しずるが舞台『四畳半神話大系』に出演!「僕らはまだ、演劇にお邪魔している感覚です」

(左から)池田一真さん、純さん

森見登美彦の大人気表題小説『四畳半神話大系』が初の舞台化。本作にコンビ揃っての出演を果たすお笑いコンビ・しずるのお二人にインタビュー。


お互いにうまく役に収まっている気はする

もしもあの時、違う選択をしていたら…? 誰しも一度は考えたことがある“もしも”を描いた森見登美彦さんの小説が原作の舞台『四畳半神話大系』。大学生の主人公「私」(伊野尾慧)が、繰り返し大学1回生に戻って違うサークルに入り直してゆく物語だ。脚本・演出は、これまでもさまざまな形で森見さんとタッグを組んできたヨーロッパ企画の上田誠さん。その舞台に、今回しずるのお二人が初参加する。

 上田さんとはもう10何年の付き合いなんです。この間のヨーロッパ企画の舞台『インターネ島エクスプローラー』は、お笑いライブも含めて最近の舞台で一番笑いました。上田さんの考える仕掛けがすごいし、センスよく仕上げることもできるはずなのに、あえてくだらないしょうもない感じで描くのも好きで。

池田一真(以下、池田) 僕は一方的に上田さん脚本の映画を観てるだけですが、異様に面白かったんです。テンポがいいから観やすいし、飽きないし。

 でもまさか俳優として二人とも呼んでいただけるとは…。もしかしたらうちの事務所が上田さんにめちゃくちゃ推したのかもしれない(笑)。

純さんが演じるのは、主人公「私」の先輩の相島。そして池田さんは猫ラーメンの店主を演じる。

池田 ちょっとぶっきらぼうな役で、村上 (純)はともかく上田さんは自分のことも知ってくれてるんだなっていう役でした。

 僕も、地の延長というか。あの鼻につく感じはできそうだな、と。

池田 ということは、上田さんは村上が鼻についていたってことか。

 (苦笑)。でも、お互いにうまく役に収まっている気はする。

稽古場の広さに驚いたり、主演の伊野尾さんから「出身地が同じだからと話しかけられた」(池田さん)と喜んだりと、慣れない環境にまだまだソワソワの様子。現在、芸人仲間たちと演劇ユニット、メトロンズを結成し、演劇活動もおこなっているしずる。「僕らはまだ、演劇にお邪魔している感覚」(純さん)と言うが、コントと演劇の違いとは?

池田 近いようで少し違って、例えばウンコが落ちているとして、「うわっウンコだ」って言うのが演劇で、それを“食う”のがコント。

 つまり、コントは短い時間の中で一撃の笑いを起こさないといけないけれど、演劇は、一撃がなくても最後まで物語を見せられたら目的は達成できているというのかな。

いくつもの並行世界が、後半に意外な方向へと展開してゆく。

 昨日、舞台装置を模型で見せてもらったんですけど、それが面白かったんですよ。あの装置に上田さんの脚本と演出が加われば、きっと面白いものになるはずです。

Profile

しずる

左・池田一真 1984年1月17日生まれ、埼玉県出身。右・純 1981年1月14日生まれ、東京都出身。2003年結成。昨年のキングオブコントでは5位入賞を果たした。演劇ユニット、メトロンズとしても活動中。

information

『四畳半神話大系』

森見登美彦の大人気表題小説が初の舞台化。2010年のアニメ化で脚本を担当した上田誠が、今回は脚本・演出を担当する。京都の冴えない大学3回生「私」(伊野尾慧)の回顧的モノローグによって繰り広げられる、並行世界のキャンパスライフ・青春ファンタジー。

5月17日~31日 東京・新国立劇場 中劇場 原作/森見登美彦 脚本・演出/上田誠 出演/伊野尾慧、加藤史帆、大窪人衛、田中偉登、菊池日菜子、池田一真(しずる)、純(しずる)、剛力彩芽ほか 全席指定1万1800円 キョードーインフォメーション TEL. 0570-200-888 大阪公演もあり。

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写真・土佐麻理子 インタビュー、文・望月リサ

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No.2495掲載

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