シーズン2は“切なさ&ラブ強め”。今回もまた、縛られます(笑)。
「テレ東さんの中でも、“来世ちゃん現象”といわれるほど反響があったと聞いて、素直に嬉しかったですね。主人公にセフレが5人いるとか、このドラマは内容的に少し過激なところもあるのですが、『女の子が見ても楽しめる作品にしたい』と私は最初から思っていたので、特に20~30代の女性に多く見ていただけたことに感激しました」
続編の製作にあたり、レギュラーキャストの続投も決定。内田さん演じる大森桃江をはじめ、BLオタク、魔性のタラシ、処女厨、風俗ガチ恋など…それぞれ性をこじらせたアクの強いキャラクターたちがCG制作会社「スタジオデルタ」に再び集う。
「撮影初日はみんなけっこう緊張していましたね。私も『上手く演じられるかな…』ってドキドキしたんですが、スタジオデルタのセットの中に入って、梅ちゃん役の太田莉菜さんがめっちゃクールに突っ込んでいるところとか、松田役の小関裕太君がスーパーハッピーなスマイルしているところを見たら、『ああ、懐かしい!』って。それで、自然と桃江に戻れていました。半日くらい経った頃には、みんな実家みたいに寛いでましたね(笑)」
ちなみに、内田さんのいちばんの“推し”キャラクターは?
「桃江の5人いるセフレの中でも、大本命とされているA君です。とにかくイケメンでドSのキャラクターなのですが、現場でもA君が登場するだけで、『Aサマ~!』ってスタッフさんと一緒に異様に盛り上がっていました(笑)」
前作の第1話では、桃江がA君に縄で縛られながらオムライスを食べる(!)という衝撃シーンがネットをザワつかせたほど。今回も、A君と桃江のマニアックなプレイが見られるのでしょうか?
「前作のあのシーンで緊縛の指導に来てくださった先生に、実は今回もお世話になっています。なので、A君ファンはぜひご期待ください(笑)。それから、シーズン2ではA君の本命彼女が初めて登場したり、桃江をめぐる松田とのバチバチの三角バトルも勃発します。前作の“ほっこりエロラブコメディ”という雰囲気は残しつつ、2では“切なさ&ラブ強め”でお届けするのでお楽しみに!」
イマドキ男女の性にまつわるさまざまな問題を、テンポのいいユーモアを交えて描く今作。タイトル通り、どんな悩みも最後には全肯定してもらえるような安心感も魅力の一つだ。
「性のことって普段は人に言えないと思うけれど、このドラマは人それぞれの違いを認めつつ、『そんなに自分を変える必要はないんじゃない』って背中を押してくれるような物語だと思います。『こんな人たちもいるし…ま、いっか!』って前向きになってもらえたら嬉しいです」
『来世ではちゃんとします2』 原作は、『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の同名漫画。シーズン2では、主人公の“性依存系女子”こと大森桃江(内田さん)をはじめ、「スタジオデルタ」メンバーのさらなるこじらせっぷりを描く。8月11日(水)24:40~、テレビ東京系にて放送スタート。 ©「来世ではちゃんとします2」製作委員会
うちだ・りお 1991年9月27日生まれ。東京都出身。写真集『PEACH GIRL』(主婦と生活社)が発売中。7/11~8/3にはBunkamuraシアターコクーンにて上演される舞台『物語なき、この世界。』に出演予定。
※『anan』2021年7月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・ゴトウカナエ ヘア&メイク・Midori インタビュー、文・瀬尾麻美
(by anan編集部)