二礼二拍手一礼、感謝2割、愛情8割! 神社での正しい祈り方をおさらい

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2019.10.06
神社参りは、運を引き寄せるための手段のひとつ。しかし、やみくもにお参りしても願いは叶わない。そこで神社参りの先生が正しい作法を紹介してくれました。

参拝の流れ、祈り方を学び、清らかな心でお参りを。

「開運や運気を上げるには、祈り方がカギ」だと、神社参りのトリセツとして話題を呼んでいる『祈り方が9割 願いが叶う神社参り入門』の著者・北川達也さん。北川さんは、ソフトウェア開発の会社経営者でありつつ、神職資格を取得し、講師としても活躍している。

「大前提として、神社は清浄にして神様を待つ場所です。だからこそ神社には、清潔でなるべくきちんとした身なりで訪れましょう。そして正しい参拝の流れを覚え、境内で穢れを落とし、心身を浄化してからお参りすること。そして一番大切なのが、祈り方。願いが叶う人は、感謝2割、愛情8割で祈ります」

それではさっそく、具体的な祈り方を解説!

祈りの作法

祈り方が9割と北川さんが言うように、ここでの作法が最も重要なポイント。しっかり覚えておこう。

1、二礼二拍手一礼

賽銭を入れてから、祈りの基本フォーム「二礼二拍手一礼」でお参り。「神様に感謝の気持ちを表すための作法です。礼は「拝」ともいわれ、お辞儀の中でも神様を最高に敬う心の表現とされています。だからしっかりとお辞儀し、願いを叶えるために、手と手を胸の前で合わせて祈ることが大切です」

二礼

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上体を90度前方に3秒間倒し、2回お辞儀する

二拍手

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両方の手のひらを一度合わせてから2回打ち鳴らす

祈る

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目をつぶり、胸の前で両手をきちんと合わせる

一礼

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上体を90度前方に3秒間倒し、1回お辞儀する

2、感謝を伝える

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祈りは、神様への感謝から始めること。「使い慣れた言葉で結構ですので、心を込めて感謝を伝えましょう。願いが叶ったなど、具体的に感謝したいことがある場合は、その出来事が起きた年月日、人や物の名前、地名などを感謝の言葉の中に入れてください。そうすると神様に対する祈りも深まります」

たとえば…「本日は無事にお参りさせていただき、ありがとうございます」「仕事がうまくいっているのは、神様のおかげです」

3、愛情の祈りを捧げる

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愛情の祈りとは、自分のことを願う「不浄な願い」ではなく、みんなのことを願う「清浄な願い」のこと。「叶えたい願いがある場合も、清浄な願いに変換して祈りましょう。それが身につくといつの間にかみんなのことを思いやる愛情へ変わり、結果的に自分にいいことがはね返ってくるようになります」

たとえば…「私に彼氏ができて、私の両親が喜びますように」「今の仕事がうまくいき、会社に貢献できますように」

北川達也さん ソフトウェア開発の会社を経営する傍ら、40歳で國學院大學神道文化学部に通い、卒業。神社本庁から神職としての学識が認められ、神職養成機関で取得できる最高階位である「明階」を授与される。

※『anan』2019年10月9日号より。イラスト・松尾ミユキ 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)

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