなかったんですよね。

ゆ:私のライブを観てるのに、何も考えなかったんですか!(笑)

冬:DIVAって言われると海外のイメージしか湧かなくて。

ゆ:海外のDIVAは好き?

冬:エイミー・ワインハウスの伝記映画が今年日本でも公開されますよね。それで最近また「Tears Dry On Their Own」をよく聴いているんです。亡くなった後ですけど、たまたまラジオで流れていて。その時は歌詞の内容もわからなかったんですけど、すごくいい曲だなと思って泣いちゃったんですよね。それから頻繁に聴くようになって、歌詞も調べたら良くて。その1曲しか知らないんですけど、今また改めてマイブームです。だから私の今のDIVAはエイミー・ワインハウスかもしれない。

ゆ:1曲だけ好きっていいですよね。誰かの“この歌手のこれしか知らない”って曲、すごい好きなんです。別にファンとかじゃないけど、この曲は好きみたいな思い入れのある話は毎回しびれちゃう。

冬:本当にこの曲だけで、他の曲は聴かないんですよね。

ゆ:ラジオが出合いなのもいいですね。普段は仕事中に音楽を聴いたりしますか?

冬:描く時は全然聴きません。でも、『まじめな会社員』の第1話を描いていた時は、柴田聡子さんの「すこやかさ」をずっとリピートしてました。曲のイメージを記憶して、最終話に反映させたくて。音楽を聴くとそっちに集中しちゃってあまり漫画を描けないので、普段は結構テレビをつけながら漫画を描いてるんです。

ゆ:テレビはいいんですか!?

冬:はい、『午後のロードショー』と『5時に夢中!』はずっとルーティンになってます。

ゆ:視覚を奪われません?

冬:基本は音だけ聴いてます。

ゆ:テレビのBGM化! でも気になるシーンは見ちゃいそう(笑)。

冬野梅子

ふゆの・うめこ 2019年「マッチングアプリで会った人だろ!」で「清野とおるエッセイ漫画大賞」期待賞を受賞。近作に『まじめな会社員』『スルーロマンス』など。現在Web メディア「よみタイ」でエッセイ「東北っぽいね」を連載中。

ゆっきゅん 1995年、岡山県生まれ。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。9月11日にセカンドフルアルバム『生まれ変わらないあなたを』をリリース。インスタ、Xは@guilty_kyun

※『anan』2024年8月28日号より。写真・幸喜ひかり 文・綿貫大介

(by anan編集部)

ゆっきゅん

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