SFを題材にした作品が大好物という野崎萌香さんに、その魅力と楽しみ方を伝授してもらいました。アンアン読者におすすめの入門作品も、SF的な見どころと一緒に教えてくれます。ぜひ、チェックを!
SF映画の世界は広くて深い。余韻まで楽しんで。
映画好きで、特にSF作品をよく観ているという野崎萌香さん。
「ひとくちにSFといっても、作品によって描かれているものは、まったく違いますよね。エイリアンが出てくるようなものもあれば、恋愛ストーリーをメインにしていたり、“こういう世界になるのかもしれない”と思わせる、現実と繋がっている世界を見せてくれる作品までとさまざま。SFレベルも、宇宙空間を舞台にしている作品と、現実の世界にエッセンスを少しだけ入れたものとでは全然違います。実は、すごく広くて、深い世界なんですよ」
楽しみ方や、作品を通じて感じとるものも、たくさんある。
「非現実的で美しい映像に感動することもあれば、考えさせられる作品に出合い、“宇宙における人間ってなんだろう”“未来はどうなるの?”と、自問自答を繰り返してしまうことも。観ている最中はもちろん、余韻まで味わえるところも、魅力のひとつですよね」
SFビギナーにもおすすめの1本をご紹介します。
何度も観たくなっちゃう、良質な逆回転ラブストーリー!
『エターナル・サンシャイン』
「大好きなミシェル・ゴンドリー監督の、ユニークなアイデアがあふれた、手作り感あるSFの世界が素敵。ジョエルが記憶に逃げ込み、子どもの大きさになる場面では、遠近法が逆になったセットを組み、時間軸が移ったことを表現していて面白いです。色のセンスが抜群で、観るうちに、彼の頭の中にトリップしている感じが味わえる。物語は逆回転で進みますが、気持ちよくなる終わり方で、何度も観たくなる良質なラブストーリーです」
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