箱根駅伝“4強対決”の本命は!? 注目選手5人をチェック

エンタメ
2021.01.01
もうすぐ「箱根駅伝」がやってくる。コロナ禍で沈んだ空気を学生ランナーたちが熱くしてくれそうだ。

“4強対決”が有力? 正月の青春ドラマは見どころ満載。

11月の全日本大学駅伝は1~7区まで順天堂、城西、早稲田、東海、青山学院が首位を奪う大激戦になった。最終8区では青山学院、東海、駒澤がトップ集団を形成すると、最後は駒澤・田澤廉が強烈なスパートを披露。“平成の常勝軍団”と呼ばれたチームを6年ぶりの日本一に導いた。

今大会は全日本でトップ3に入った駒澤、東海、明治。それから前回王者・青山学院の“4強対決”が予想されている。駒澤は2年生エース・田澤が軸で1年生にも好選手が多い。東海は名取燎太、塩澤稀夕、西田壮志の4年生トリオが中心のチーム。明治はトラック1万mのタイムがナンバー1だ。青山学院は選手層が厚く、箱根に合わせるピーキングも抜群。全日本は4位に終わったが、箱根では“本命”になりそうだ。

そして4強を追いかけるのが、中谷雄飛と太田直希の3年生コンビが勢いに乗る早稲田と、今季復活を印象づけているエース西山和弥と“山の神”に最も近いといわれる宮下隼人を擁する東洋。他にも、前回4位の帝京が今回もしぶといチームを作ってきているし、箱根駅伝予選会を史上最速タイムで勝ち上がった順天堂、名門復活の予感が漂っている中央も上位進出の期待が大きい。

加えて今回は、楽しみなスーパールーキーが多い。特に注目したいのが、予選会で日本人トップを奪った順天堂・三浦龍司と、12月4日の日本選手権5000mで3位に食い込んだ中央・吉居大和だ。2024年パリ五輪候補たちの若いパワーを感じられる大会になるだろう。

ナイキ厚底シューズの影響もあり、近年は高速化が顕著になっている。前回大会は7区間、今年の全日本も4区間で区間記録が塗り替えられた。今大会も「区間新!」のアナウンスを何度も聞くことができるはず!

優勝争いだけでなく、10位までに与えられる“シード権争い”も壮絶だ。10区間217・1kmの青春ドラマはどこにヒーローがいるかわからない。正月の箱根路を走る学生ランナーたちのキラキラ輝く姿を見て、清々しい気持ちで新年を迎えよう。

この選手の走りに注目!

左・田澤 廉(駒澤大学2年)、右・名取燎太(東海大学4年)

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11月の全日本大学駅伝で熾烈なアンカー決戦を繰り広げたふたり。箱根では花の2区での再戦が有力視されている。全日本は田澤がラスト勝負を制したが、名取のリベンジなるか。

神林勇太(青山学院大学4年)

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前回9区区間賞のアオガク主将。ビールメーカーに入社予定で箱根がラストランになる。

宮下隼人(東洋大学3年)

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前回5区で区間記録を更新して区間賞を獲得。“山の神”と呼ばれるほどの大活躍ができるか。

三浦龍司(順天堂大学1年)

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3000m障害とハーフマラソンのU20日本記録保持者。東京五輪を狙える期待の星だ。

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走は、令和3年1月2~3日に開催される。東京・大手町を朝8時00分にスタートして、箱根町・芦ノ湖を折り返すコースで実施。日本テレビ系列で全国にライブ中継される。

※『anan』2020年12月30日-2021年1月6日合併号より。写真・アフロ 文・サカイマサト

(by anan編集部)

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