見取り図「スタッフさんのほうが、ぶっ飛んでる」 『ラヴィット!』のヤバさを語る

エンタメ
2022.06.19
『ラヴィット!』水曜レギュラーの見取り図は、冠コーナー「見取り図の安くてウマくて○○な店」での自由な進行ぶりも話題に。骨太な笑いで朝の番組に新風を吹き込んだ彼らが語る、『ラヴィット!』の魅力とは?

見取り図

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――ここまで話題の番組になると、想定していましたか?

リリー:始まる前は、マジメ寄りの番組かと思ってたけど、蓋を開けてみたら違いましたね(笑)。

盛山晋太郎:僕らのコーナーが始まってすぐに、大阪の深夜番組みたいな(情報番組っぽくない)ロケをやらせてもらったんです。そこで“これ、もしかしてお笑い番組と違うか?”って気づきました。

リリー:特殊な番組なので、いまだに手応えがつかめてなくて。今はとにかく全力でやるだけですね。

――ロケの自由度が高いですよね。

盛山:僕らグルメコーナーと思ってないですから(笑)。目的の店に行く前にカップ麺食べたり、ロケ中にパチンコをしたり…。

リリー:スタッフさんが、自由にやらせてくれてありがたいです。

――NGの指示が出ることは?

盛山:マジでないっす。スタッフさんのほうが、ぶっ飛んでるんで。

リリー:制作側とのクレイジーバトル(笑)。そう考えると、たしかに今までになかった番組かもしれないですね。最初の頃にみんながよく言ってた「朝なのに何させんねん」ってツッコミが減ってきて、独自のルールが定着してきた感じ。

盛山:“朝は爽やかに”みたいな概念を変えたんじゃないですかね。

――曜日ごとの個性も豊かですね。

盛山:女子会風の日もあれば金曜みたいに無茶苦茶な日もあって、毛色が全然違いますね。僕らは以前木曜日に出たことがあるけど、違う学校に来たみたいやった。ニューヨークの屋敷(裕政)も水曜日に来てそう感じたらしく、「全曜日に対応されている川島(明)さんと田村(真子)さんはヤバい」って言ってました。

――お二人の凄さを感じる点は?

リリー:田村さんは超できる人。ミスしないし、みんながどれだけ遊んでも絶対に軸を戻してくれるから、安心して進行を任せられます。川島さんはどんな芸人に対しても理解がありますし、何よりめちゃくちゃ面白い。本当に川島さんあっての番組だなと思いますね。

盛山:川島さんって体力と頭の回転がサイボーグ並み。尊敬しているから、他の番組でご一緒すると緊張するんです。『ラヴィット!』で培ったものを確認する抜き打ちテストみたいで。まさにみんなの恩師って感じですけど、ちょいちょい学級崩壊するクラスを5つ(5曜日分)も持ってると考えると凄すぎてゾッとします(笑)。

――たしかに(笑)。番組の影響力を感じた瞬間はありますか?

リリー:爆買い系の企画とか、『ラヴィット!』に影響された番組が増えてきたなとは感じますね。

盛山:芸人のイジリ方とかもめちゃ似てる。僕らとかニューヨークとか相席スタートの山添(寛)は、この番組が取扱説明書を作ってくれたのが大きかった気がします。

――番組で挑戦したいことは?

リリー:コロナが収束したら、水曜メンバーで飲みに行きたいですね。まだ一回も行けてないんで。

盛山:川島さんのスケジュールに合わせてみんなで旅行ロケとかしたい。それこそね、番組が始まった当初はいろいろ叩かれて「そんなん言いなや…」って僕も一緒に腹立てたりしましたけど、こうして風向きが変わってきて。なんか、逆境から勝利をつかむ少年漫画みたいだなって思ったりします。

みとりず 右・リリー、左・盛山晋太郎。2007年、コンビ結成。今年本格的に東京進出、『見取り図じゃん』などレギュラー番組も多数。

『ラヴィット!』 毎週月~金曜8時~TBS系にて放送中。“日本でいちばん明るい朝番組”をコンセプトに、2021年3月に放送開始。朝の常識を覆す、独自のバラエティ番組路線が話題を呼び、若い世代を中心にファンが急増中。TVerでの見逃し配信も人気に。

※『anan』2022年6月22日号より。写真・千葉タイチ 取材、文・真島絵麻里

(by anan編集部)

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